リリース ノート
最新
  • プラットフォーム
  • 製品のリリース ノート
バナーの背景画像
リリース ノート
最終更新日 2024年4月22日

2023 年 4 月

v2023.4 エンタープライズ リリース

公開日: 2023 年 4 月 27 日

今年最初の LTS リリースである、v2023.4 が公開されました。加えて、このドキュメント Web サイトのデザインも一新されていますので、ぜひご覧ください。

今回のリリースでも、さまざまな新機能や改良が追加されています。詳しくは、下記をご覧ください。

Orchestrator では、専用のポータルから直接タグを管理できるようになったり、オートメーションのジョブのビデオ記録を作成したりできるようになりました。また、今回のリリースからクラシック フォルダーの利用が制限されています。Automation Suite にデプロイされた Orchestrator では、無人ジョブのライブ ストリーミングとリモート制御が利用できます。Data Service では、エンティティの詳細検索機能が利用できるようになりました。Insights と Automation Hub は連携できるようになり、Apps では SQL Server の機能を活用できるようになりました。

Studio では、ライブ ストリーミング機能によってデバッグがより進化しました。また、すべてのオフィシャル パッケージのアクティビティを検索したり、アクティビティの出力から変数を自動的に生成して作業を効率化したりできるようになりました。さらに、すべてのアクティビティでは [プロパティ] パネルが利用可能になり、データ マネージャーではアプリケーションや URL の追跡機能などのさまざまな改良が行われました。ほとんどの機能は StudioX プロファイルでも利用可能です。

Assistant では、共有フォルダーのオートメーションを共有できるようになりました。また、[実行中] タブでオートメーションの進行状況を確認できるようになりました。さらに、近い将来追加される Excel アドインでは、Assistant が人間の実際の操作に近い動きをするようになります。ロボットにもいくつかのバグ修正や更新が加えられました。複数のロボットが 1 台のマシン上で同じ共有フォルダーを使用できるようになりました。また、事前読み込み済みの Executor を使用することで、オートメーションの起動時間を短縮できるようになりました。

新しくなったフォーム吹き出しトリガーグローバル変数を活用して、トリガーベースの有人オートメーションを作成できるようになりました。これはコンタクト センターのシナリオ、フィードバック プロセス、アラートなどで役立ちます。このソリューションを利用する方法について詳しくは、専用のチュートリアルをご覧ください。

新着情報

トリガー ベースの有人オートメーション

Studio に、トリガーベースの有人オートメーション ソリューションを追加しました。これにより、さまざまなアプリケーションまたはユーザー イベントのトリガーを使用して、応答性の高いオートメーションを構築できるようになりました。このソリューションを使用することで、パフォーマンスを向上させ、複数のシナリオを同時に自動化して実行できます。

フォーム吹き出しトリガーグローバル変数を使用することで、コンタクト センターのシナリオ、フィードバック フォーム、デジタル アダプション プラットフォームなどを含む、一般的なユース ケースで幅広く自動化を行うことができます。

上記の機能を活用する方法について詳しくは、トリガーベースの有人オートメーションの「概要」をご覧ください。

Excel アドイン

v2023.4 からは、Microsoft Excel から UiPath Assistant にアクセスできるようになりました。UiPath Assistant for Excel アドインを使用すると、アプリケーション間を移動することなく、Excel から直接オートメーションを利用できます。

ライブ ストリーミング、リモート制御、ジョブの記録

ライブ ストリーミング機能とリモート制御機能を追加しました。これは、ジョブの実行をリモートでデバッグするために必要な機能が一か所にまとめられたソリューションです。これによって無人ジョブを実行中に監視したり、問題が発生してデバッグが必要な場合に、実行をリモート制御して修正を試みたりすることが可能になりました。さらに、ビデオ記録機能を追加し、ジョブのトラブルシューティングをこれまで以上に効率的に行えるようにしました。この機能は、すべての無人実行でプロセス レベルで利用できます (現在はプレビュー版としてのみ利用可能)。

事前読み込み済みの Executor

プロセスの起動時のパフォーマンスが向上しました。Robot を起動するたびに、既定で追加の Executor が自動的に起動されます。Robot Executor について詳しくは、こちらをご覧ください。

ロボット間でのパッケージ フォルダーの共有

複数のユーザー モードのロボットが、同じマシン上でパッケージ ファイルを共有できるようになりました。これは、マシンの環境変数 NUGET_SCRATCH を使用して設定でき、一時フォルダーのパスが値として設定されます。この機能について詳しくは、こちらのドキュメントをご覧ください。

Assistant の [実行中] タブとオートメーションの共有

UiPath Assistant では、インターフェイスやユーザー エクスペリエンスが改良されました。具体的には、アクセシビリティに関する改良や、[ヘルプ] セクションの更新が行われています。また、オートメーションを開始した際に、進行状況を [実行中] タブで確認できるようになりました。さらに、ステータス メッセージにタイムスタンプが追加され、特定のアクションが完了した時刻を確認できるようになりました。このメッセージは、[ステータスを報告] アクティビティを使用して設定できます。

Studio および StudioX でのアクティビティ管理方法の改良

パッケージを事前にインストールしなくても、利用可能なすべてのパッケージから、クロスプラットフォーム プロジェクトに適したアクティビティを検索できるようになりました。また Studio では、アクティビティの出力ごとに変数が自動的に作成されるようになりました。変数は、ワークフロー全体の他のアクティビティ内で使用できます。さらに、デザインが新しくなった [プロパティ] パネルでは、アクティビティの詳細なプロパティを設定することができます。

Studio および StudioX でのアプリケーションと URL の追跡

Studio や StudioX では、オートメーションで対象とされている外部アプリケーションや URL を追跡できるようになりました。これにより、オートメーション ワークフローに関する詳細な情報が入手できます。この情報は、Windows プロジェクトおよびクロスプラットフォーム プロジェクトに対応しており、プロジェクトのパブリッシュ後に、OrchestratorInsightsAutomation Hub で利用可能です。アプリを追跡するには、アクティビティ パッケージの最新バージョンをインストールする必要があります。

Insights のクロステナントのレポート作成機能

クロステナントのレポート作成機能を追加しました。お使いの UiPath デプロイ環境の同一リージョンにある複数のテナントをまたいでメトリックを測定できます。組織管理者には、新しく [組織] タブが表示されます。このタブでは、同一リージョン内の特定のテナントをまたいで作成されたダッシュボードを表示したり、そのデータをフィルター処理したりできます。

詳しくは、「クロステナントのレポート作成機能」を参照してください。

Automation Suite のアクティブ/パッシブなデプロイ

今回のリリースでは、アクティブ/パッシブ構成の Disaster Recoveryの一般提供が開始されました。ノード、データ センター全体、さらにはリージョン単位で完全な障害が発生しても耐えられるよう、Automation Suite を構成できるようになりました。

FIPS 140-2 が有効化されたマシン上の Automation Suite

FIPS 140-2 (Federal Information Processing Standard) が有効化されたマシンに Automation Suite をインストールできるようになりました。また、スイートが既にインストールされているマシンでこの FIPS を有効化することもできます。

外部の Docker レジストリ

オフラインのセットアップで Automation Suite を構成する際に、お使いの外部 Docker またはその他の OCI 準拠のレジストリを使用できるようになりました。これは、既定のインストール時に Automation Suite の対話型インストーラーを使用して行うか、高度なインストールの一部として実行できます。

Document Understanding の新しい言語のサポート

Document Understanding の対応言語が追加されました。中国語、日本語、韓国語のサポートが追加されたほか、右から左に読む各種言語もサポートされるようになりました。また、UiPath Document OCR はラテン語ベースの東ヨーロッパ言語に対応し、フランス語とドイツ語の手書き文字認識のサポートも開始しました。

Computer Vision を統合ターゲットに追加

Computer Vision が、統合ターゲットの新しいターゲット メソッドとして加わりました。Computer Vision は、AI を使った画像ベースの重要なターゲット技術です。アプリケーションに対して信頼性の高い自動化を行うことができる唯一の技術となる場合もあるため、他のターゲット メソッドに対する強力なフォールバックとして利用できます。Computer Vision をアトミックに利用することで、ドライバーがドリルダウンできない特定の領域/UI 要素を自動化できます。また、Computer Vision でしか自動化できない VDI オートメーションに使用することもできます。ユースケースはこの他にもさまざまです。

UI Automation の SAP WebGUI のサポート

SAP WebGUI に対して、ハードウェア イベントを使用した信頼性のある自動化がサポートされました。要素の正確な識別が可能になり、プレフィックスが sapweb-ls (LightSpeed コントロールの場合) や sapweb- (SAP Scripting コントロールの場合) の属性が安定しました。また、ハードウェア イベントを使用した UI Automation アクティビティ ([クリック]、[文字を入力]、[項目を選択] など) の信頼性が向上しました。今回のリリースでは、SAP のボタン (アイコン、プッシュ ボタン、ラジオ ボタン)、SAP の入力フィールド、SAP のドロップダウン リスト、SAP のチェックボックスの要素に対して、専用のサポートを追加しました。

今後削除される機能

クラシック フォルダーの制限

2021 年 10 月、UiPath はクラシック フォルダーの非推奨化を発表しました。

2022 年 4 月にはクラシック フォルダーの削除を発表しています。

2022 年 10 月には、既存の構造と階層を維持しながら、クラシック フォルダー オブジェクトのモダン フォルダーへの移行を支援するウィザードの提供を開始しました。

今回のリリースでは、クラシック フォルダーでのジョブの実行を無効化し、その他にもいくつかの変更を加えました。このためサービスを中断されないようにするには、クラシック フォルダーをモダン フォルダーに移行することがこれまで以上に重要となります。

非推奨化のタイムライン

非推奨化および削除される機能に関する最新情報については、非推奨化のタイムラインを定期的に確認することをお勧めします。

アクティビティ パッケージのバージョン

以下のバージョンのアクティビティ パッケージが .msi インストーラーに含まれており、ローカル フィードから確認できます。

アクティビティ パッケージバージョン
UiPath.UIAutomation.Activities1v23.4.4
UiPath.System.Activities1v23.4.2
UiPath.Excel.Activities1v2.20.1
UiPath.Mail.Activities1v1.18.2
UiPath.Word.Activities1v1.16.0
UiPath.ComplexScenarios.Activities1v1.4.0
UiPath.Presentations.Activities1v1.11.0
UiPath.Testing.Activities1v23.4.0
UiPath.WebAPI.Activities1v1.16.2
UiPath.MobileAutomation.Activities2v23.4.3
UiPath.Persistence.Activities2v1.4.1
UiPath.PDF.Activities2v3.14.0
UiPath.Terminal.Activities2v2.5.0
UiPath.Form.Activities1v2.0.2
UiPath.Callouts.Activities1v23.4.3
1 Studio と Orchestrator の両方のインストーラーでパッケージ化されています。
2 Orchestrator のインストーラーでのみパッケージ化されています。

Orchestrator スタンドアロンの修正プログラム

このリリースには、スタンドアロンの Orhestrator v2022.10 のパッチが含まれています。詳しくは、Orchestrator のリリース ノートをご覧ください。

Automation Suite の Automation Ops の修正プログラム

このリリースには、Automation Suite の Automation Ops v2022.10 および v2022.4 のパッチが含まれています。

Automation Ops v2022.10 のパッチ

v2022.10.6 のパッチでは、Automation Suite の Automation Ops に対する修正プログラムを追加しました。詳しくは、Automation Ops のリリース ノートをご覧ください。

Automation Ops v2022.4 のパッチ

v2022.4.6 のパッチでは、Automation Suite の Automation Ops に対する修正プログラムを追加しました。詳しくは、Automation Ops のリリース ノートをご覧ください。

2023 年 4 月の累積的な更新

2023 年 4 月の累積的な更新プログラムでは、v2021.10、v2022.4、v2022.10 のパッチを公開します。

2022.10 パッチ

新着情報

このパッチでは、一部の製品に関するバグ修正と改善を数点行いました。

製品別のリリース ノート

UiPath ファミリーの各製品の変更点について詳しくは、以下のリンクから確認できます。

アクティビティ パッケージのバージョン

以下のバージョンのアクティビティ パッケージが .msi インストーラーに含まれており、ローカル フィードから確認できます。

アクティビティ パッケージ

バージョン

UiPath.UIAutomation.Activities1
UiPath.System.Activities1
UiPath.Excel.Activities1
UiPath.Mail.Activities1
UiPath.Word.Activities1
UiPath.ComplexScenarios.Activities1
UiPath.Presentations.Activities1
UiPath.Testing.Activities1
UiPath.WebAPI.Activities1
UiPath.MobileAutomation.Activities2
UiPath.Persistence.Activities2
UiPath.PDF.Activities2
UiPath.Terminal.Activities2
UiPath.Form.Activities2
1 Studio と Orchestrator の両方のインストーラーでパッケージ化されています。
2 Orchestrator のインストーラーでパッケージ化されています。

2022.4 パッチ

新着情報

このパッチでは、一部の製品に関するバグ修正と改善を数点行いました。

製品別のリリース ノート

UiPath ファミリーの各製品の変更点について詳しくは、以下のリンクから確認できます。

アクティビティ パッケージのバージョン

以下のバージョンのアクティビティ パッケージが .msi インストーラーに含まれており、ローカル フィードから確認できます。

アクティビティ パッケージ

バージョン

UiPath.UIAutomation.Activities

UiPath.System.Activities

UiPath.Web.Activities

UiPath.Excel.Activities

UiPath.Mail.Activities

UiPath.Word.Activities

UiPath.ComplexScenarios.Activities

UiPath.Presentation.Activities

UiPath.Testing.Activities

UiPath.MobileAutomation.Activities

UiPath.Persistence.Activities

UiPath.PDF.Activities

UiPath.Terminal.Activities

UiPath.Form.Activities

2021.10 パッチ

新着情報

今回のパッチでは、一部の製品に関するバグ修正、改良、アクセシビリティの改良を数点行いました。

製品別のリリース ノート

UiPath ファミリーの各製品の変更点について詳しくは、以下のリンクから確認できます。

ハイパーリンクが設定されていない製品は、今回のパッチでは更新されていません。

アクティビティ パッケージのバージョン

以下のバージョンのアクティビティ パッケージが .MSI インストーラーに含まれており、ローカル フィードから確認できます。

アクティビティ パッケージ

バージョン

UiPath.UIAutomation.Activities

UiPath.System.Activities

UiPath.Mail.Activities

UiPath.Excel.Activities

UiPath.Testing.Activities

UiPath.MobileAutomation.Activities

UiPath.Word.Activities

UiPath.ComplexScenarios.Activities

UiPath.PDF.Activities

UiPath.Terminal.Activities

UiPath.Web.Activities

UiPath.Persistence.Activities

UiPath.IntelligentOCR.Activities

UiPath.Form.Activities

Was this page helpful?

サポートを受ける
RPA について学ぶ - オートメーション コース
UiPath コミュニティ フォーラム
UiPath ロゴ (白)
信頼とセキュリティ
© 2005-2024 UiPath. All rights reserved.