RobotJS

UiPath の Robot JavaScript SDK (Robot JS) を使用すると、UiPath のオートメーション機能を JavaScript アプリケーション内に組み込むことができます。Robot JS は、JavaScript ベースのアプリケーションと UiPath Robot 間の通信のブリッジとして機能する一連の JavaScript ライブラリを提供します。

この SDK は、プロセスを JavaScript アプリケーションから直接作成、監視、管理するための機能を拡張します。

前提条件

RobotJS を使用するには、以下が必要です。

• マシンに Studio と Robot をインストールする (バージョン 2019.10 以降)

• プロセスを実行するマシンに Robot JavaScript アドオンをインストールする

• ロボットを Orchestrator インスタンスに接続する

Windows OS 用の RobotJS

Windows Server 2012 R2、Windows 8 および 8.1 で RobotJS アドオンを使用するには、以下が必要です。

• RobotJS バージョン 1.2.5 以降

• Robot バージョン 2021.4.4 以降

macOS 用の RobotJS

macOS ARMv8 および AMD64 で RobotJS アドオンを使用するには、以下が必要です。

• RobotJS バージョン 1.2.7 以降

• Robot バージョン 2021.4.4 以降

機能は Windows 用の RobotJS と似ていますが、いくつかの例外があります。

• Safari ブラウザーはサポートしていません。

• スタンドアロン バージョンは提供されていません。

• クロスプラットフォーム オートメーションのみを実行します。

Robot JavaScript SDK を取得する

Studio バージョン 2020.4+ では、既定で Robot JavaScript SDK が提供されます。Apache 2.0 に従ってライセンスされており、次のソースを使用してダウンロードおよびインストールできます。

ソース	コマンド
NPM: SDK は、TypeScript のバインディングを持つ NPM パッケージとして利用できます。このパッケージをプロジェクトに含めるには、プロジェクト ディレクトリのルートで以下のコマンドを実行します。	npm install --save @uipath/robot
CDN: SDK を含めるには、</body> タグを閉じる前にこのコマンドを追加します。	<script href="https//download.uipath.com/js/1.3.2/UiPathRobot.js"/>
直接ダウンロード: Robot Javascript SDK の最小化バージョンを .js パッケージで取得します。	https://download.uipath.com/js/1.3.2/UiPathRobot.js

ドキュメント

『Developer Guide』(英語) と『User Guide』(英語) は、SDK と Robot 用 JavaScript アドオンの概要を網羅したドキュメントで、使用方法、前提条件、ロボットが有効化されたアプリケーションの初期作成について詳しく説明しています。

.NET でコマンドを使用して、Robot JavaScript SDK の機能を開発することもできます。

仕様

• Robot Javascript SDK で使用されるモデルとメソッドに関する詳細情報を提供する、完全なドキュメントです。
• 「Sample」(英語) には、ボイラープレートと Office アプリケーション用にあらかじめ構築されたサンプルが掲載されています。これらのサンプルは、お使いのカスタム アプリケーションに簡単に統合できます。

機能のデモ

UiPath では、Robot JavaScript SDK を使用した実践的なデモを開発しました。このデモでは、既存のロボットに安全に接続し、UiPath Assistant からプロセスを取得して表示します。このデモを確認するには、[LIST PROCESSES] をクリックして [Robot JS Demo] ページへのアクセスを承認します。