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2020.10
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サポート対象外
Robot ガイド
Last updated 2024年7月1日

コマンド ライン インターフェイス

Robot コマンド ライン インターフェイス (UiRobot.exe) は、ジョブの開始を要求することができ、ジョブの出力を待つコンソール アプリケーションです。Robot サービスの直接のクライアントであり、WCF チャネルを使用して通信が行われます。

ロボットでサポートされるコマンド ライン引数の利用には、UiPath Robot サービスが実行されている必要があります。実行されていない場合は、Microsoft 管理コンソール サービス スナップインから起動してください。



コマンド ライン引数を使用しやすくするために、cd (change directory) コマンドを使用してロボットがインストールされているディレクトリまで移動します。もしロボットの既定の場所を変更していなければ、次のコマンドを使うことができます。例: cd C:\Program Files (x86)\UiPath\Studio

引数の説明の章に記載されている例は、この操作を行ったと仮定して構成されています。

引数の説明

コマンド ライン引数を使用しやすくするために、cd (change directory) コマンドを使用して Robot がインストールされているディレクトリまで移動します。Robot の既定の場所を変更していなければ、次のコマンドを使うことができます。

cd C:\Program Files (x86)\UiPath\Studio です。

ここに表示されている例はすべて、上記のコマンドを最初に実行したと仮定して構成されています。

Attended ロボットは、人間の監督下でのみ実行してください。

Execute コマンド

  • UiRobot.exe execute [--process <Package_ID> | --file <File_Path>] [--folder <Orchestrator_Folder_ID>] [--input <Input_Parameters>]
このコマンドは、プロセスまたはファイル (.json.xaml、または .nupkg) の実行を開始するために使用されます。execute コマンドの使用時に、--process (-p) および --file (-f) 引数の両方を同時に指定することはできません。次の引数をサポートします。

引数

説明

-p

--process <Package_ID>

必須です。ローカルまたは Orchestrator プロセスの実行を開始します。

例:

  • UiRobot.exe execute --process UiPathDemoProcess
  • UiRobot.exe execute -p UiPathDemoProcess

-f

--file <File_Path>

必須です。ローカル プロジェクト ファイルの実行を開始します。ターゲット ファイルは .json.xaml、または .nupkg です。

例:

  • UiRobot.exe execute --file "C:\UiPath\Automation\Project.json"
  • UiRobot.exe execute --file "C:\UiPath\Automation\Main.xaml"
  • UiRobot.exe execute --file "C:\UiPath\Automation\Notepad.1.0.6682.21636.nupkg"

--folder <Orchestrator_Folder_ID>

任意です。ターゲット プロセスをインストールおよび実行する Orchestrator フォルダーを指定できます。--process 引数と一緒の場合のみ使用できます。

例:

  • UiRobot.exe -Execute --process UiPathDemoProcess --folder OrchFolder1

--input <Input_Parameters>

任意です。実行用の入力引数を指定できます。--process または --file の引数で使用できます。

例:

  • UiRobot.exe execute --process UiPathDemoProcess --input "{'inArg' : 'value' , 'Integer' : 3}"
  • UiRobot.exe execute --process UiPathDemoProcess --folder OrchFolder1 --input "{'inArg' : 'value' , 'Integer' : 3}"
  • UiRobot.exe execute --file "C:\UiPath\Automation\Main.xaml"--input "{'inArg' : 'value' , 'Integer' : 3}"

Pack コマンド

注: v2018.4.4 以降の Studio では、コマンド UiRobot.exe pack ではなく UiPath.Studio.CommandLine.exe publish を使用してパブリッシュすることをお勧めします。詳しくは、「一括更新コマンド ライン パラメーター」をご覧ください。
  • UiRobot.exe pack <Project_Path> --output <Destination_Folder> [-v <Project_Version>]
このコマンドは .nupkg ファイルに Project.json ファイルをパックするために使用されます。次の引数をサポートします。

引数

説明

-o

--output <Destination_Folder>

必須です。.nupkg ファイルを作成する場所を指定できます。

例:

  • UiRobot.exe pack "C:\UiPath\Automation\Project.json"--output "C:\UiPath\Automation\Packages"

-v <Project_Version>

任意です。.nupkg ファイルのバージョンを指定できます。

例:

  • UiRobot.exe pack "C:\UiPath\Automation\Project.json"--output "C:\UiPath\Automation\Packages" -v 1.0.6820.22047

Connect コマンド

  • UiRobot.exe connect [--url <Orchestrator_Server_URL> --key <Machine_Key>] | [--connectionString <Connection_String>]

このコマンドは、Robot を Orchestrator インスタンスに接続するために使用されます。次の引数をサポートします。

引数

説明

connect

必須です。--url--key、または --connectionString 引数が指定されていない場合は、[Orchestrator の設定] の設定が接続を確立するために使用されます。

例:

  • UiRobot.exe disconnect

--url <Orchestrator_Server_URL>

任意です。--key 引数と組み合わせて使用する必要があります。ターゲット Orchestrator インスタンスを指定できます。

例:

  • UiRobot.exe connect --url https://demo.uipath.com/--key 1122AAB3C-DD44-EE55-FF66-7788GG99HH00

--key <Machine_Key>

任意です。--url 引数と組み合わせて使用する必要があります。ターゲット Orchestrator に接続するために使用するマシン キーを指定できます。

例:

  • UiRobot.exe connect --url https://demo.uipath.com/--key 1122AAB3C-DD44-EE55-FF66-7788GG99HH00

--connectionString

任意です。接続文字列を使用して Orchestrator に接続できます。

例:

  • UiRobot.exe connect --connectionString https://demo.uipath.com/api/robotsservice/GetConnectionData?tenantId=1

Disconnect コマンド

  • UiRobot.exe disconnect

このコマンドは、Robot を現在の Orchestrator インスタンスから切断するために使用されます。

Trace コマンド

  • UiRobot.exe trace --enableLowLevel | --disableLowLevel

このコマンドは、Robot のローレベル (Verbose) のトレースを有効化または無効化するために使用されます。次の引数をサポートします。

引数

説明

--enableLowLevel

ローレベルのトレースを有効化します。イベント ビューアーで開くことのできる .etl ファイルが生成されます。これはクラッシュやエラーなどの問題を解決するのに役立ちます。これにより、イベント ビューアーで Robot Executor とサービスの詳細トレーシングが可能になります。

例:

  • UiRobot.exe trace --enableLowLevel

--disableLowLevel

ローレベルのトレースを無効化します。トレーシングを停止したあと、.etl ファイルがデスクトップに生成されます。このファイルはイベント ビューアーで開くことができ、クラッシュやエラーなどの問題を解決できるようにします。

例:

  • UiRobot.exe trace --disableLowLevel

PiP コマンド

マシンのピクチャ イン ピクチャ機能を有効化または無効化できます。この設定はローカル マシン上で適用され、すべてのユーザーに影響があります。また、既存のインストールを変更するために使用されます。

これらのコマンドを実行するには、管理者権限が必要です。

コマンド

説明

PiP --enable

マシンのピクチャ イン ピクチャ機能を有効化します。

PiP --disable

マシンのピクチャ イン ピクチャ機能を無効化します。

ENABLE_PIP コマンド

コマンドラインから UiPath をインストールするときに、マシンのピクチャ イン ピクチャ機能を有効化することができます。

コマンド

説明

ENABLE_PIP=1

マシンのピクチャ イン ピクチャ機能を有効化します。

ENABLE_PIP=0

マシンのピクチャ イン ピクチャ機能を有効化しません。

その他のコマンド

次のコマンドは純粋に情報を提供するものであり、オートメーション プロジェクトにはまったく影響しません。

引数

説明

--version

Robot のバージョンに関する情報を表示します。

--help

サポートされているコマンドのリスト、および対応する情報と例を表示します。

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