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StudioX ユーザー ガイド
Last updated 2024年8月7日

オブジェクト リポジトリ

オブジェクト リポジトリを使用すると、オートメーション プロジェクト内部および複数のオートメーション プロジェクトをまたいで UI 要素を再利用できます。また、アプリケーションの UI ライブラリをインポートして、ライブラリに含まれる UI 要素を複数のオートメーション プロジェクトで使用できます。

オブジェクト リポジトリの主な機能を以下に示します。

  • プロジェクト全体の UI 要素を 1 か所に集約できます。
  • [オブジェクト リポジトリ] パネルの [UI アクティビティ] タブを使用して、プロセス内のすべての UI アクティビティのリストを表示できます。
  • [オブジェクト リポジトリ] パネルから要素をドラッグ アンド ドロップできます。
  • ライブラリからインポートしたオブジェクトを、ローカル プロジェクトまたは複数のプロジェクトで再利用できます。

前提条件

オブジェクト リポジトリUiPath.UIAutomation.Activities パッケージ (バージョン 2020.10 以降) で機能します。UI Automation Next パッケージは 20.10 の時点で非推奨になっていることに注意してください。現在、UI Automation Next のアクティビティは UI Automation パッケージに含まれています。

[オブジェクト リポジトリの使用を強制] トグルが [はい] に設定されている場合は、UI Automation パッケージのアクティビティ部分がオブジェクト リポジトリの要素を参照する必要があります。

主な概念

UI 要素

UI 要素には、完全または部分的な要素セレクター、アンカー セレクター、画面および要素画像のキャプチャ コンテキスト、画面上の要素について記述するその他のメタデータが含まれます。

UI ライブラリ

UI ライブラリとは、アプリケーション、アプリケーションのバージョン、画面ごとに要素をまとめてカプセル化したものです。UI ライブラリには複数のアプリケーションが含まれる場合がありますが、含められるバージョンは 1 つのアプリケーションにつき 1 つだけです。このメカニズムにより、依存関係をアップグレードするときに、プロジェクト内で使用していたアプリケーションのバージョンも確実にアップグレードされます。

再利用性

オブジェクト リポジトリを使用すると、UI ライブラリを依存関係としてプロジェクトにインストールできるため、複数のプロジェクトをまたいでグローバル レベルで UI 要素を再利用できます。

プロジェクトに UI ライブラリをインポートする

StudioX でタスクを作成します。[パッケージを管理] ウィンドウで、インストールする UI ライブラリがパブリッシュされたフィードに移動し、アクティビティ パッケージの場合と同じ手順で、現在のプロジェクトにインストールします。UI ライブラリが依存関係としてプロジェクトに追加され、その記述子が [オブジェクト リポジトリ] パネルの [UI ライブラリ] の下に表示されます。1 つの UI ライブラリには、UI 記述子の 1 つのバージョンおよびアプリケーションの 1 つのバージョンしか含めることができませんので注意してください。



UI 要素を使用する

プロジェクトの [記述子] パネルまたは [UI ライブラリ] セクションの UI 要素を使用するには、デザイナー パネルにドラッグ アンド ドロップするだけです。この操作によりコマンド パレットがトリガーされ、この要素に使用できるアクティビティが示されます。最適なアクティビティを選択すると、それがデザイナーに追加されます。



または、オブジェクト リポジトリに対応したアクティビティの上に UI 要素をドラッグ アンド ドロップすると、アクティビティが自動的に記述子を認識します。



オブジェクトをコピーして貼り付ける

[オブジェクト リポジトリ] パネル内で右クリックすると表示される [ツリーをコピー] オプションを使用して、ツリー構造全体をオブジェクト リポジトリに、またはオブジェクト リポジトリからコピーしたり、StudioX インスタンス間でコピーしたりできます。

さらに、[コピー] オプションまたはキーボード ショートカットの組み合わせ (ショートカット キー Ctrl + C と Ctrl + V) を使用し、リポジトリから個々の要素をコピーして、前述の場所にペーストすることもできます。

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