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Robot 管理ガイド
UiPath Robot は、サービス モードとユーザー モードの 2 つのモードで動作します。
サービス モードは無人オートメーション向けに設計されており、画面がロックされている場合やユーザーがログインしていない場合でも動作できます。
一方、ユーザー モードは、人間の介入が必要な有人オートメーションのシナリオで使用されます。有人オートメーションはシステム トレイから実行され、その機能は現在ログインしているユーザーが利用可能なリソースに応じて異なります。
次の表で、推奨する Orchestrator の接続方法を、Robot の操作モードに基づいて説明します。
ロボットのインストールの種類 |
Robot の操作モード |
Orchestrator への接続方法 |
---|---|---|
Attended |
ユーザー モード |
対話型サインイン |
Unattended |
サービス モード |
クライアント資格情報 |
Studio (開発用) | ユーザー モード |
対話型サインイン |
サービス モードでは、Robot は Windows サービスとして実行されるため、システムの起動時に自動的に起動します。Robot はシステム全体に対するアクセス権を持つので、システムにログインしているユーザーがいなくても単独でタスクを完了できます。
UiPath.Service.Host.exe
が、ジョブの実行に関連するすべての処理をバックグラウンドで扱うサービスとして使用されます。
ユーザー モードでは、Robot はユーザーがログインしてオートメーションを手動で起動した後でのみ起動します。Robot はログインしているユーザーと同じアクセス権を持ちます。タスクを実行するにはユーザー インターフェイスが必要です。アクティブなユーザー セッションがない場合、Robot はプロセスを実行できません。
UiPath.Service.UserHost.exe
が、ジョブの実行に関連するすべての処理を扱うサービスとして使用されます。
ユーザー モードの Robot では、対話型サインイン、または Assistant の [サービス URL] オプションが既定の認証オプションです。ユーザー資格情報を入力して Assistant にサインインします。Azure Active Directory で SSO を使用するよう設定されている環境では、Robot のインストール時にアカウントへの自動認証を有効化できます ([自動的にサインイン] オプション)。
サービス モードの Robot は、対話型サインインを使用して無人セッションのトラブルシューティングを行うことができます。最初にユーザー セッションでマシンにログオンし、[サービス URL] で Assistant に対して認証してプロセスにアクセスします。
以下の表は、サービス モードとユーザー モードの主な相違点についてまとめたものです。
Robot の機能 |
サービス モード |
ユーザー モード |
---|---|---|
システムの起動 | システムの起動時に自動的に起動します。 | Assistant の起動時に起動します。 |
ユーザー セッション | 特定のユーザーから独立して動作します。 | アクティブなユーザー セッション下で動作します。 |
アクセス権 | システム全体に対するアクセス権を持ちます。 | ログインしているユーザーと同じアクセス権を持ちます。 |
実行要件 | ログインしているユーザーがいない場合でもタスクを実行します。 | タスクを実行するにはユーザー インターフェイスとアクティブなユーザー セッションが必要です。 |
実行リソース | より複雑なタスクを実行できるため、より多くの計算リソースが必要です。 | 必要な計算リソースは少なくなります。 |
オートメーションの種類 | 無人オートメーションのシナリオに適しています。 | 有人オートメーションのシナリオに適しています。 |
スケーリング | 多くの場合、オートメーションの大規模なデプロイで使用されます。 | 一般的に個人のデプロイや小規模なデプロイで使用されます。 |
管理サービス | UiPath.Service.Host.exe | UiPath.Service.UserHost.exe |
表示 | 動作中はほとんど非表示です。 | システム トレイに表示され、そこから管理できます。 |
セキュリティで保護された XAML (*) |
XAML ファイルのセキュリティ保護をサポートします。 |
XAML ファイルの保護がサポートされていないため、ユーザーは管理者権限なしでこれらのファイルにアクセスできます。 |
更新プロセス中にユーザー モードとサービス モードを切り替えることができます。
ADDLOCAL
コマンドに RegisterService
パラメーターが追加されていることを確認します。
ADDLOCAL
コマンドから RegisterService
パラメーターが削除されていることを確認します。
%localappdata%
の設定が破損します。