robot
2023.10
false
- リリース ノート
- 基本情報
- UiPath Assistant
- インストールとアップグレード
- ロボットの種類
- Robot のコンポーネント
- ライセンス
- Robot を Orchestrator に接続する
- プロセスとアクティビティ
- ログ
- Robot JavaScript SDK
- 特定のシナリオ
- トラブルシューティング
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Robot ガイド
最終更新日時 2024年12月4日
Robot をプロキシ サーバー経由でリダイレクトする
閉鎖型ネットワーク内にロボットがある場合、または Orchestrator が使用するネットワークとは別のネットワークにロボットがある場合、ロボットと Orchestrator は通信できません。このような場合、プロキシ サーバーを使用することができます。
ロボットをプロキシ サーバーからリダイレクトするには、ロボット端末でいくつか構成を行う必要があります。構成は、次の手順で行います。
- ロボット端末が、指示したプロキシ サーバーから Orchestrator にアクセスできるよう、お使いのブラウザーを構成します。
UiPath.config
ファイルを編集し、ロボットと Orchestrator 間の接続が指定したプロキシ サーバー経由で行われ、アクティビティ パッケージとオートメーション プロセスが指定したプロキシ サーバーからダウンロードされるようにします。
注:
- ユーザー モードの Robot はインターネット オプションからプロキシ設定を継承しますが、サービス モードの Robot の場合は、Studio のインストール フォルダーの
uipath.config
ファイルで特定の設定を行う必要があります。
- Robot がサービス モードでインストールされており、UiPath Assistant の対話型サインイン機能を使用する必要がある場合は、ロボットの実行に使用するユーザーの uipath.config ファイルと Windows の設定の両方でプロキシ設定を構成する必要があります。
-
ユーザー モードの Robot にプロキシ設定を適用するには、ユーザー ホスト サービスを再起動する必要があります。これには、Windows ユーザー セッションからサインアウトしてから、再度サインインします。
重要: Robot がユーザー モードでインストールされている場合、プロセスの実行に基本 (Windows 以外) 認証が必要なプロキシ構成を使用するには、マシンの資格情報マネージャーに資格情報を追加する必要があります。
uipath.config
ファイルの設定はサービス モードの Robot にのみ適用されるからです。
警告:
ライブ ストリーミング機能とリモート制御機能は、2024.10.5 より古いバージョンの Robot では、プロキシ設定で動作しません。Robot をバージョン 2024.10.5 以降にアップグレードすると、プロキシ設定でこれらの機能にアクセスできます。
プロキシ スクリプトまたはプロキシ アドレスの設定は、インターネット オプションの [接続] セクションまたは [Windows の設定] の [プロキシ設定] メニューから設定できます。
- Internet Explorer で、[ツール] > [インターネット オプション]の順でクリックします。[インターネット オプション] のウィンドウが開きます。
- [接続] タブで [LAN の設定] をクリックします。[ローカル エリア ネットワーク (LAN) の設定] ウィンドウが表示されます。設定に応じて、プロキシ構成スクリプトまたはプロキシ サーバーを設定できます。
- プロキシ サーバーまたは自動構成 (プロキシ スクリプトの場合) を設定します。
- [OK] をクリックします。設定が保存されます。
- Web ブラウザーに Orchestrator の URL を入れて接続をテストします。
- スタート メニューを開き、[プロキシ設定] を検索します。
- 自動プロキシ設定 (プロキシ スクリプトの場合) または手動プロキシ設定 (プロキシ サーバーの場合) を設定します。
- 設定を保存します。
重要:
Windows のプロキシの設定メニューの [手動プロキシ セットアップ] セクションでプロキシ アドレスを設定または編集する際は、プロキシ アドレスにプレフィックス
http://
を追加しないでください。プレフィックスを追加すると、Robot などの .NET ベースのアプリケーションで HTTP
呼び出しに対してのみプロキシが使用されるようになりますが、ほとんどの呼び出しが HTTPS
であるため、このプロキシの構成は使用できません。
この問題を解決するには、プレフィックス
http://
を完全に削除するか、プレフィックス http://
と https://
の両方のプロキシ アドレスを明示的に追加します。
例:
-
http=proxyaddress
-> 誤った例 -
http=proxyaddress;https=proxyaddress
-> 正しい例 -
http://proxyaddress;https://proxyaddress
-> 正しい例
- インストール フォルダー
%ProgramFiles%\UiPath\Studio
まで移動します。 uipath.config
ファイルを探し、Notepad++ などのテキスト エディターを使用して開きます。<webProxySettings>
タグを追加し、プロキシ環境に基づいて値を設定します。-
プロキシ スクリプトを使用するには、次のキーと値のペアを指定します。
<webProxySettings> <add key="ScriptAddress" value="http://localhost/proxy.pac" /> </webProxySettings>
<webProxySettings> <add key="ScriptAddress" value="http://localhost/proxy.pac" /> </webProxySettings> -
プロキシ アドレスを指定するには、次のキーと値のペアを指定します。
<webProxySettings> <add key="ProxyAddress" value="http://1.1.1.1:1234/" /> <add key="BypassLocalAddresses" value="True" /> <add key="BypassList" value="server\.domain\.local$;www.google.com;192\.168\.\d{1,3}\.\d{1,3}" /> </webProxySettings>
<webProxySettings> <add key="ProxyAddress" value="http://1.1.1.1:1234/" /> <add key="BypassLocalAddresses" value="True" /> <add key="BypassList" value="server\.domain\.local$;www.google.com;192\.168\.\d{1,3}\.\d{1,3}" /> </webProxySettings>
-
uipath.config
ファイルを保存し、Robot サービスを再起動して変更内容を反映させます。
注: v2021.4 の Robot より、バイパス リストにはバイパスするサーバーの URI を含む正規表現文字列の配列が含まれている必要があります。
v2021.4.4 以降の Robot は、Windows 資格情報による認証を使用するプロキシ構成で動作できます。この機能を有効化するには、マシンに
UIPATH_PROXY_USE_DEFAULT_CREDENTIALS
システム環境変数を追加して true
に設定します。
注:
ScriptAddress
および ProxyAddress
のいずれか 1 つのみを設定します。両方を設定した場合、ScriptAddress
が優先されます。
BypassList
と BypassLocalAddresses
を設定する必要があるのは、ProxyAddress
が設定されている場合のみです。
サービス モードでインストールされた Robot でこの機能を有効化するには、
uipath.config
ファイルの webProxySettings
セクションを編集して以下の情報を追加する必要があります。
<webProxySettings>
<add key="ProxyAddress" value="http://my.proxy.net:8008" />
<add key="UserName" value="myUser" />
<add key="Password" value="myPassword" />
<add key="Domain" value="myDomain" />
</webProxySettings>
<webProxySettings>
<add key="ProxyAddress" value="http://my.proxy.net:8008" />
<add key="UserName" value="myUser" />
<add key="Password" value="myPassword" />
<add key="Domain" value="myDomain" />
</webProxySettings>
重要: Robot Executor は基本認証メソッドを使用するプロキシ構成をサポートしていません。つまり、基本認証を使用して Orchestrator に接続し、パッケージをダウンロードすることはできますが、実際のワークフローには使用できません。
Robot がユーザー モードでインストールされている場合、UiPath Assistant はマシンに基本認証のプロキシ構成が設定されていることを自動的に検出し、ユーザーにユーザー名とパスワードの入力を求めます。
- ロボットを Orchestrator に接続します。
- 既に構成済みのロボットがある環境に、いくつかパッケージをデプロイします。
%userprofile%\.nuget\
フォルダーに移動し、対応するプロセスおよびアクティビティ パッケージがダウンロードされているか確認します。- 対応するジョブを実行して、正しく実行されるか確認します。
注: 上記の変更に伴い、v2021.4 より前のバージョンから更新する際にプロキシ設定が
proxy.config
ファイルからuipath.config
ファイルに移行されるようになりました。