Robot
2021.10
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Robot ガイド
最終更新日 2023年10月25日

Robot をプロキシ サーバー経由でリダイレクトする

閉鎖型ネットワーク内にロボットがある場合、または Orchestrator が使用するネットワークとは別のネットワークにロボットがある場合、ロボットと Orchestrator は通信できません。このような場合、プロキシ サーバーを使用することができます。

ロボットをプロキシ サーバーからリダイレクトするには、ロボット端末でいくつか構成を行う必要があります。構成は、次の手順で行います。

  1. ロボット端末が、指示したプロキシ サーバーから Orchestrator にアクセスできるよう、お使いのブラウザーを構成します。
  2. ロボットと NuGet 構成ファイルを編集し、ロボットと Orchestrator 間の通信が指定したプロキシ サーバー経由で行われ、アクティビティ パッケージと自動化プロセスが、プロキシ サーバーからダウンロードされるようにします。
    注: ユーザー モードの Robot はインターネット オプションからプロキシ設定を継承しますが、サービス モードの Robot の場合は、Studio のインストール フォルダーの uipath.config ファイルで特定の設定を行う必要があります。

    詳しくは、「Robot サービスの種類」をご覧ください。

プロキシ設定を構成する

プロキシ スクリプトまたはプロキシ アドレスの設定は、インターネット オプションの [接続] セクションまたは [Windows の設定] の [プロキシ設定] メニューから設定できます。

Web ブラウザーを構成する

  1. Internet Explorer で、[ツール] > [インターネット オプション]の順でクリックします。[インターネット オプション] のウィンドウが開きます。


  2. [接続] タブで [LAN の設定] をクリックします。[ローカル エリア ネットワーク (LAN) の設定] ウィンドウが表示されます。設定に応じて、プロキシ構成スクリプトまたはプロキシ サーバーを設定できます。


  3. プロキシ サーバーまたは自動構成 (プロキシ スクリプトの場合) を設定します。
  4. [OK] をクリックします。設定が保存されます。
  5. Web ブラウザーに Orchestrator の URL を入れて接続をテストします。

Windows プロキシ設定を設定する

  1. スタート メニューを開き、[プロキシ設定] を検索します。
  2. 自動プロキシ設定 (プロキシ スクリプトの場合) または手動プロキシ設定 (プロキシ サーバーの場合) を設定します。
  3. 設定を保存します。
  4. Web ブラウザーに Orchestrator の URL を入れて接続をテストします。


    重要:

    プロキシ アドレスを設定または編集する際は、プロキシ アドレスにプレフィックス http:// を追加しないでください。プレフィックスを追加すると HTTP 呼び出しに対してのみプロキシが有効化されますが、ほとんどの呼び出しが HTTPS であるため、プロキシの構成が失敗します。

    この問題を解決するには、プレフィックス http:// を完全に削除するか、プレフィックス http://https:// の両方のプロキシ アドレスを追加します。

    例:

    • http=proxyaddress -> incorrect

    • http=proxyaddress;https=proxyaddress -> correct

    • http://proxyaddress;https://proxyaddress -> correct

uipath.config ファイルを編集する

  1. インストール フォルダー %ProgramFiles%\UiPath\Studio まで移動します。
  2. uipath.config ファイルを探し、Notepad++ などのテキスト エディターを使用して開きます。
  3. <webProxySettings> タグを追加し、プロキシ環境に基づいて値を設定します。
    <webProxySettings>
        <add key="ScriptAddress" value="http://localhost/proxy.pac" />
    </webProxySettings><webProxySettings>
        <add key="ProxyAddress" value="http://1.1.1.1:1234/" />
        <add key="BypassLocalAddresses" value="True" />
        <add key="BypassList" value="server\.domain\.local$;www.google.com;192.168.d{1,3}.d{1,3}" />
    </webProxySettings><webProxySettings>
        <add key="ScriptAddress" value="http://localhost/proxy.pac" />
    </webProxySettings><webProxySettings>
        <add key="ProxyAddress" value="http://1.1.1.1:1234/" />
        <add key="BypassLocalAddresses" value="True" />
        <add key="BypassList" value="server\.domain\.local$;www.google.com;192.168.d{1,3}.d{1,3}" />
    </webProxySettings>
    注: v2021.4 の Robot より、バイパス リストにはバイパスするサーバーの URI を含む正規表現文字列の配列が含まれている必要があります。

Windows 資格情報によるプロキシ認証

v2021.4.4 以降の Robot は、Windows 資格情報による認証を使用するプロキシ構成で動作できます。この機能を有効化するには、マシンに UIPATH_PROXY_USE_DEFAULT_CREDENTIALS システム環境変数を追加します。
注:
ScriptAddress および ProxyAddress のいずれか 1 つのみを設定します。両方を設定した場合、ScriptAddress が優先されます。
BypassListBypassLocalAddressesは、ProxyAddress が設定されている場合にのみ設定する必要があります。
4. uipath.config ファイルを保存し、Robot サービスを再起動して変更内容を反映させます。

基本認証

2021.10 のリリースより、サービス モードのインストールを使用する際に Robot サービスが基本認証プロトコルを使用するプロキシ サーバーをサポートするようになりました。この機能を有効化するには、uipath.config ファイルの webProxySettings セクションを編集して、以下の情報を追加する必要があります。
<webProxySettings>
<add key="ProxyAddress" value="http://my.proxy.net:8008" />
<add key="UserName" value="myUser" />
<add key="Password" value="myPassword" />
<add key="Domain" value="myDomain" />
</webProxySettings><webProxySettings>
<add key="ProxyAddress" value="http://my.proxy.net:8008" />
<add key="UserName" value="myUser" />
<add key="Password" value="myPassword" />
<add key="Domain" value="myDomain" />
</webProxySettings>
重要: Robot Executor は基本認証メソッドを使用するプロキシ構成をサポートしていません。つまり、基本認証を使用して Orchestrator に接続し、パッケージをダウンロードすることはできますが、実際のワークフローには使用できません。

プロキシ サーバーの接続を確認する

  1. ロボットを Orchestrator に接続します
  2. 既に構成済みのロボットがある環境に、いくつかパッケージをデプロイします。
  3. %userprofile%\.nuget\ フォルダーに移動し、対応するプロセスおよびアクティビティ パッケージがダウンロードされているか確認します。
  4. 対応するジョブを実行して、正しく実行されるか確認します。
    注: 上記の変更に伴い、v2021.4 より前のバージョンから更新する際にプロキシ設定が proxy.config ファイルから uipath.config ファイルに移行されるようになりました。

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