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- トラブルシューティング
Robot ガイド
2022.4.1
公開日: 2022 年 5 月 9 日
v2022.4 の Studio で作成された Windows およびクロスプラットフォーム対応のプロセスの起動速度が、前回のリリースと比較して最大 50% 向上しました。
ワークフローから未使用の依存関係をすべて削除すると、プロセスをすばやく起動できます。
Robot が .NET の最新のリリースである .NET 6 を使用するようになりました。これに伴い、Windows プロジェクトとクロスプラットフォーム プロジェクトも .NET 6 を対象とするようになりました。
v2022.4 のリリースより、UiPath Assistant が macOS でも利用できるようになりました。これにより、デスクトップから直接オートメーションにアクセスできます。また、macOS 上の Assistant と Robot でも自動更新機能がサポートされるようになりました。
Assistant にガイド ツアーを追加し、新規ユーザーがメニューや機能について簡単に確認できるようにしました。このツアーは Assistant の初回起動時に自動的に開始されます。また、[設定] メニューからいつでも開始できます。
新しく追加した ワークフロー イベント アクティビティ パッケージには、UiPath Apps と Attended ロボットが実行するプロセス間の通信を可能にする、[中間結果を送信] という新しいアクティビティが含まれています。このアクティビティを使用するとプロセスの処理の中間結果 (IPR) を送信できるため、結果が表示されるまでの時間を短縮できます。
このパッケージは、プロセスを開始するタイミングがオートメーションのボトルネックになっており、プロセスの処理結果を取得するのにオートメーション全体が完了するのを待たなければならない場合に役立ちます。
v2022.4 より、UiPath Robot は Azure AD の資格情報 (azuread/john.doe@example.com) を使用した Windows セッションでの認証をサポートするようになりました。これにより、クラウド ベースの Azure AD の実装しかない環境でも無人オートメーションを実行できます。
Robot JavaScript SDK 専用の リリース ノート ページを追加しました。ここでは、1.2.7 以降の各バージョンの新機能、改良点、およびバグ修正をすべて確認できます。
対話型サインインに使用する Orchestrator URL をコマンド ライン インターフェイスから変更できるようになりました。
今回のリリースでは、OAuth 2.0 フレームワークを認証プロトコルの基盤として使用する、新しいロボット認証メカニズムを実装しました。Unattended ロボットが Orchestrator に接続する際に、マシン テンプレート オブジェクトを介して生成されたクライアント ID とクライアント シークレットのペアを使用することができます。クライアント ID とクライアント シークレットのペアで生成したトークンによって接続が認可され、Orchestrator リソースへのアクセス権がロボットに付与されます。
クライアント資格情報を使用すると、UiPath Robot はユーザーを偽装することなく、自身の資格情報を用いてリソースにアクセスできます。ロボットが Orchestrator からリソースを要求する際は、認証にユーザーが関与しないため、操作を実行するための認可がロボット自体に付与されている必要があります。
- ロボットの認証について詳しくは、こちらをご覧ください。
v2022.4 より、各プロセスの実行履歴を UiPath Assistant で表示できるようになりました。これにより、プロセスを追跡したり、ステータスやエラー (発生した場合) を確認したりできるようになりました。
- Robot が Windows 11 コンソール セッションの解像度を変更できませんでした。
LoginToConsole
パラメーターをNO
に設定すると、まれに無効なトークンが参照として使用されていました。- [SMTP メール メッセージを送信] アクティビティを短期間に複数回使用すると、ハングしたり完了しないことがありました。
- Orchestrator からジョブを開始すると、Assistant でプロセスの [表示名] が表示されませんでした。
- 対話型サインイン セッションの有効期限が切れた後、UiPath Assistant が中断ステートのままになっていました。
- RobotJS の同意なしに複数のバックグラウンド プロセスを実行すると、認証フローが正しく動作しなくなっていました。
- マシン名が中国語の場合に、RobotJS が動作しませんでした。
- v2022.4 より、PiP セッションのタイムアウト値の指定に UIPATH_SESSION_TIMEOUT ではなく
UIPATH_PIP_SESSION_TIMEOUT
環境変数を使用するようになりました。 -
サービス モードの Robot での無人バックグラウンド オートメーションは、既定で Windows 組み込みのローカル サービス アカウント下で実行されます。以前は Orchestrator で設定したユーザー名とパスワードが使用されていました。
注: Orchestrator で設定した資格情報を使用するには、ロボット端末上でUIPATH_HEADLESS_WITH_USER
環境変数を設定し、値をTrue
に設定する必要があります。 - v2022.4 の Robot は、v2019.10 の Orchestrator に対応していません。
Robot をサービス モードからユーザー モードに変換すると、移行が完了した後 NuGet パッケージ内の XML ファイルにアクセスできなくなり、次のエラー メッセージが表示されます。
「Access to path C:\Users\john.doe\.nuget\packages\HelloWorld\1.0.0\lib\net45\Main.xaml
is denied. (パス ph i へのアクセスが拒否されました。)」
.nuget\packages
) にダウンロードおよびインストールされます。
ユーザー モードに変換すると、そのフォルダーの NuGet パッケージにアクセスできなくなります。現在 Robot を実行するユーザーは、これらのファイルを表示または編集する権限を持たないからです。
元のフォルダーからパッケージを削除すると、Robot は設定されたフォルダー内のプロセスをユーザーの権限で再インストールします。これにより、Robot は実行する必要があるファイルにいつでもアクセスすることができます。
.nuget\packages
から .nuget\packages_new
に変更されます。
.nuget\packages
フォルダーを再作成し、そのフォルダー内のプロセスを後で使用できるようダウンロードします。
%userprofile%\.nuget\packages
フォルダーにダウンロード・インストールされます。別のフォルダーを設定するには、次のいずれかの方法で行います。
- インストール中の場合、コマンド ラインから
PACKAGES_FOLDER
オプションを使用してインストールする。 -
インストール後の場合、
uipath.config
ファイルを手動で編集する。- テキスト エディターで
uipath.config
ファイルを開きます。既定では、このファイルはC:\Program Files\UiPath\Studio
にあります。 - ノード
packageSettings
に、新しいフォルダーへのパスを値として含めたキーpackagesInstallationFolder
を追加します。 -
変更を保存し、Robot を再起動します。
たとえば、ダウンロードする場所をC:\nuget
に変更するには、uipath.config
ファイルに以下を追加します。<packageSettings> <add key="packagesInstallationFolder" value="C:\) uget" /> </packageSettings>
<packageSettings> <add key="packagesInstallationFolder" value="C:\) uget" /> </packageSettings>
- テキスト エディターで
サービス モードの Robot とユーザー モードの Robot の違いについて詳しくは、「デプロイの種類別」をご覧ください。このドキュメントでは、各種類の Robot について詳しく説明しています。