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Orchestrator ユーザー ガイド
イベント トリガー
イベント トリガーはオートメーションの起点に相当し、Outlook の受信トレイに新しいメールが届くなど、外部イベントの発生に基づいて実行されます。トリガーの設定で利用可能なイベント、フィルター、コネクションが Integration Service に表示されます。
イベント トリガーは、Integration Service 内、または設計時に Studio 内で作成できます。
詳しくは、Integration Service のトリガーについての説明をご覧ください。
イベント トリガーは以下で構成されます。
-
コネクタ - UiPath システムで連携している外部アプリケーションです (例: Microsoft Outlook 365)。
-
コネクション - コネクタの認証済みユーザー インスタンスです (例: John.Smith@outlook.com)。
-
トリガー アクティビティ - オートメーションを開始するアクティビティです (例: [新しいメールの受信時])。
-
アクティビティ フィルター - トリガーの実行に特異性を加えるために使用するフィルターです (例: John Smith の受信トレイ フォルダー「Paychecks」)。
注: 使用できるフィルター値は、選択したコネクションによって異なります。
イベント トリガーを作成または編集するには、次の権限が必要です。
アクセス許可 |
権限セット |
説明 |
---|---|---|
表示 | コネクション | イベント トリガーに対して設定できるコネクションのリストを表示できます。
ユーザーが、コネクションが存在するフォルダーに割り当てられている必要もあります。 |
表示 | リソースの上書き | ワークフローで元々使用されていたコネクションではなく、必要なコネクションを使用できます。
ユーザーの場合、管理者が設定した内容を確認できます。 |
編集 | リソースの上書き | 特定のユーザーのコネクション設定を編集できます。
管理者の場合、特定のユーザーの特定のコネクションを設定できます。 |
作成 | リソースの上書き | 特定のユーザーのコネクションを設定できます。
たとえば、あるプロセス用のカスタム ユーザー設定を作成したり、ユーザー イベント トリガーを管理したりできます。 |
削除する | リソースの上書き | ユーザー固有のイベント トリガー設定を削除できます。 |
イベント トリガーは、RPA 開発者が Studio での設計時に Integration Service のトリガー アクティビティ (UiPath.MicrosoftOffice365.Activities の [新しいメールの受信時] など) を使用して作成することもできます。
Orchestrator では、これらの種類のトリガーはパッケージ要件として識別されるので、Orchestrator にこれらのトリガーを追加する場合、[パッケージ要件] ページから追加する方法しかありません。
設計時に設定した構成はすべて Orchestrator に反映され、変更できません。
例: Outlook のフォルダー「Paychecks」に届いた添付ファイルを自動的に Google ドライブのフォルダー「2023」にアップロードするオートメーションがあるとします。この場合、次のようになります。
-
Microsoft Outlook 365 コネクションは、Outlook アカウントとメールの受信者です。
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イベント トリガー アクティビティは、受信トレイに届くメールです。
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イベント トリガーに適用されるフィルターは、受信トレイの「Paychecks」フォルダーです。
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「Paychecks」フォルダー内の新しい添付ファイルをすべてダウンロードするアクティビティは、メールの受信に使用した Microsoft Outlook 365 コネクションと同じコネクションに対して動作します。上書きできるフィルターがないため、Orchestrator にこのアクティビティ ([メールの添付ファイルをダウンロード]) は表示されません。このため、RPA 開発者が設定したフィルターが最終的に使用されます。
-
Google ドライブ コネクションは、Google アカウントおよびアップロードされる添付ファイルの受信者です。
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アップロード アクティビティに適用されているフィルターは、Google ドライブの「2023」フォルダーです。