orchestrator
2023.10
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重要 :
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Orchestrator インストール ガイド
Automation CloudAutomation Cloud Public SectorAutomation SuiteStandalone
Last updated 2024年10月3日

Windows インストーラー

UiPathOrchestrator.msi インストーラーを使用すると、必要に応じて Orchestrator をシングルノードまたはマルチノードでインストールできます。以下のセクションでは、シングルノードとマルチノードの両方の環境でインストールを正常に実行する方法について説明します。

含まれるサービス

Orchestrator のインストールに含まれるサービスは以下のとおりです。
  • Orchestrator
  • Identity Server
  • Webhook
  • リソース カタログ サービス

シングル ノードでのインストール

シングル ノードのインストールでは、共有する必要がないためセッションはメモリに保持されます。

  1. Windows インストーラー (UiPathOrchestrator.msi) を実行します。UiPath Orchestrator セットアップ ウィザードが表示されます。
  2. [ライセンス契約の条項に同意する] チェック ボックスを選択して契約条項に同意し、[インストール] をクリックします。[製品機能] 選択ウィンドウが表示されます。


    重要:
    • Test Automation 機能を有効化すると、既定の名前 (UiPathTestAutomation) でデータベースが作成されます。別の名前を選択する場合は、コマンド ライン TA_DATABASE_NAME=<MyCustomDB> で名前を渡します。
    • Test Automation データベースは、Orchestrator データベースから分離することも、Orchestrator データベースの一部にすることもできます。
  3. Orchestrator とともに UiPath Insights および/または Test Automation 機能をインストールする場合に選択します。[次へ] をクリックします。[Orchestrator IIS 設定] のステップが表示されます。


  4. IIS 設定に必要な変更を行います:
    • Web サイト名 - Web サイトの名前です。既定では、UiPath Orchestrator に設定されており、編集することはできません。
    • Web サイト ポート - コンピューターと Orchestrator との間の通信を有効化するために使用するポートです。これは既定で 443 に設定され、HTTPS を使用できます。別のポートを使用する場合は、以下で詳しく説明するように、Identity Server のパラメーター PUBLIC_URL にポートを追加してください。
    • [このポートに対するファイアウォール ルールを追加 ] - 選択した場合は、このポートのファイアウォール ルールが自動的に追加され、お使いの端末のセキュリティが確保されます。
    • SSL 証明書 - Orchestrator との接続のセキュリティ保護に使用する SSL 証明書のサブジェクトまたは拇印です。既定では、フル コンピューター名が入力されています。
    • ポートの使用可否を検証 - このチェックボックスをオンにすると、指定された Web サイト ポートが使用可能かどうかを確認します。
  5. [次へ] をクリックします。[アプリケーション プール設定] の手順が表示されます。


  6. 必要に応じて編集可能なオプションを設定します。
    • 名前 - アプリケーション プールの名前です。これは既定で UiPath Orchestrator に設定され、編集することはできません。
    • ID - UiPath Orchestrator の Web サイトを実行する ID を選択することができます。次のオプションを使用できます。

      • アプリケーション プールの ID - アプリケーション プールの既定の ID で Orchestrator Web サイトを実行します。
      • カスタム アカウント - 指定された Windows ID または Domain ID で Orchestrator を実行します。このオプションを選択すると、[ユーザー名] フィールドと [パスワード] フィールドが表示されます。これらのフィールドで、実行する ID を指定できます。

        アプリケーション プール ID の詳細については、 Microsoft の公式ドキュメントをご覧ください。

    • [次へ ] をクリックします。[Orchestrator データベース設定] の手順が表示されます。



  7. 次のように、お使いの SQL Server に関する情報をフィールドに入力します。
    • SQL Server ホスト - SQL Server マシンの名前です。既定では、localhost (.) に設定されています。これが既定のインスタンスではない場合は、MyMachine\MyInstance の形式で既定のインスタンスを記述してください。また、MyMachine\MyInstance,800 のようにコンマを使用することで、ここでカスタム ポート番号を指定できます。
    • データベース名 - データベースの名前です。既定では UiPath に設定されています。これらの特殊文字 (空白スペース、\/*:;?"<>|) はサポートされていません。長さは最大 123 文字です。
    • 認証モード -UiPath Orchestrator の Web サイトの認証モードを選択できます。次のオプションを使用できます。

      • Windows 統合認証 - これが既定のオプションです。このオプションを選択すると、Orchestrator は検出された IIS アプリケーション プールの Windows アカウントを用いてデータベースに接続し、ユーザーが現在のログインに使用した Windows の資格情報を使用してデータベースを作成します。
      • SQL Server 認証 - このオプションを選択すると、[SQL ユーザー名] フィールドと [パスワード] フィールドが表示されます。これらのフィールドには SQL サーバーのユーザー名とパスワードを入力する必要があります。詳細については前提条件のセクションをご覧ください。

        注: パスワードはセミコロン (;) の使用をサポートしていません。
    • [次へ] をクリックします。インストーラーにより SQL 接続が検証されます。SQL 接続が有効でない場合、ダイアログ ボックスが表示されます。SQL 接続が有効な場合は、[Identity Server の設定] のステップが表示されます。

      注: Identity Server は Orchestrator とともに提供される、UiPath 製品の認証とアクセス制御を集中管理するためのサービスです。


      重要: 大規模なデプロイの場合は、Identity Server 用に別のデータベースを使用することをお勧めします。
  8. 次のように、Identity Server に関する情報をフィールドに入力します。
    • データベース名 - データベースの名前です。既定では Orchestrator データベースの名前ですが、変更できます。特殊文字 (空白スペース、\/*:?"<>|) はサポートされていません。長さは最大 123 文字です。
    • Orchestrator パブリック URL - Identity Server が接続する Orchestrator の URL です。マルチノードのシナリオでは、これはユーザーが Orchestrator のインストールを呼び出すときに使用する、ロード バランサーの URL です (例: https://orchestrator.mydomain.local)。

      既定では、Orchestrator のパブリック URL は https://<host name> に設定されています。これは、既定の Web サイト ポート (443) を使用する場合にのみ適用されることに注意してください。カスタム ポートを使用する場合、Orchestrator のパブリック URL は https://<host name>:<custom port> です。たとえば、Web サイト ポートが 444 に設定されている場合、Orchestrator のパブリック URL は https://<host name>:444 です。
    • 署名証明書 - Orchestrator と Identity Server 間の認証に使用するアクセス トークンの署名に使用する、証明書のサブジェクトまたは拇印です。
  9. [次へ] をクリックします。[更新サーバーのデータベース設定] の手順が表示されます。


  10. 次のように、更新サーバー データベースに関する情報をフィールドに入力します。
    • SQL Server ホスト - SQL Server マシンの名前です。既定では、localhost (.) に設定されています。localhost が既定のインスタンスではない場合は、必ず MyMachine\MyInstance の形式で既定のインスタンスを記述してください。また、MyMachine\MyInstance,800 のようにコンマを使用することで、ここでカスタム ポート番号を指定できます。
    • データベース名 - 更新サーバーが使用するデータベースの名前です。既定ではこれは Orchestrator データベースの名前ですが、変更できます。次の特殊文字はサポートされていません: 空白スペース、\/*:?"<>|)。また、長さは最大 123 文字です。
    • 認証モード - 更新サーバーの認証モードを選択できます。次のオプションを使用できます。

      • Windows 統合認証 - これが既定のオプションです。このオプションを選択すると、Orchestrator は検出された IIS アプリケーション プールの Windows アカウントを用いてデータベースに接続し、ユーザーが現在のログインに使用した Windows の資格情報を使用してデータベースを作成します。
      • SQL Server 認証 - このオプションを選択すると、[SQL ユーザー名] フィールドと [パスワード] フィールドが表示されます。これらのフィールドには SQL サーバーのユーザー名とパスワードを入力する必要があります。詳細については前提条件のセクションをご覧ください。
        注: パスワードはセミコロン (;) の使用をサポートしていません。
    • [次へ] をクリックします。[Elasticsearch ログ設定] のステップが表示されます。



  11. (任意) Elasticsearch インスタンスに関する情報をフィールドに次のように入力します。
    • [URL] - 情報ログを記録する Elasticsearch URL。
    • 認証要求 - Elasticsearch インスタンスに認証が必要かどうかを指定できます。選択された場合は、[ユーザー名] と [パスワード] の入力が必要です。

      • ユーザー名 - Elasticsearch ユーザー名。
      • パスワード - ElasticSearch のパスワードです。

        注: Elasticsearch を使用してログを記録しない場合は、[URL] フィールドを空のままとしてください。
    • [次へ] をクリックします。[Orchestrator 認証設定] の手順が表示されます。



  12. 次のようにフィールドに入力します。
    • ホストのパスワード - ホスト管理者のカスタム パスワードを設定します。パスワードは、8 ~ 33 文字にする必要があり、1 文字以上の英文字の小文字と 1 文字以上の数字を含める必要があります。
    • パスワードを確認 - ホスト管理者のパスワードを確認します。
    • 初回ログイン時にリセット - ホスト管理者の初回ログイン時にパスワードを強制的にリセットさせます。これは、ワンタイム パスワードとも呼ばれます。
    • 既定のテナント パスワード - 既定のテナント管理者のカスタム パスワードを設定します。パスワードは、8~ 33 文字にする必要があり、1 文字以上の英文字の小文字と 1 文字以上の数字を含める必要があります。
    • パスワードを確認 - 既定のテナント管理者のパスワードを確認します。
    • 初回ログイン時にリセット - 既定のテナント管理者が初回ログイン時にパスワードを強制的にリセットさせます。これは、ワンタイム パスワードとも呼ばれます。
  13. [次へ] をクリックします。Insights 機能を選択した場合は Insights の手順が表示されます。
    注: Insights SQL Server の構成時には、db_owner ロールを必ず選択してください。このロールは、データベース所有者のロールを追加するときに必要です。
  14. 次のように、Insights インスタンスに関する情報をフィールドに入力します。
    • [QL Server ホスト - Insights の SQL Server マシンの名前です。既定では、localhost (.) に設定されています。これが既定のインスタンスではない場合は、MyMachine\MyInstance の形式で既定のインスタンスを記述してください。また、MyMachine\MyInstance,800 のようにコンマを使用することで、ここでカスタム ポート番号を指定できます。
    • データベース名 - データベースの名前です。既定では UiPath に設定されています。これらの特殊文字 (空白スペース、\/*:;?"<>|) はサポートされていません。長さは最大 123 文字です。
    • 認証モード -UiPath Orchestrator の Web サイトの認証モードを選択できます。次のオプションを使用できます。

      • Windows 統合認証 - これが既定のオプションです。このオプションを選択すると、Orchestrator は検出された IIS アプリケーション プールの Windows アカウントを用いてデータベースに接続し、ユーザーが現在のログインに使用した Windows の資格情報を使用してデータベースを作成します。
      • SQL Server 認証 - このオプションを選択すると、[SQL ユーザー名] フィールドと [パスワード] フィールドが表示されます。これらのフィールドには SQL サーバーのユーザー名とパスワードを入力する必要があります。
    • [次へ] をクリックします。Test Automation 機能を選択した場合は Test Automation の手順が表示されます。



  15. Test Automation インスタンスに関する情報を、次のようにフィールドに入力します。
    • SQL Server ホスト - TA SQL Server マシンの名前です。既定では、localhost (.) に設定されています。これが既定のインスタンスではない場合は、MyMachine\MyInstance の形式で既定のインスタンスを記述してください。また、MyMachine\MyInstance,800 のようにコンマを使用することで、ここでカスタム ポート番号を指定できます。
    • データベース名 - データベースの名前です。特殊文字 (空白スペース、\/*:;?"<>|) はサポートされていません。長さは最大 123 文字です。
    • 認証モード -UiPath Orchestrator の Web サイトの認証モードを選択できます。次のオプションを使用できます。

      • Windows 統合認証 - これが既定のオプションです。このオプションを選択すると、Orchestrator は検出された IIS アプリケーション プールの Windows アカウントを用いてデータベースに接続し、ユーザーが現在のログインに使用した Windows の資格情報を使用してデータベースを作成します。
      • SQL Server 認証 - このオプションを選択すると、[SQL ユーザー名] フィールドと [パスワード] フィールドが表示されます。これらのフィールドには SQL サーバーのユーザー名とパスワードを入力する必要があります。

        注: パスワードはセミコロン (;) の使用をサポートしていません。
    • [次へ] をクリックします。[Orchestrator ストレージ設定] の手順が表示されます。

  16. 目的の [ストレージの種類][ストレージの場所] を入力します。詳細についてはこちらをご覧ください。
  17. [次へ] をクリックします。[UiPath をインストールする準備ができました] の手順が表示されます。
  18. [インストール] をクリックします。インストール プロセスが開始されます。Orchestrator は、C:\Program Files (x86)\UiPath\Orchestrator にインストールされます。
    重要: 選択したインストール パスをダブルチェックします。ある場所にインストールしたものを後から別の場所に移動することはできません。
  19. IIS マネージャーに移動します。
  20. Orchestrator サーバーを選択します。これにより、機能ビューが更新されます。
  21. [機能の委任] をダブルクリックします。[機能の委任] ビューが表示されます。
  22. 認証 - Windows を右クリックし、読み取り/書き込みをクリックします。
  23. Web サイトを起動します。Orchestrator を使用できます。
    注: ホスト管理者としてログインするには、ライセンス購入時に UiPath から提供される認証情報 (不明な場合はお問い合わせください) を使用して、host[テナント名] フィールドに書き込みます。詳しくは、こちらをご覧ください。

マルチノードでのインストール

重要:

Orchestrator のマルチノード デプロイは、通信に REdis Serialization Protocol (RESP) を使用するため、このプロトコルを実装するあらゆるソリューションによる設定が可能です。

UiPath では、マルチノード Orchestrator での高可用性デプロイは、UiPath High Availability Add-on が使用されている場合にのみサポートされます。

重要: マルチノード インストールの場合、CERTIFICATE_SUBJECT および IS_CERTIFICATE_SUBJECT パラメーターは必須です。Identity Server に異なる証明書が使用されている場合、Orchestrator と Identity Server の連携は機能しません。使用するパラメーター ファイルの値は、すべてのノードで共通の値である必要があります。共通の値にするためには次のような方法があります。
  • ワイルドカードの証明書の使用 (subject=*.domain.local) または
  • パブリック ロード バランサーと、すべてのノード (任意) の DNS 名が含まれるサブジェクトの別名 (SAN) 証明書の使用。これはセカンダリ ノードのインストールを行う前に、証明書を作成するタイミング、またはパラメーター ファイルの値を編集するタイミングのいずれかで使用します。

証明書はサブジェクトまたは拇印で入力できます。

プライマリ ノードで管理者権限でコマンド プロンプトを開き、次のコマンド ラインにより Orchestrator をインストールします。UiPathOrchestrator.msi OUTPUT_PARAMETERS_FILE=install.json REDIS_HOST=redis.corp.local REDIS_PASSWORD=secretPass STORAGE_TYPE=FileSystem STORAGE_LOCATION="RootPath=\\fileserver\Share" PUBLIC_URL=<Orchestrator_LoadBalancer_URL> CERTIFICATE_SUBJECT=*.domain.local IS_CERTIFICATE_SUBJECT=*.domain.local

使用できるパラメーターの詳細については、こちらをご覧ください。

注: 既定のポート (6379) を使用しない場合は、REDIS_PORT パラメーターを使用して、インストール済みの REdis Serialization Protocol (RESP) ソリューションのポートを指定することもできます。
High Availability Add-on では、ポート 10000 が使用されます。
重要: デプロイに Insights を含む場合は、Orchestrator のセカンダリ ノードをインストールする前に Insights のインストールを完了してください。
  1. すべてのセカンダリ ノードでUiPathOrchestrator.msi を使用し、コマンド ライン引数を指定して、Orchestrator をインストールします。この時、SECONDARY_NODE パラメーターを true に設定し、プライマリ ノードのインストール時に生成されたパラメーター ファイルを指定してください。また、パッシブ インストールでは進行状況バーとエラー ポップアップが表示されるため、/passive パラメーターを使用することをお勧めします。Unattended インストールの場合のみ、/Q パラメーターを指定して、サイレント モードを選択します。
    例: UiPathOrchestrator.msi SECONDARY_NODE=1 PARAMETERS_FILE=install.json /Q

    アプリケーション プールが起動され、Orchestrator インスタンスを使用できるようになります。

    プライマリ コードをインストールすると、データベースが初期化されます。セカンダリ ノードでスクリプトを実行するとき、データベースの初期化手順は必要なくなります。

マルチノードの Orchestrator にノードを追加する

上記の方法では、最初のデプロイ時にプライマリ ノードとセカンダリ ノードをインストールし構成することを想定していますが、既存のノードからパラメーター ファイルを生成して、追加ノードのインストールに使用することもできます。

これには、Orchestrator インストール ディレクトリの Tools サブフォルダーにある Generate-ParametersFile.ps1 スクリプトを使用します。
  1. Orchestrator インストール ディレクトリの Tools サブフォルダーを開き、Generate-ParametersFile.ps1 を実行します。
    : 認証に appPoolIdentity を使用しない限り、appPool カスタム ユーザーのパスワードを渡す必要があります。
  2. JSON ファイルは、既存の Orchestrator の構成ファイルと環境に基づいて生成されます。
  3. このファイルを使用して、セカンダリ ノードのインストールを完了します (上記の「マルチノードでのインストール」の手順 2)。

パッケージの格納に関する考慮事項

アクティビティ、ワークフロー、ライブラリなどの、すべてのパッケージのメタデータ (定義) は、検索とフィルターを高速化するために SQL データベースに保存されます。

これに加え、FileSystem または選択した Blob ストレージ (Azure、Amazon S3、または Minio) に実際のファイルと実行メディアを保存することもできます。この機能では、特に複雑なマルチノードの Orchestrator 環境では、より高性能なファイル同期を行えます。

パッケージの格納にどのストレージを使用するかを問わず、1 回のアップロード当たりの最大ファイル サイズは 28.6MB (IIS で定められた制限値) であることに留意してください。Amazon、Minio、FileSystem、Azure でこれを変更する方法については、このページをご覧ください。

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