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Orchestrator ユーザー ガイド

Automation CloudAutomation Cloud Public SectorAutomation SuiteStandalone
最終更新日時 2024年11月25日

ライセンス

一元化された場所からライセンスを簡単に参照できるように、Orchestrator の [ライセンス] ページではロボットのライセンスも確認できます。

ロボットの使用状況

ライセンスの使用効率を最大限に高める余地があるかどうかを評価したい場合は、[ライセンス] ページの [ロボットの使用状況] セクションでライセンス履歴データを調べることができます。ここでは、並行して使用されているライセンスの最大数をロボットの種類別に確認できます。ロボットの種類ごとにフィルターして非表示にしたり、必要に応じて時間間隔を調整したりすることができます。

グラフに反映されるのは、使用済みライセンス (ロボットが実行したジョブ) のみであり、ここにロボットの使用状況に関する情報が表示されるまでに 1 日ほどかかりますのでご留意ください。ライセンスを更新または削除しても、データは保持されここに表示されます。



ライセンスの権限

ライセンス関連のさまざまな操作を実行するには、いくつかの権限が必要となります。

  • ライセンスの編集または作成権限 - ライセンスをアップロードできます。
  • ライセンスの表示権限 - [ライセンス] ページの [詳細を確認] ボタンが有効化され、対応するページで、ライセンス済みのロボットの詳細情報を参照できます。ロボットの表示権限がない場合は、これらのページの [ロボットを表示] ボタンは有効化されませんのでご注意ください。
  • ライセンスの削除権限 - ライセンスを削除できます。

    注: マシンに定義するロボット数はそのマシンに割り当てられているランタイム数より多くてもかまいません。

ライセンスの種類

Attended

Attended - ユーザーは、Orchestrator 内で定義されている場合に、そのユーザーが定義されているマシンの台数に関係なくライセンスを消費します。ただし、そのユーザーは一度に複数のマシンから接続することはできません。これは Active Directory ユーザーの場合のみ当てはまることです。ローカル ユーザーが存在する場合、それぞれのユーザーがカウントされ、ライセンスが消費されます。

たとえば、1 台のマシン上に 10 人のユーザーが存在しており、すべてのユーザーが Orchestrator 内で Attended として定義されている場合は、Attended ライセンスが 10 消費されます。10 台の異なるマシンで同一のユーザーが定義されている場合、消費されるライセンスは 1 です。

[Attended] ページには、Orchestrator 内でロボットとして定義されているすべてのユーザー名が表示されます。また、最後のログイン日時、ユーザーが割り当てられているマシンの台数、およびユーザーが現在接続されているかどうかも表示されます。[ロボットを表示] ボタンをクリックすると、特定のユーザー名で定義されている全ロボットのリストを表示できます。

Automation Developer

Automation Developer は、有人オートメーション向けのライセンスです。Orchestrator では、このライセンスによって Studio または StudioX を Orchestrator に接続できます。

Studio または StudioX を使用する権限は、次の 2 つの方法のいずれかで付与されます。

  1. Studio のローカル ライセンスを使用する。

    OR

  2. Studio または StudioX を Orchestrator に接続する。その場合、テナントの利用可能なライセンスが 1 つ消費されます。

    注: Automation Developer ライセンスが付与された複数のロボットが、同一の Active Directory ユーザー名を持ちながら別々のマシン上にデプロイされている場合、それらのロボットで複数のジョブを開始することはできません。その場合、指定されたジョブを実行するロボットは 1 台のみです。

Unattended または NonProduction

このライセンス モデルでは、プロセスを同時に実行できる Unattended/NonProduction ロボットの最大数をカウントします。この数は、すべてのオンラインのマシンに割り当てられるランタイム (実行スロット) の総数で指定されます。ライセンスは、すべてのマシンに分配できます。

テスト

Testing ライセンスは Unattended ライセンスと同様に機能しますが、テストを同時に実行できる Testing ロボットの最大数がカウントされます。Testing ロボットはテスト ケースに加え、非運用環境のみを目的とした RPA プロセスも実行できます。この数は、すべてのオンラインのマシンに割り当てられるランタイムの総数で指定されます。ライセンスは、すべてのマシンに分配できます。

利用可能な数以上のランタイムを割り当てることはできません。たとえば、利用可能なランタイムが 4 残っていて、既に 2 ランタイムが 1 台のマシンに割り当てられている場合、そのマシンに割り当てられるランタイムは最大 6 です。

[ライセンス] ページには、すべてのオンライン マシンで利用できるランタイムの総数が表示されます。Robot サービスが開始するとすぐに、マシンはライセンスを消費します。ライセンスがすぐに消費されるのを防ぐには、該当する [ライセンス] ページでマシンを無効化します。無効化されたマシンでは Studio も Robot も使用できないため、注意が必要です。

マシンには任意の数のランタイムを割り当てることができます。これにより、UiPath Robot サービスがそのマシン上で実行中の場合に消費される Unattended/NonProduction ライセンスの数が決定されます。マシン上で定義されたロボットの数とランタイムの数に依存関係はまったくありません。

たとえば、5 台のロボットが定義されているマシンにランタイムを 3 割り当てた場合、消費されるライセンス数は 3 です。そのマシンで 5 つのジョブを実行する場合、またはすべてのロボットをスケジュールする場合は、以下の事象が発生します。

  1. 3 つのジョブが最初の 3 台のライセンス済みロボットで実行されます。
  2. 残り 2 台のライセンスされていないロボットが保留中ステートになります。
  3. 最初の 3 台のロボットがそれぞれのライセンスを解放します。
  4. 残りの 2 台のロボットがライセンスされ、割り当てられたジョブを実行します。

マシン上に Unattended/NonProduction ロボットが 1 台のみ定義されており、そのマシンにランタイムを 30 割り当てた場合は、そのマシンがオンラインになると 30 ライセンスが消費されます。

Windows 10 のマシンで、10 件のユーザー (ロボット) を定義している場合は、一度に 1 つのプロセスのみが実行でき、ランタイム数はデフォルト値の 1 のままにする必要があります。複数のランタイムを Windows ワークステーションに割り当てて、複数のジョブを同時に実行しようとすると、例外がスローされます。

UiPath Robot サービスが特定のマシンで実行中の場合、そのマシンはライセンス済みとして表示されます。利用できるライセンスがない場合は、そのマシンはライセンスされません。

[Unattended] または [NonProduction] ページには、ロボットが Unattended として定義されているすべてのマシンが表示されます。また、割り当てられたランタイムの数、定義されたロボット数と実行中のロボット数、およびマシンのライセンス ステータスも表示されます。さらに、マシンに割り当てられたランタイムの数を編集したり、そのマシンで定義されているロボットのリストを表示したりすることもできます。

注: マシンがオンラインであってもライセンスされていない場合は、マシンは各ハートビートでランタイムを取得しようとします。

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