- リリース ノート
- 概要
- Communications Mining にデータをアップロードする
- Dispatcher Framework を使用する
- アクティビティ リファレンス

Communications Mining アクティビティ
オートメーションを使用してデータをアップロードする
オートメーションのためにコミュニケーションをアップロードするときには、次の 2 つの重要な概念について把握しておく必要があります。
- どのようなデータをアップロードする必要があるか?
- このデータをどのようにアップロードするか?
Communications Mining にデータをアップロードするオートメーションを設計する場合、まずは、実際にアップロードする必要があるデータを特定します。通常、このデータは主に 2 つのカテゴリに分類されます。コミュニケーション自体の内容と、それに付随するユーザー プロパティです。
Communications Mining では、コミュニケーションに少なくとも本文、タイムスタンプ、および ID が必要です。サポートされているフィールドの完全なリストは『Communications Mining 開発者ガイド』で確認できますが、コミュニケーションの内容に関して言及しておくべき重要な点がいくつかあります。
ID
に使用する値はランダムに生成するのではなく、データのソースであるシステムから取得するのが理想的です。たとえば、Gmail から同期する場合はInternet Message ID
ヘッダーを使用し、フォーラムからレビューをアップロードする場合はレビューに割り当てられた ID を使用します。これにより、後でデータの再処理が必要になった場合に、はるかに簡単に行えます。- データセット全体の一貫性を確保するために、タイムスタンプは UTC で指定する必要があります。
- メールの件名/本文をクリーンアップする必要がある場合 (例: ソース システムの形式が正しくない) は、データをプラットフォームにアップロードする前にクリーンアップする必要があります。
ユーザー プロパティは、コミュニケーション自体と一緒にデータをアップロードする際に役立ちます。
- 下流のオートメーションにはどのようなデータが必要か?
まず、下流のオートメーションに必要なデータを検討します。たとえば、Gmail のメールを同期する場合は、メッセージ ID やメールの送信元のメールボックスと、メールが保存されていたフォルダーも必要になる可能性があります。このデータをすべてユーザー プロパティとして追加し、後のオートメーションでそのデータを使用してコミュニケーションに対するアクションを実行できるようにします。
- 分析にはどのようなデータが役立つか?
次に、Communications Mining プラットフォーム自体での分析に役立つ情報は何かを検討します。通常は、ソリューションの設計フェーズで、このことについてビジネス ユーザーと話し合います。たとえば、CRM ツールからコミュニケーションをアップロードする場合、顧客のティア (ゴールド、シルバー、ブロンズなど) や地理的な場所を含めると非常に便利です。このデータに基づいて、企業は「ゴールド ティアの顧客は、ブロンズ ティアの顧客が不満に思っていないことで、どのような不満を抱いているのか」といった、踏み込んだ質問をすることができます。