- 基本情報
- Studio Web での UiPath Agents
- Agent Builder での UiPath Agents
- UiPath のコード化されたエージェント

Agents ガイド
Automation CloudTM の Agents のページでは、以下の機能が提供されており、エージェントを包括的に管理できます。
- アーリー アダプターのエージェントをソリューション パッケージに移行する
- デプロイ済みのエージェントのパフォーマンスを監視する
- エージェントのインシデントを特定して対処する
- Marketplace のエージェント テンプレートにアクセスする
この一元化されたハブにより、エージェントのすべてのランタイムをリアルタイムに監視し、エラー、ヘルス スコアの悪化、および実行時の評価スコアの低下が発生した場合、アラートを表示できます。
用語
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エージェント インスタンスは、実行中のビジネス プロセスにデプロイした 1 つのエージェントであり、BPMN ではタスクとして表されます。特定のトリガー、キュー、その他のワークフロー条件に応答するエージェント ランタイムのライブ実行です。
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エージェント インスタンスの管理とは、エージェントとそのジョブの監視、保守、改善、終了に関連する一連のタスクを指します。
主な機能
Automation CloudTM の、デザインを変更した [エージェント] ページの主な機能は次のとおりです。
- BPMN のワークフローを使用してエージェントをリアルタイムで監視する。
- BPMN で定義したイベントを通じてエラーを処理し、エラーから回復する。
- エージェントと人間のオペレーターとの間でランタイム エージェントを調整する。
- 意思決定ゲートウェイを介して結合と合意を処理する。
- 複数のメトリックに基づいてパフォーマンスを分析し、最適化する。
- ガバナンスとコンプライアンスを確認して、社内ルールの確実な遵守を図る。
[ホーム] タブには、エージェントのランタイムと監視の概略が表示されます。ここでは、以下の作業を行えます。
- デプロイ済みのエージェントを管理し、パフォーマンスを監視します。
- アーリー アダプターのエージェントを管理および監視します。
- エージェントのインシデントやエラーを管理・監視します。
- インデックスのステータスとその取り込みの進行状況を監視します。
- Marketplace で入手できるエージェント テンプレートを確認する
すべてのエージェントのインスタンスを管理するタブでは、運用環境にデプロイされたエージェントが可視化され、以下が含まれます。
- [稼働中のインスタンスのタイムライン] と [完了したインスタンスのタイムライン] の監視ダッシュボード。
- [稼働中のエージェント] のリスト: 選択した期間中に実行されたエージェントが表示されます。主要な実行メタデータがエージェントごとに表示されます。エージェントを選択すると、個々のインスタンスのビューが開きます。このビューには以下が含まれます。
- エージェントの簡単な説明 (構成、設定、保持ポリシーなど)。
- 選択した期間におけるすべてのジョブ実行の時系列リスト。ジョブを選択すると、その実行の詳細なトレース ビューが開きます。
トレース ビューでは、エージェントの各実行についてさまざまなインサイトが得られます。具体的には、結果 (成功、失敗、リトライ) を色分けして表示する実行フローや、開始と終了のタイムスタンプ、実行ステータス、入力スニペットと出力スニペットのプレビューのほか、JSON ペイロード、ログとエラー、実行時のメトリック (トークンの使用状況、レイテンシ) の詳細です。詳しくは、以下のセクションをご覧ください。
時間フィルターを使用して、表示される期間 (過去 1 時間、過去 1 日、過去 1 週間、過去 1 か月間) を調整します。
トレース ビューを理解する
トレース ビューでは、エージェントのロジックのグラフィカル表現と、時間が一致している実行データを組み合わせて、各ステップのフローと結果を検証できます。キャンバスには、モデルやツールなどのエージェントの主要なコンポーネントを表すノードが、順次連結された状態で表示されます。
エージェントの実行のトレース ビューでは、以下の手順に従ってトレース データを操作および調査します。
- ノードの情報をプレビューします。キャンバスで任意のノードにマウスをホバーすると、ツールチップが表示されます。このツールチップには以下が含まれます。
- 実行ステータス (成功、リトライ、または失敗)
- 開始タイムスタンプと終了タイムスタンプ
- 入力データと出力データのプレビュー
- ノードの詳細を表示します。ノードを選択すると、詳細パネルが開きます。このパネルには以下が含まれます。
- 完全な入出力ペイロード (JSON)
- 実行ログまたはエラー メッセージ (該当する場合)
- レイテンシやトークンの使用状況など、実行時のメトリック
- 構成パラメーター (該当する場合)
- 関連するステップ間を移動して、エージェントの中で情報がどのように流れたかを調べます。
- 連結されたノードを選択して、上流または下流に移動します。
- こうすると、あるステップの決定、入力、出力が、次のステップにどのように影響を与えたかを追跡するのに役立ちます。
- [実行トレース] パネルを使用します。このパネルには、エージェントの実行中に記録されたすべてのアクションが時系列で表示されます。
- トレース ログの行を選択して、対応するノードをキャンバスで強調表示します。
- 同様に、キャンバスでノードを選択すると、トレース ログ内の関連する行が自動的に強調表示されます。
[アーリー アダプターのエージェント] タブには、2025 年 5 月 13 日以前に Agent Builder で作成したすべてのエージェントが表示されます。
各エージェントの [移行] ボタンを選択すると、エージェントを Studio に移行できます。詳しくは、「移行手順」をご覧ください。
[エラー] タブでは、エラーが最も多いエージェントを監視できます。このタブには次の情報が表示されます。
- [エラーが最も多いエージェント]。グラフとして表示されます。選択した時間範囲のトップ 5 またはトップ 10 の項目を表示するには、[表示] ドロップダウン メニューを使用します。
- [インシデント] の表。エージェント実行のインシデントのリストと [説明] 列が含まれます。この列から、各インシデントの原因について素早く洞察が得られます。インシデントの [初回発生日] 列または [最終発生日] 列のエントリを選択すると、対応するジョブの [ジョブの詳細] パネルを表示できます。
インシデントをエージェントまたは親プロセスでグループ化するには、対応するチェックボックスをオンにします。
[コンテキスト グラウンディングのインデックス] タブでは、インデックスのステータスを監視し、テナント レベルでインデックスの取り込みの進行状況を追跡できます。
[インデックスの監視] セクションでは、以下のメトリックに関するインサイトがグラフィカルに表示されます。
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クエリ: 選択した期間にインデックスに対して実行されたクエリの件数を追跡します。
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インデックス ジョブ: 取り込みジョブの総数を表示します。選択した期間にジョブが実行されていない場合は、プレースホルダーのグラフィックが表示されます。
[インデックス] テーブルには、テナントで利用可能なすべてのインデックスが一覧表示されます。インデックスに関するより詳細な情報を得るには、この一覧からインデックスを選択します。個々のビューには以下の情報が表示されます。
- 選択した期間で発生したクエリの件数です。
- 選択した期間でインデックスに実行された同期ジョブの履歴です。同期テーブルのエントリを選択すると、取り込まれたドキュメントの詳細が表示されます。
[テンプレート] タブでは、UiPath Marketplace で入手可能なエージェント テンプレートに直接アクセスできます。
テンプレートの使用方法については、「エージェント テンプレートの使用」を参照してください。