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オブジェクト リポジトリ
オブジェクト リポジトリを使用すると、オートメーション プロジェクト内部および複数のオートメーション プロジェクトをまたいで UI 要素を再利用できます。また、アプリケーションの UI ライブラリをインポートして、ライブラリに含まれる UI 要素を複数のオートメーション プロジェクトで使用できます。
オブジェクト リポジトリの主な機能を以下に示します。
- プロジェクト全体の UI 要素を 1 か所に集約できます。
- [オブジェクト リポジトリ] パネルの [UI アクティビティ] タブを使用して、プロセス内のすべての UI アクティビティのリストを表示できます。
- [オブジェクト リポジトリ] パネルから要素をドラッグ アンド ドロップできます。
- ライブラリからインポートしたオブジェクトを、ローカル プロジェクトまたは複数のプロジェクトで再利用できます。
オブジェクト リポジトリは UiPath.UIAutomation.Activities パッケージ (バージョン 2020.10 以降) で機能します。UI Automation Next パッケージは 20.10 の時点で非推奨になっていることに注意してください。現在、UI Automation Next のアクティビティは UI Automation パッケージに含まれています。
[オブジェクト リポジトリの使用を強制] トグルが [はい] に設定されている場合は、UI Automation パッケージのアクティビティ部分がオブジェクト リポジトリの要素を参照する必要があります。
UI 要素
UI 要素には、完全または部分的な要素セレクター、アンカー セレクター、画面および要素画像のキャプチャ コンテキスト、画面上の要素について記述するその他のメタデータが含まれます。
UI ライブラリ
UI ライブラリとは、アプリケーション、アプリケーションのバージョン、画面ごとに要素をまとめてカプセル化したものです。UI ライブラリには複数のアプリケーションが含まれる場合がありますが、含められるバージョンは 1 つのアプリケーションにつき 1 つだけです。このメカニズムにより、依存関係をアップグレードするときに、プロジェクト内で使用していたアプリケーションのバージョンも確実にアップグレードされます。
StudioX でタスクを作成します。[パッケージを管理] ウィンドウで、インストールする UI ライブラリがパブリッシュされたフィードに移動し、アクティビティ パッケージの場合と同じ手順で、現在のプロジェクトにインストールします。UI ライブラリが依存関係としてプロジェクトに追加され、その記述子が [オブジェクト リポジトリ] パネルの [UI ライブラリ] の下に表示されます。1 つの UI ライブラリには、UI 記述子の 1 つのバージョンおよびアプリケーションの 1 つのバージョンしか含めることができませんので注意してください。
プロジェクトの [記述子] パネルまたは [UI ライブラリ] セクションの UI 要素を使用するには、デザイナー パネルにドラッグ アンド ドロップするだけです。この操作によりコマンド パレットがトリガーされ、この要素に使用できるアクティビティが示されます。最適なアクティビティを選択すると、それがデザイナーに追加されます。
または、オブジェクト リポジトリに対応したアクティビティの上に UI 要素をドラッグ アンド ドロップすると、アクティビティが自動的に記述子を認識します。