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高密度ロボット用の Windows Server を設定する
高密度ロボットのデプロイでロボットを使用すれば、単一の Windows Server マシンを使用して、別々のユーザー セッションで複数のオートメーションを同時に実行できます。このために、最初に Windows Server マシンで一部の設定を行い、次に Orchestrator でロボット グループを設定する必要があります。
以下に、手順を示します。
- Windows Server のユーザーが仮想デスクトップ、セッションベースのデスクトップ、および RemoteApp プログラムにアクセスできるようにするため、リモート デスクトップ セッション ホストをインストールします。
- マシンを使用する (そしてロボットとして使用される) ユーザーを追加します。
- UiPath で高密度ロボット機能を有効化します。
これらの手順を踏んだあと、こちらに記載されているとおりにロボットをデプロイします。
- サーバー マネージャーを開きます。
- [ダッシュボード] パネルで [役割と機能の追加] をクリックします。役割と機能の追加ウィザードが表示されます。
- ウィザードに従い、[サーバーの役割の選択] の手順が表示されるまで [次へ] をクリックします。
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[役割] セクションで [リモート デスクトップ サービス] を選び、[次へ] をクリックします。
- ウィザードに従い [役割サービスの選択] まで進みます。表示される設定は変更しないようにします。
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[役割サービス] セクションで、[リモート デスクトップ セッション ホスト] オプションを選択します。ダイアログ ボックスが表示され、いくつかの必要な機能に関して入力を求められます。
- [機能を追加する] をクリックします。ウィザードに戻ります。
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ウィザードで [インストール オプションの確認] まで進んだら [インストール] をクリックします。機能がインストールされます (サーバーの再起動が必要な場合があります)。
注: リモート デスクトップ セッション ホスト オプションは Microsoft の有料サービスです。重要:RDP セッションが正しく動作するには、RDP のネットワークレベル認証が有効化されていることを確認してください。
有効化は、以下の場所から行います。
コンピューターの構成 – 管理用テンプレート — Windows コンポーネント — リモート デスクトップ サービス — リモート デスクトップ セッション ホスト — セキュリティ — リモート接続にネットワーク レベル認証を使用したユーザー認証を必要とする
対象の端末に接続できるユーザーを追加する必要があります (管理者権限は必要ありません)。これらのユーザーは、ロボットとしても使用されます。
- [コンピューターの管理] を開きます。
- 左側のパネルで、[コンピューターの管理 (ローカル) ] > [ローカル ユーザーとグループ] > [グループ] に移動します。右側のパネルが適切に更新されます。
- [Remote Desktop Users] をダブルクリックします。[Remote Desktop Users のプロパティ] ウィンドウが表示されます。
- [追加] をクリックします。[ユーザー、コンピューター、サービス アカウントまたはグループの選択] ウィンドウが表示されます。
- [選択するオブジェクト名を入力してください] フィールドで、ドメインのユーザーを追加します。そのドメインからロボットはマシンにアクセスできるようになります。
- [OK] をクリックします。構成は保存され、[ユーザー、コンピューター、サービス アカウントまたはグループの選択] ウィンドウは閉じます。
- [Remote Desktop Users のプロパティ] ウィンドウで [適用]、[OK] をクリックします。設定は保存され、追加したユーザーは Windows Server マシンにログインできるようになります。
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マシン テンプレートを作成します。
重要: テンプレートに、必要なランタイムを割り当てます。あるテンプレートに X 個のランタイムを割り当てると、そのテンプレートを使用して Orchestrator に接続された各ワークステーション用に、テナントのライセンス プールから X 個のライセンスが確保されます。これにより、このようなワークステーションのそれぞれで X 個のプロセスを同時に実行できます。たとえば、あるマシン テンプレートに 2 つの Unattended ランタイムと 3 つの NonProduction ランタイムを割り当てたとします。そのマシン テンプレートを使用して Orchestrator に接続された 3 台のワークステーションでは、6 つの Unattended ライセンス (2 つの Unattended ライセンス × 3 台のワークステーション) と 9 つの NonProduction ライセンス (3 つの NonProduction ライセンス × 3 台のワークステーション) をテナントのライセンス プールから確保します。これにより、2 つの Unattended (それぞれ 3 つの非運用環境のプロセス) を各ワークステーションで同時に実行できます。[テナント] > [マシン] > [マシン テンプレート]
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マシン テンプレートによって生成されたキーを使用して、マシンを Orchestrator に接続します。
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ユーザー エンティティの設定: テナント レベルでユーザーのロールを設定し、ロボットの自動作成を有効化します。また、ロボットによる認証が可能となるよう、マシンへのログオンに使用するユーザー名とパスワードを設定し、資格情報ストアを選択して、ロボットの実行の設定を行います。
[テナント] > [ユーザー]
ユーザーの管理方法については、こちらをご覧ください。注: [コンソールにログイン] オプションを [いいえ] に設定してください。
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ユーザーとマシン テンプレートを 1 つまたは複数のフォルダーに割り当てるとともに、フォルダー レベルでユーザーのロールを選択します。
重要: これにより、フォルダーへのアクセス権限が与えられ、そのフォルダーにデプロイされるプロセスを利用できるようになり、実行の準備が整います。[テナント] > [フォルダー]
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優先度とランタイムの種類を設定してからジョブを開始します。ジョブを実行するユーザーを指定できます。未指定のままでも構いません。
重要: 無人ジョブは、環境内のユーザーとマシンを自動的に組み合わせて、動的に実行されます。ユーザーを指定した場合は、マシンだけが動的に割り当てられます。ユーザーを指定しなかった場合は、両方が動的に組み合わされます。後者の方が、リソースの消費が最適化されるため、ジョブの実行メカニズムとしては最適です。[フォルダー] コンテキスト > [オートメーション] > [ジョブ]
UiPath ロボット トレイ (有人モードで使用する Unattended ロボット用)
ジョブの開始方法については、こちらをご覧ください。
モダン
モダン フォルダー内で高密度ロボットを構成して、ユーザーがこの機能のメリットを得られるようにするには、Unattended ロボットを作成する必要があります。さらに、対応するマシン テンプレート (ロボットと Orchestrator の接続に使用されるキーを提供するテンプレート) に複数のランタイムを割り当てる必要があります。
クラシック
クラシック フォルダーのデプロイの場合、マシン名がオートメーションの実行に使用されるマシンの名前と完全に一致している必要があります。ロボットの作成時に構成プロセスを容易にするために、[もう 1 つ作成] チェックボックスをオンにして入力フィールド (ユーザー名、パスワード、マシン名) の値を保存します。