- 基本情報
- 要件
- ベスト プラクティス
- インストール
- 更新
- Identity Server
- 起動エラーのトラブルシューティング
Orchestrator インストール ガイド
Windows インストーラー
UiPathOrchestrator.msi
インストーラーを使用すると、必要に応じて Orchestrator をシングルノードまたはマルチノードでインストールできます。以下のセクションでは、シングルノードとマルチノードの両方の環境でインストールを正常に実行する方法について説明します。
- Orchestrator
- Identity Server
- Webhook
- リソース カタログ サービス
Orchestrator のマルチノード デプロイは、通信に REdis Serialization Protocol (RESP) を使用するため、このプロトコルを実装するあらゆるソリューションによる設定が可能です。
UiPath では、マルチノード Orchestrator での高可用性デプロイは、UiPath High Availability Add-on が使用されている場合にのみサポートされます。
CERTIFICATE_SUBJECT
および IS_CERTIFICATE_SUBJECT
パラメーターは必須です。Identity Server に異なる証明書が使用されている場合、Orchestrator と Identity Server の連携は機能しません。使用するパラメーター ファイルの値は、すべてのノードで共通の値である必要があります。共通の値にするためには次のような方法があります。
- ワイルドカードの証明書の使用 (
subject=*.domain.local
) または - パブリック ロード バランサーと、すべてのノード (任意) の DNS 名が含まれるサブジェクトの別名 (SAN) 証明書の使用。これはセカンダリ ノードのインストールを行う前に、証明書を作成するタイミング、またはパラメーター ファイルの値を編集するタイミングのいずれかで使用します。
証明書はサブジェクトまたは拇印で入力できます。
UiPathOrchestrator.msi OUTPUT_PARAMETERS_FILE=install.json REDIS_HOST=redis.corp.local REDIS_PASSWORD=secretPass STORAGE_TYPE=FileSystem STORAGE_LOCATION="RootPath=\\fileserver\Share" PUBLIC_URL=<Orchestrator_LoadBalancer_URL> CERTIFICATE_SUBJECT=*.domain.local IS_CERTIFICATE_SUBJECT=*.domain.local
使用できるパラメーターの詳細については、こちらをご覧ください。
6379
) を使用しない場合は、REDIS_PORT
パラメーターを使用して、インストール済みの REdis Serialization Protocol (RESP) ソリューションのポートを指定することもできます。
10000
が使用されます。
-
すべてのセカンダリ ノードで、
UiPathOrchestrator.msi
を使用し、コマンド ライン引数を指定して、Orchestrator をインストールします。この時、SECONDARY_NODE
パラメーターを true に設定し、プライマリ ノードのインストール時に生成されたパラメーター ファイルを指定してください。また、パッシブ インストールでは進行状況バーとエラー ポップアップが表示されるため、/passive
パラメーターを使用することをお勧めします。Unattended インストールの場合のみ、/Q
パラメーターを指定して、サイレント モードを選択します。例:UiPathOrchestrator.msi SECONDARY_NODE=1 PARAMETERS_FILE=install.json /Q
。アプリケーション プールが起動され、Orchestrator インスタンスを使用できるようになります。
プライマリ コードをインストールすると、データベースが初期化されます。セカンダリ ノードでスクリプトを実行するとき、データベースの初期化手順は必要なくなります。
アクティビティ、ワークフロー、ライブラリなどの、すべてのパッケージのメタデータ (定義) は、検索とフィルターを高速化するために SQL データベースに保存されます。
これに加え、FileSystem または選択した Blob ストレージ (Azure、Amazon S3、または Minio) に実際のファイルと実行メディアを保存することもできます。この機能では、特に複雑なマルチノードの Orchestrator 環境では、より高性能なファイル同期を行えます。
パッケージの格納にどのストレージを使用するかを問わず、1 回のアップロード当たりの最大ファイル サイズは 28.6MB (IIS で定められた制限値) であることに留意してください。Amazon、Minio、FileSystem、Azure でこれを変更する方法については、このページをご覧ください。