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- UiPath Assistant
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- ロボットの種類
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- Robot を Orchestrator に接続する
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2020.10.2
公開日: 2020 年 10 月 28 日
UiPath 製品間の連携をよりスムーズにするため、製品の新しいデプロイ方法を導入しました。
対話型サインインを使用すると、Robot と Studio はユーザーの ID に基づいて Orchestrator に接続され、ライセンスされます。つまり、マシン キーを使用して手動で接続する必要がなくなり、UiPath Assistant または Studio からサインインするだけで接続が完了します。また、対話型サインインではマシンやマシン テンプレートがシームレスに作成されるため、ロボットごとに個別に作成する手間が省けます。
これらはすべて認証プロセス内で行われるため、ユーザーの負担を最小限に抑えることができ、管理者がロボットごとのマシンの作成に時間をかける必要もなくなります。
UiPath Assistant のデザインを刷新しました。列を 2 列に増やし、お気に入りのプロセスを追加してグループごとに並べ替えたり、プロセスを設定したりできるようにしました。新しくなった配色とユーザー インターフェイスにより、さらに快適で直感的なエクスペリエンスを提供します。
試験段階を終えたピクチャ イン ピクチャ (PiP) 機能を正式に公開しました。これは、使用しているマシンの新しいセッションでプロセスを実行できる機能です。PiP でプロセスを実行すれば、フォアグラウンドで実行されるオートメーションによる影響を心配することなく、自分の業務を継続できます。プロセスが毎回ピクチャ イン ピクチャ モードで実行されるようにするには、Studio の [プロジェクト設定] または UiPath Assistant から直接設定します。今回のリリースより、ピクチャ イン ピクチャ機能をサポートするプロセスを [PiP 対応確認済済] とマークできるようになりました。これは、そのプロセスが PiP で動作することをテスト・確認済みであるということを意味します。また、プロセスを既定で [PiP で開始] するよう Studio から直接設定することもできます。
詳しくは ピクチャ イン ピクチャ に関するドキュメントをご覧ください。
[プロセスを呼び出し]、[ワークフロー ファイルを呼び出し]、[プロセスを並列実行] などの呼び出し系のアクティビティでは、新しいプロセスをピクチャ イン ピクチャ モードで開始するかどうかを選択できます。Studio 内で [その他] > [ターゲット セッション] の順に移動し、アクティビティの [プロパティ] タブから設定できます。
個人用ワークスペースでパブリッシュされたプロセスを、Orchestrator にアクセスすることなく UiPath Assistant から直接削除できるようになりました。このため、不要になったプロセスを簡単にクリーンアップできます。
UiPath Assistant でプロセスのタイトルをクリックして、サブメニューの [プロセスの詳細を表示] にアクセスするだけで、プロセスの詳細を確認できるようになりました。
Studio で入力されたプロセス名と詳細の確認や、入力引数の値の追加に加えて、プロセスをピクチャ イン ピクチャ モードで開始するよう設定する操作を UiPath Assistant から直接行えます。
v2020.10 から、UiPath は nShield キー ストレージ プロバイダーと連携したため、Unattended ロボットが nShield キー ストレージ プロバイダーを使用して Windows にログインできるようになりました。nShield キー ストレージ プロバイダーを使用すると、HSM に格納されているキーを使用して Windows にログインできるため、企業はログイン時のセキュリティをさらに強化できます。
以下の Orchestrator の設定に対する変更を有効にするために、Robot サービスを再起動する必要がなくなりました。
- 切断状態で実行可能な時間
- SignalR の設定 (オン/オフを含む)
- HeartbeatPeriodSeconds
- NuGet フィード
上記以外の設定に対する変更を有効にするには、再起動が必要です。
プロセスが継続的に実行され、ユーザーが誤ってプロセスを停止してしまうことがないようにするための機能です。この機能を使用すると、ユーザーは UiPath Assistant からプロセスを停止できなくなります。Orchestrator でのプロセスの管理方法については、こちらをご覧ください。
- v20.10 以降の Robot で [1 行を書き込み] アクティビティを実行すると、ログが
information
レベルではなくtrace
レベルで出力されます。この変更は、[1 行を書き込み] アクティビティが Orchestrator やその他のログ ストリームにログを送信する原因となった問題を修正するために実装したものです。 RegisterUserModeService
パラメーターは適用されなくなりました。インストール スクリプトを動作させ続けるには、このパラメーターを削除する必要があります。
- グローバル例外ハンドラーは Windows Workflow Foundation (WF) 追跡を使用するため、プロジェクト内で多数の細かい反復処理 (1000~10000) を行う際にこの機能を有効化すると、各アクティビティにオーバーヘッドが追加されパフォーマンスが低下します。
- ビジネス例外は、分離されたワークフローではサポートされていないため、すべての例外がシステム例外として返されます。