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Orchestrator ユーザー ガイド
キュー アイテムを CSV ファイルを使用して一括アップロードする
この機能では、CSV ファイルを使用して、Orchestrator の特定のキューにアイテムを一括アップロードできます。そのためには、まず特定のキューの Orchestrator インスタンスにファイルをアップロードします。ファイルが正常に処理された後、選択されたストラテジに従って、含まれているアイテムがキューにアップロードされます。アップロード操作が正常に実行されるためには、あらかじめこのファイルにデータを定義済みの形式で読み込んでおく必要があります。
CSV ファイルの作成時に使用できる一連の定義済みの列ヘッダーがありますが、他のカスタム ヘッダーを使用することもできます。CSV ファイルを正常にアップロードできると、ヘッダーが事前定義された列に含まれる情報が Orchestrator で見つかった列にマップされます。カスタム ヘッダーの列に含まれる情報は、Orchestrator の対応する項目の [固有データ] セクションの下に配置されます。列マッピングの詳細についてはこちら、例についてはこちらをご覧ください。
ファイルの列ヘッダー |
Orchestrator のフィールド |
---|---|
参照 一意の参照キューの場合は必須です。 二重引用符 (
" ) を除く、すべての特殊文字をサポートしています。
|
参照 注: 参照は、2016.2 以前のバージョンの Orchestrator または Robot には対応していません。
|
処理期限 使用する場合、次のいずれかの形式で日付を入力する必要があります。
|
処理期限 |
延期 使用する場合、次のいずれかの形式で日付を入力する必要があります。
|
延期 |
優先度 使用する場合、次のいずれかの形式で日付を入力する必要があります。
ファイル内で優先度を指定していない場合、既定では、アイテムは高優先順位でアップロードされます。 |
優先度 それぞれ、次の値にマッピングされます。
|
[Custom_Name] 名前には、英数字 (0-9、a-z) とアンダースコアしか使えません。 |
固有データ JSON 形式にマッピングされます。 例: 当行払い小切手: 5540 |
ファイルには、空白の列ヘッダーを含めることはできませんのでご注意ください。
reference
という名前の列は、[参照] 列の代わりに [特定のデータ] セクションにマッピングされています。
アップロードの処理には、2 種類の方法があります。
- 個別にすべてを処理 - すべてのアイテムを個別に処理し、処理が正常に完了した場合は、アイテムをキューに追加します。処理に失敗したアイテムがある場合は、それらのアイテムのリストを返します。このリストは、CSV ファイルでダウンロードできます。このファイルには、当初アップロードしたファイルと同じフィールドが表示されます。
- 一括 (すべて成功/すべて失敗) で処理 - すべてのアイテムが正常に処理された場合にのみアイテムが追加されます。そうでない場合は何も追加されません。
スキーマ定義を伴うキューにキュー アイテムをアップロードするとき、そのスキーマ定義と一致させるために、Orchestrator で文字列が整数または Boolean 型として解釈されるようにする必要がある場合があります。
動的型付けオプションは、Orchestrator でキュー アイテムのアップロードに使用される .csv ファイル内の String 型の値がどのように解析されるかを制御できる機能です。
このセクションでは、Orchestrator から CSV ファイルを使用してアイテムをキューに追加する方法を説明します。
-
[キュー] ページで、目的のキューに対応する [その他のアクション] ボタンをクリックし、[アイテムをアップロード] をクリックします。[アイテムをアップロード] ウィンドウが表示されます。
- [参照] をクリックして、目的の CSV ファイルを選択します。
- [開く] をクリックします。ファイルがサポートされているフォーマット ルールに準拠していれば、アップロード操作は正常に完了します。
-
アップロード ストラテジを選択します。
- 個別にすべてを処理 - すべてのアイテムを個別に処理し、処理が正常に完了した場合は、アイテムをキューに追加します。処理に失敗したアイテムがある場合は、それらのアイテムのリストを返します。このリストは、CSV ファイルでダウンロードできます。このファイルには、当初アップロードしたファイルと同じフィールドが表示されます。
- 一括 (すべて成功/すべて失敗) で処理 - すべてのアイテムが正常に処理された場合にのみアイテムが追加されます。そうでない場合は何も追加されません。
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Orchestrator で CSV ファイル内の文字列が整数または Boolean 型として認識されるようにするには [動的型付け] チェックボックスをオンにします。スキーマ定義を伴うキューにキュー アイテムをアップロードして、スキーマ定義を一致させる必要がある場合は、このオプションの使用をお勧めします。動的型付けの詳細は、こちらをご覧ください。文字列が文字列として解釈されるようにする場合は、オフのままにします。
- [アップロード] をクリックします。事前に選択したストラテジに従って、キューにアイテムが追加されます。
- [個別にすべてを処理] オプションを使用する際に、未処理のアイテムが存在した場合は、[アップロード] ボタンが [ダウンロード] になり、未処理のアイテムを記載した CSV ファイルをダウンロードできます。
次に示す CSV ファイルの内容をキューにアップロードするとします。このようなファイルを容易に作成するには、データを Excel ファイルに入力して CSV ファイルとして保存します。
または、すべての列ヘッダーを入力済みの CSV ファイルをダウンロードして、ニーズに合わせてカスタマイズすることもできます。
このファイルには、Orchestrator に存在するアイテムと名前が同じ 3 つの既定の列 ([Reference]、[Deadline]、および [Priority] - 緑で強調表示) と 2 つのカスタム列 ([Customer] および [Color] - 赤で強調表示) が存在します。
- アップロード先のキューに対する [アイテムをアップロード] をクリックして、この CSV ファイルを選択します。Orchestrator によってファイルが解析され、値がフォーマット ルールを満たしていることが確認されます。
- 適切なアップロード ストラテジを選択して [アップロード] をクリックし、プロセスを完了します。
- [その他のアクション] > [トランザクションを表示] を選択して、アップロードしたキュー アイテムを表示します。
[トランザクション] ページに、ファイルからアップロードした各アイテムが表示されます。ファイルの既定の列の情報は、Orchestrator にある同じ名前の列 ([参照]、[処理期限]、および [優先度] - 緑で強調表示) にマップされています。
カスタム列の情報は、JSON 形式で各アイテムの [固有データ] セクションにマップされています。その内容を表示するには、アイテムの [詳細を表示] をクリックします。