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Robot ガイド
Last updated 2024年7月1日

ライセンスについて

デプロイ時間を短縮してアクティベーションを 1 か所から簡単に管理できるように、ロボットのライセンスは、Orchestrator 内の [ライセンス] ページでテナントごとに管理できます。このページでは、簡単にライセンスをアップロードしたり、更新したり、削除したりできます。



まず、ライセンスをアクティベーションして Orchestrator にアップロードします (手順についてはこちらを参照)。これ以降は、Orchestrator に接続するだけで、ロボットのライセンスがアクティベーションされます。

ロボットを Orchestrator に接続する方法は次のとおりです。

上記の各方法では、Orchestrator 内でユーザー、ロボット、マシンのエンティティを、実際の環境に応じて適切に設定する必要があります。

注:

ロボットのライセンスは 1 つのテナントでのみ機能します。

Orchestrator のライセンスは、1 つのテナントごとまたは複数のテナントごとに持つことができます。

ライセンスの概念

Named User

この種類のライセンスは、Attended、Studio、StudioX ロボットで使用できます。

ユーザーに権限を付与する種類のライセンスです。任意のマシン上で任意の数のロボットを登録できます。ただし、それらすべてのロボットが同じ Active Directory ユーザー名を持つ必要があります。ユーザーは複数のロボットを同時に使用できません。

Concurrent User

この種類のライセンスは、Attended、Studio、StudioX ロボットで使用できます。

この種類のライセンスはロボットを実際に使用するときにのみ消費されるため、シフトで勤務するユーザーに役立ちます。

Concurrent ライセンスは、次のような場合にその種類に応じて Orchestrator 内で消費されます。

  • そのロボットが Orchestrator に接続されている
  • UiPath Assistant が実行中である (プロセス実行中のみに限らない)
  • Studio が実行中である

これにより、複数のマシンで多数のロボットを定義することができますが、ロボットを Orchestrator に同時に接続するユーザーの最大数がたとえば 50 だとすると、ある特定の時点で使用するライセンスは 50 のみです。

Concurrent Runtime

この種類のライセンスは、Unattended、NonProduction、および Testing ライセンスが適用されるマシンでのみ使用されます。

マシンがオンラインで Orchestrator に接続されているときは、Orchestrator への接続に使用されるマシン テンプレートのランタイム数に等しい数のライセンスが消費されます。このランタイムは、特定のマシンで同時に実行できるロボットの最大数を表し、手動でカスタマイズできます。

Windows ワークステーションで一度に実行できるバックグラウンド プロセスは 1 つのみであるため、割り当てるランタイムは 1 つに留めることをお勧めします。

Windows Server では、プロセスを同時に実行するロボットを複数設定できるため、より多くのランタイムを割り当てることができます。

注: マシンに定義するロボット数はそのマシンに割り当てられているランタイム数より多くてもかまいません。

ロボットのライセンスの種類

Attended

  • Attended Named User - ユーザーはライセンスが Orchestrator で定義されているときにそのライセンスを消費します。そのライセンスが定義されているマシンの数は関係ありません。ただし、そのユーザーは一度に複数のマシンから接続することはできません。これは Active Directory ユーザーの場合にのみ当てはまることです。ローカル ユーザーが存在する場合、それぞれのユーザーがカウントされ、ライセンスが消費されます。

たとえば、1 台のマシン上に 10 人のユーザーが存在しており、すべてのユーザーが Orchestrator 内で Attended ロボットとして定義されている場合は、 Attended ライセンスが 10 消費されます。10 台の異なるマシン上に同一のユーザーが定義されている場合は、1 ライセンスのみが消費されます。

[Attended] ページには、Orchestrator 内でロボットとして定義されているすべてのユーザー名が表示されます。また、最後のログイン日時、ユーザーが割り当てられているマシンの台数、およびユーザーが現在接続されているかどうかも表示されます。[ロボットを表示] ボタンをクリックすると、特定のユーザー名で定義されている全ロボットのリストを表示できます。

  • Attended Concurrent - この種類のライセンスは、ロボットを同時に実行する権限を複数のユーザーに付与し、ロボットを使用する必要があるときにのみライセンスを消費します。この種類のライセンスは、ユーザーがシフトで勤務する場合に推奨されます。

Orchestrator 内で定義されたユーザー数に関係なく、Assistant を開いた場合にのみライセンスが消費されます。

たとえば、300 台のマシン上に存在する 50 人のユーザーをすべて Attended ロボットとして Orchestrator 内で定義したとしても、誰も自分のロボットを使用していなければ (Assistant が開いていなければ)、ライセンスはまったく消費されません。2 人のユーザーが同じマシンから接続すると、2 ライセンスが消費されます。

[Attended Concurrent] ページには、ロボットとして Orchestrator に接続されているすべてのユーザー名が表示されます。また、最後のログイン日時、ユーザーが割り当てられているマシンの台数、およびロボットがライセンスを取得しているかどうかも表示されます。[ロボットを表示] ボタンをクリックすると、特定のユーザー名で定義されている全ロボットのリストを表示できます。

どの種類であっても、Attended ライセンスを所有している場合は、Attended ロボットをオフラインで一定の時間実行できます。つまり、いかなる理由で Robot が Orchestrator への接続を失ったとしても、ロボットのライセンスは失われません。このパラメーターはテナントの [設定] ページから設定できます。

注: 特定のテナントでは、所有できるライセンスは 1 種類のみです。Attended Named User または Attended Concurrent です。

Studio または StudioX

Studio または StudioX ライセンスは Attended ライセンスと同様に機能しますが、Studio または StudioX を Orchestrator に接続するアクセス権のみが付与されます。Studio を使用する権限は、Orchestrator に接続しているかどうかに関係なく、ローカル ライセンス、または Orchestrator に接続することにより付与されます。

Studio または StudioX がローカルでライセンスを付与されている場合、Orchestrator でロボットを作成したときに [外部ライセンス] チェックボックスをオンにしていれば、Orchestrator のライセンス プールから追加のライセンスが消費されることはありません。Automation Cloud では、ローカル ライセンスを利用できなくなりました。詳細については、こちらをご覧ください。

注: 特定のテナントでは、所有できるライセンスは 1 種類のみです。Studio および/または StudioX Named User または Studio および/または StudioX Concurrent です。

Studio の Orchestrator への接続は、Active Directory ユーザーの場合にのみ機能する点にご注意ください。ローカル ユーザーが存在する場合、それぞれのユーザーがカウントされ、ライセンスが消費されます。

注: 同じ Active Directory ユーザー名を持つ Studio または StudioX Named User ロボットで複数のジョブを開始することはできませんが、異なる端末ではできます。その場合、1 台のロボットのみが指示されたジョブを実行します。

Unattended または NonProduction

このライセンス モデルでは、プロセスを同時に実行できる Unattended/NonProduction ロボットの最大数をカウントします。この数は、すべてのオンラインのマシンに割り当てられるランタイムの総数で指定されます。ライセンスは、すべてのマシンに分配できます。

利用可能な数以上のランタイムを割り当てることはできません。たとえば、利用可能なランタイムが 4 残っていて、既に 2 ランタイムが 1 台のマシンに割り当てられている場合、そのマシンに割り当てられるランタイムは最大 6 です。

[ライセンス] ページには、すべてのオンライン マシンで利用できるランタイムの総数が表示されます。

マシンには任意の数のランタイムを割り当てることができます。これにより、UiPath Robot サービスがそのマシン上で実行中の場合に消費される Unattended/NonProduction ライセンスの数が決定されます。マシン上で定義されたロボットの数とランタイムの数に依存関係はまったくありません。

注: 古いバージョンから v2018.2 に更新する際に高密度ロボットが設定されている場合、マシンごとのランタイム数はそのマシン上のロボットの合計数ではなく、自動的に 1 に設定されます。

たとえば、5 台のロボットが定義されているマシンにランタイムを 3 割り当てた場合、消費されるライセンス数は 3 です。そのマシンで 5 つのジョブを実行する場合、またはすべてのロボットをスケジュールする場合は、以下の事象が発生します。

  1. 3 つのジョブが最初の 3 台のライセンス済みロボットで実行されます。
  2. 残り 2 台のライセンスされていないロボットが保留中ステートになります。
  3. 最初の 3 台のロボットがそれぞれのライセンスを解放します。
  4. 残りの 2 台のロボットがライセンスされ、割り当てられたジョブを実行します。

マシン上に Unattended/NonProduction ロボットが 1 台のみ定義されており、そのマシンにランタイムを 30 割り当てた場合は、そのマシンがオンラインになると 30 ライセンスが消費されます。

Windows ワークステーション上に 10 人のユーザー (ロボット) が存在する場合、一度に実行できるプロセスは 1 つのみであり、ランタイム数は既定値である 1 のままにする必要があります。複数のランタイムを Windows ワークステーションに割り当てて、複数のジョブを同時に実行しようとすると、例外がスローされます。

UiPath Robot サービスが特定のマシンで実行中の場合、そのマシンはライセンス済みとして表示されます。利用できるライセンスがない場合は、そのマシンはライセンスされません。

[Unattended] または [NonProduction] ページには、ロボットが Unattended として定義されているすべてのマシンが表示されます。また、割り当てられたランタイムの数、定義されたロボット数と実行中のロボット数、およびマシンのライセンス ステータスも表示されます。さらに、マシンに割り当てられたランタイムの数を編集したり、そのマシンで定義されているロボットのリストを表示したりすることもできます。

注: マシンがオンラインであってもライセンスされていない場合は、マシンは各ハートビートでランタイムを取得しようとします。

対応機能に関する考慮事項

UiPath スイート全体を v2018.2 に更新して、新しい柔軟なライセンス モデルを活用することをお勧めします。

v2018.3 の Orchestrator における v2016.2 の Robot のロボットによるライセンスの取得はサポートされていません。

v2018.2 Orchestrator と v2017.1 Robot を使用している場合、Attended ロボットには以下の制限が適用されます。

  • 各ロボットは [ロボット] ページでライセンス済みとしてマークされません。これは表示のみの問題です。
  • 複数のマシンに同一の Active Directory ユーザーが存在する場合、複数の Attended ロボットを同時に実行することはできません。

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