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変更リクエストを提出する
既に本稼働中の自動化、さらにはまだ実装段階の自動化に対しても変更リクエストを提出できます。この機能は、完全に新しい自動化を作成する必要のない小さな変更を反映させる場合に特に便利です。たとえば、業務プロセスが変更され、フローを調整する必要があるときなどです。あるいは、自動化の改善を提案したり、バグを報告したりする場合です。
Automation Hub インスタンスで表示できる任意の自動化のアイデアに対して変更リクエストを提出するには、変更リクエストを提出する権限が必要です。この権限が割り当てられている場合は、[アイデアを提出] ボタンを押した後で [変更リクエストを提出] オプションが利用可能です。
[変更リクエストを提出] 機能で使用できる既定のシステム ロールはありません。[アカウント所有者]、[システム管理者]、または [プログラム マネージャー] のロールを持つユーザーには既定で、変更リクエストを提出する権限が割り当てられます。
自分が共同作業者であるアイデアや自動化に変更リクエストを提出できるようにするには、アイデアまたは自動化の変更リクエストを提出するための権限が割り当てられている必要があります。[業務管理者] の共同作業者ロールにはこの権限が既定で割り当てられます。[システム管理者] ロールを持つユーザーは、[アクセス権の管理] > [ロール] > [共同作業者ロール] ページで、この権限を割り当てる必要のある共同作業者ロールを決定し、必要に応じて変更を加えることができます。
共同作業者は、自動化プロファイル ページの下部にあるアクション バーまたは [変更リクエスト] タブから変更リクエストを提出できます。
変更リクエストを提出すると、その変更リクエストに対して [変更リクエストの提出者] の共同作業者ロールが自動的に割り当てられます。
[変更リクエスト] を提出するには、[変更リクエストを提出] フォームに入力する必要があります。
既定では、[変更リクエストを提出] フォームは以下の評価で構成されています。
以下の画像でご確認ください。
[変更リクエストを提出] フォームの [基本情報] の評価部分は、他の提出フォームの評価部分と内容が同じです。変更リクエストの評価には、変更リクエストの詳細を指定できるフィールドが含まれます。変更リクエストの評価はカスタマイズ可能であり、つまり、組織のニーズに合わせて調整できます。詳しくは「評価をカスタマイズする」をご覧ください。
フォームの最初のセクションである [基本情報] では、[アイデアの名前]、[自動化 ID] を入力でき、また [説明] フィールドに業務プロセスの説明を追加できます。[業務領域]、[カテゴリ]、[サブカテゴリ]は既に選択されており、親のアイデアから継承されています。必要に応じて、ドロップダウン リストからカテゴリを変更できます。
[解決できる問題 (ペイン ポイント)] フィールドに、自動化を変更することで解決を目指す問題の詳細な説明を入力します。たとえば、この作業または業務プロセスを実行する人に影響を及ぼす点 (不便さまたは消費してしまう時間) を説明します。[悪い影響] フィールドには、作業または業務プロセスが企業に与える影響の説明を追加できます。
変更リクエストの評価には、変更リクエストに関連するすべての詳細情報を入力できます。
以下は、UiPath の既定の変更リクエスト評価の一部であるセクションです。
詳細
以下の表では、[詳細] セクションのフィールドについて説明します。
フィールド |
実行できること |
必須 Y/N |
---|---|---|
親の自動化 |
親の自動化のプロファイル ページを表示するタブを新しく開きます。 注: [親の自動化] は自動的に入力されます。 変更リクエストは、自動化の有効期間中に発生する小さな変更の対応を目的としています。そのため、変更リクエストは、最初のアイデアまたは自動化に紐づいたものである必要があり、独立したスタンドアロンの自動化にはなりません。
|
Y |
変更理由 |
変更の理由として、以下のいずれかのオプションを選択します。 • システムの変更 • プロセスの変更 • 改善 • バグ |
Y |
緊急度 |
変更の緊急度として、以下のいずれかのオプションを選択します。 * 緊急 - 近日中にロボットのダウンタイムが発生 * 高 - 最終期限が近い * 中 - 今後数ヶ月の間に要対応 * 低 - ロボットのダウンタイムは発生しない 注: 選択したオプションについて説明するコメントを入力します。
|
Y |
目標開始日 |
提案した変更の目標とする開始日を選択します。 注: 目的の開始日は、選択した緊急性が反映する必要があります。
|
n |
アプリケーション
[アプリケーション] セクションには、親アイデアに含まれるアプリケーションのリストが事前に入力されます。変更に関連しないアプリケーションである場合は、1 つまたは複数のアプリケーションを削除できます。必要に応じて、リストに他のアプリケーションを追加することもできます。
ドキュメント
[ドキュメント] セクションでは、変更を説明する作成済みの任意のドキュメントを追加する必要があります。たとえば、更新された PDD です。
共同作業者
[共同作業者] セクションには、親のアイデアに含まれる共同作業者のリストが含まれます。この変更に関連していない共同作業者である場合は、1 つ以上の共同作業者を削除できます。必要に応じて、他の共同作業者を追加することもできます。
メリット
必要に応じて、[メリット] セクションで、予想される節約の詳細を指定できます。以下の表では、[メリット] セクションのフィールドについて説明します。
フィールド |
指定できること |
---|---|
企業の追加利益 (節約時間/年) |
親のアイデアによって節約された時間に加え、この変更が実装されることで年ごとに節約される時間数です。 |
企業の追加利益 (通貨/年) |
親のアイデアによって節約された金額に加え、この変更が実装されたときに年ごとに節約される金額です。 |
企業の追加利益 (FTE) |
親のアイデアによって節約される FTE の数に加え、この変更の実装時に年ごとに節約される FTE の数です。 |
[変更リクエストを提出] フォームへの入力が完了したら、[レビューのために提出] ボタンをクリックして変更を保存し、変更リクエストをレビューに送ることができます。プログラム マネージャー (または「評価済みアイデアのレビュー」権限が割り当てられたカスタム ロールを持つユーザー) は、メールおよびアプリ内タスクを通じて変更リクエストに関する通知を受け取ります。変更リクエストはアイデアのライフ サイクルに従いますが、すぐに [審査] フェーズに入り、ステータスは [レビュー待ち] となります。詳しくは「アイデアを提出する」をご覧ください。以下の画像で例をご確認ください。
これで、プログラム マネージャーは変更リクエストへの対応を続行し、実装チームを割り当てて次の手順を決定できるようになりました。
カードをクリックすると、変更リクエストのプロファイル ページが開き、変更リクエストの詳細情報が表示されます。自動化プロファイルの一部であるページの詳細については、「自動化プロファイル ページ」をご覧ください。
変更リクエストの評価を編集する際に、変更リクエストの詳細を入力または変更できます。変更リクエストの既定の評価の一部は上記セクションだけではなく、編集モードでは [評価の表示] セクションも表示できます。