Python スクリプトを管理する

次の例では、実行時に作成された Python コードを自動的に実行し、ファイル ログを書き込む方法を説明します。[Python スコープ] や [Python スクリプトを実行] などのアクティビティを例示します。これらのアクティビティは、UiPath.Python.Activities パッケージに含まれています。

注: Python のワークフローを実行する前に、Python3 をインストール済みであることを確認してください。

サンプルと同等のオートメーション プロセスは以下のように構築できます。

1. Studio を開いて、新しいプロセスを作成します。
2. デザイナー パネルに [シーケンス] コンテナーをドラッグします。

3. 新しい引数を作成します。

   引数名	方向	引数の型	既定値
   in_PythonPath	In	文字列	Python がインストールされているフォルダーのパスを追加します。

4. [シーケンス] コンテナー内に [条件分岐 (if)] アクティビティをドラッグします。

   • [条件 (Condition)] フィールドに式 String.IsNullOrEmpty(in_PythonPath) orelse not Directory.Exists(in_PythonPath) を追加します。
5. [シーケンス] コンテナーを、[条件分岐 (if)] アクティビティの [Then] フィールドにドラッグします。

6. [シーケンス] コンテナー内に [メッセージ ボックス] アクティビティをドラッグします。

   • [プロパティ] パネルの [キャプション] フィールドに "Error" を追加します。
   • 式 "Pyhon Path not configured. Please configure path by setting the argument 'in_PythonPath'." を [テキスト] フィールドに追加します。

7. [メッセージ ボックス] アクティビティの後に [ワークフローを終了] アクティビティをドラッグします。

   • [プロパティ] パネルの [理由] フィールドに "Input Arguments not correct" を追加します。

8. [条件分岐 (if)] アクティビティの後に [Python スコープ] アクティビティをドラッグします。

   • [プロパティ] パネルの [パス]フィールドに引数 in_PythonPath を追加します。
   • [バージョン] ドロップダウン リストから Python のバージョンを選択します (この例では Python_36 です)。

9. [Python スコープ] コンテナー内に [Python スクリプトを実行] アクティビティをドラッグします。

   • [プロパティ] パネルの [コード] フィールドに、以下のコード スニペットを追加します。

     String.Format(
     "import sys" + Environment.NewLine _
     + "import os " + Environment.NewLine _
     + "with open('{0}\logs.txt', 'w') as f: " + Environment.NewLine _
     +     "    f.write('Starting script! \n')" + Environment.NewLine  _
     +     "    f.write('Computing!\n')" + Environment.NewLine _
     +     "    f.write('Finishing script! \n')" + Environment.NewLine, _
     Directory.GetCurrentDirectory.Replace("\", "\\"))

10. プロセスを実行します。このプロセスは Python コードを実行し、ログ ファイル logs.txt にログを書き込みます。

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