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StudioX ユーザー ガイド
プロジェクト テンプレート
プロジェクト テンプレートを使用して新しいオートメーション プロジェクトの作成を開始すると、オートメーションの設計を加速できます。StudioX には複数の既定テンプレートが付属しており、全社的なテンプレート フィードや UiPath Marketplace のテンプレート フィードなど、他のソースからのカスタム テンプレートを使用できます。また、独自のカスタム テンプレートを作成してパブリッシュすることもできます。
StudioX の Backstage ビューの [テンプレート] タブで、利用可能なプロジェクト テンプレートをすべて表示できます。
最近使用されたテンプレートのリストが上部に表示されます。名前および説明によるテンプレートの検索、プレリリース版を含めるかどうかの選択、場所によるテンプレートのフィルター処理が可能です。
使用できるテンプレートの場所は以下のとおりです。
- すべて - すべての場所
- 既定 - Studio とともにインストールされるテンプレート
- オフィシャル - オフィシャル UiPath フィードからのテンプレート
- Orchestrator - 組織全体のテンプレート フィード (Orchestrator に接続されているときに利用可能)
- ローカル - ローカル ユーザー フィード (既定:
C:\Users\User\Documents\UiPath\.templates
)。場所を定義するには、StudioX の Backstage ビューで [設定] > [場所] の順に選択します。
テンプレートに基づくプロジェクトを作成するには
- テンプレートをクリックします。テンプレートに関する詳細を示すウィンドウが開きます。
- 使用するバージョン (既定では最新バージョン) をウィンドウの左下隅から選択し、[テンプレートを使用] をクリックします。
StudioX には、既定で多くのテンプレートが用意されています。各テンプレートは、一連の共通タスクを自動化する十分に機能的なプロジェクトです。オートメーション プロジェクトの設計方法の詳細を学ぶために現状のままで使用することも、独自のオートメーション用の開始点として使用することもできます。各テンプレート内でアクティビティに追加された注釈には、アクティビティの目的およびアクティビティの設定方法に関する詳細情報が含まれます。
既定テンプレートを使用して新しいプロジェクトを作成するには、StudioX の Backstage ビューで [開始] タブを選択し、[テンプレートから新規作成] でいずれかの項目を選択します。
StudioX では次のプロジェクト テンプレートを既定で使用できます。
- [Excel から Word テンプレートを完成しメールで送信] - ユーザー データを含む Excel ファイルと、プレースホルダーのテキストを含む Word ドキュメントを元に、Excel からコピーしたデータを使用して、ユーザーごとに個別の Word 文書を作成し、各ファイルをその対象となるユーザーにメールで送信します。
- データ スクレイピングで PowerPoint プレゼンテーションを作成 - Web サイトからデータをスクレイピングし、そのデータを使用して PowerPoint プレゼンテーションを作成します。
- [リッチ HTML 形式のメールを作成] - Word 文書に Excel のテーブル、画像、書式設定されたテキストを追加し、その文書を [Outlook メールを送信] アクティビティの HTML 本文として追加します。
- [ファイルを Web サイトからダウンロード] - Web サイトから CSV ファイルをダウンロードして、その内容を新規作成した Excel ファイルに書き込みます。
- [Excel データを Web サイトに入力] - サプライヤーに関する情報を含む Excel ファイルから行ごとにデータをコピーして、Web ページに新しいサプライヤーを入力します。
- [Outlook 添付ファイルを保存] - 受信トレイのメールを順番に確認し、拡張子が .xls と .xlsx の添付ファイルをすべてドキュメント フォルダー内のフォルダーに保存します。このオートメーションは、最初の 50 通のメールを処理すると停止します。
- [Excel シートを複数のシートに分割] - 列内の各値で Excel のシートにフィルターを適用して、その結果を別々のシートにコピーします。
個人的に使用するため、または組織内で共有するためにカスタム テンプレートを作成し、パブリッシュすることができます。
新しいプロジェクト テンプレートを作成するには
- StudioX の Backstage ビューで [スタート] タブを選択し、[新規] > [テンプレート] を選択します。[新しいテンプレート] ウィンドウが表示されます。
-
次の情報を入力します。
- 名前 - テンプレートの名前を入力します。
- 場所 - ハード ドライブ上のテンプレートの作成場所を参照します。既定の場所は
C:\Users\User\Documents\UiPath\.templates
です。 -
説明 - 必要に応じて、テンプレートの内容に関する簡単な説明を入力します。
- [作成] をクリックします。
- カスタマイズ可能なフィールドに関する情報のポップアップが表示されます。[続行] をクリックし、必要に応じて [今後表示しない] チェックボックスを選択します。
- 目的のアクティビティを追加および設定します。
- 入力フィールドの設定を行えるようにするには、そのフィールドの右側にあるプラス記号 をクリックして、メニューの [カスタマイズ可能としてマーク] を選択します。
- プロジェクトを実行してテストし、保存します。
カスタマイズ可能なフィールドを使用すると、テンプレートのパブリッシュ時にクリアされるサンプル データを含むテンプレートを作成できます。その後、このテンプレートから独自のデータを使用してタスクを容易に作成できます。
テンプレートを作成するときには、テンプレートのパブリッシュ後に設定可能となる必要のあるフィールドがいくつかある場合があります。たとえば、Excel アクティビティを使用したテンプレートを作成する場合に、自動化の対象に応じて使用するファイルや選択する範囲が変わってくる可能性があるときなどに便利です。
このようなケースでは、フィールドをカスタマイズ可能としてマークできます。それには、そのフィールドの右側にあるプラス記号 をクリックして [カスタマイズ可能としてマーク] を選択します。
これにより、フィールドにアイコンが表示されます。カスタマイズ可能としてマークされたフィールドは、引き続き他のフィールドと同様に使用できるため、プロジェクトを独自の値で実行およびテストできます。
テンプレートをパブリッシュすると、このフィールドの値はクリアされます。テンプレートを保存後に再び開くと、テスト値は保持されていて、編集を続行できます。
このフィールドを設定可能にせずに、値を保持する場合は、プラス記号 > [カスマイズ可能のマークを解除] を選択します。
テンプレートのパブリッシュはプロジェクトのパブリッシュと似ています。異なるのは、ウィザードでテンプレートの情報を入力する手順がある点です。テンプレートをパブリッシュするには、StudioX の [デザイン] タブのリボンで [パブリッシュ] を選択して必要な情報を入力します。
詳しくは、『Studio ガイド』の「オートメーション プロジェクトのパブリッシュについて」をご覧ください。