- リリース ノート
- 基本情報
- UiPath Assistant
- インストールとアップグレード
- ロボットの種類
- Robot のコンポーネント
- ライセンス
- Robot を Orchestrator に接続する
- プロセスとアクティビティ
- ログ
- Robot JavaScript SDK
- 特定のシナリオ
- トラブルシューティング
PiP の詳細
有人オートメーションを利用するときにより没入型の体験を得られるよう、ピクチャ イン ピクチャが考えられ、開発されました。多くの場合、自分と同じアプリケーションまたはジェスチャーを使用する必要のあるプロセスを開始するときは、ワークフローが中断する可能性があるため、コンピューターを使用できません。ピクチャ イン ピクチャの導入により、画面上のアプリケーションに依存するプロセスを別のセッションで実行できるため、ロボットが終了するのを待たずに自分のマシンを使って自分のタスクを完了できるようになります。
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PiP でプロセスを実行する必要がある場合は、プロセスのコンテキスト メニュー から [PiP で開始] を選択します。
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新しいセッションが開始され、メイン セッションの資格情報を使用して自動的にログインします。
注: ログインに PIN を使用している場合は、PiP セッションを開始するときにユーザー名とパスワードの入力を求められます。 - PiP セッションへのログインが完了すると、プロセスが開始し、実行されます。プロセスが終了した後、PiP セッションはアクティブなままとなります。セッションを閉じる必要がある場合は、ウィンドウを閉じれば、実行中のプロセスがすべて自動的に停止し、(該当する場合) PiP セッションからサインアウトします。
ピクチャ イン ピクチャを利用することで、コンピューターとメディアを同時に使用できます。これとまったく同じように、PiP を利用することで自分の業務を 2 つの異なるセッションに分割できます。ピクチャ イン ピクチャ機能により、UiPath の有人オートメーションの使用が一歩前進しました。自分の作業を中断せずに他のプロセスを実行でき、それと同時に生産性をさらに高め、人間とのやり取りが必要な業務に細かく気を配ることができます。
ロボットは PiP セッションで動作するため、メイン セッションは使用されません。ユーザーはファイルへのアクセス、ドキュメントの変更、メールの送信、電話への対応など、自分だけしかできない業務を行うことができます。
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Windows のメイン セッションへのログインに PIN を使用している場合、ピクチャ イン ピクチャのセッションを開始するたびに資格情報の入力を求められます。
- この問題が発生するのは、マシンで新たに別のセッションを開始するのに、PiP セッションでユーザー名とパスワードの組み合わせが必要になるからです。PIN がパスワードと異なる場合、ログインは失敗します。
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ピクチャ イン ピクチャ セッションを閉じると、周辺機器の一部の設定が既定値にリセットされる場合があります (キーボードやマウスの照明設定など)。
- 周辺機器は新しいセッションでも使用されるため、周辺機器を終了すると、周辺機器の設定がメイン セッションに戻ります。設定によっては、一部の周辺機器の設定がリセットされる可能性があります。