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Orchestrator インストール ガイド
UiPathOrchestrator.msi
インストーラーを使用すると、必要に応じて Orchestrator をシングルノードまたはマルチノードでインストールできます。以下のセクションでは、シングルノードとマルチノードの両方の環境でインストールを正常に実行する方法について説明します。
Orchestrator のマルチノード デプロイは、通信に REdis Serialization Protocol (RESP) を使用するため、このプロトコルを実装するあらゆるソリューションによる設定が可能です。
UiPath では、マルチノード Orchestrator での高可用性デプロイは、UiPath High Availability Add-on が使用されている場合にのみサポートされます。
CERTIFICATE_SUBJECT
および IS_CERTIFICATE_SUBJECT
パラメーターは必須です。Identity Server に異なる証明書が使用されている場合、Orchestrator と Identity Server の連携は機能しません。使用するパラメーター ファイルの値は、すべてのノードで共通の値である必要があります。共通の値にするためには次のような方法があります。
- ワイルドカードの証明書の使用 (
subject=*.domain.local
) または - すべてのノードの DNS 名とロード バランサーの DNS 名を含むサブジェクトの別名 (SAN) 証明書を、セカンダリ ノードをインストールする前の、証明書の作成時またはパラメーター ファイルの値の編集時のいずれかで使用します。
証明書はサブジェクトまたは拇印で入力できます。
マルチノードの Orchestrator にノードを追加する
上記の方法では、最初のデプロイ時にプライマリ ノードとセカンダリ ノードをインストールし構成することを想定していますが、既存のノードからパラメーター ファイルを生成して、追加ノードのインストールに使用することもできます。
Tools
サブフォルダーにある Generate-ParametersFile.ps1
スクリプトを使用します。
アクティビティ、ワークフロー、ライブラリなどの、すべてのパッケージのメタデータ (定義) は、検索とフィルターを高速化するために SQL データベースに保存されます。
これに加え、FileSystem または選択した Blob ストレージ (Azure、Amazon S3、または Minio) に実際のファイルと実行メディアを保存することもできます。この機能では、特に複雑なマルチノードの Orchestrator 環境では、より高性能なファイル同期を行えます。
パッケージの格納にどのストレージを使用するかを問わず、1 回のアップロード当たりの最大ファイル サイズは 28.6MB (IIS で定められた制限値) であることに留意してください。Amazon、Minio、FileSystem、Azure でこれを変更する方法については、このページをご覧ください。