抽出の構造

抽出は、コミュニケーション内で行われる要求の 1 つを構造化して表したものです。Communications Mining では、オートメーションで使用するためのそれらの抽出データのリストが提供されます。

注: 抽出は、モデルのトレーナーがタクソノミーを設定するときに、そのモデルのトレーナーにより定義されます。

各抽出には、その解釈の指針となる 2 つの重要な特性があります。1 つ目は抽出名で、抽出の対象となるものを示します。たとえば、抽出名を Address Change や Account Update > Contact Number とすることができます。

2 番目に重要なプロパティは fields です。フィールドは、コミュニケーションから抽出する特定のデータ ポイントを表します。たとえば、Address Change という抽出の関連フィールドには、AccountNumber、FirstLineOfAddress、PostCode などがあります。

各抽出には occurrence_confidence スコアも含まれます。このスコアは、抽出の精度に対する信頼度を示します。このスコアにはしきい値が適用されます。通常、信頼度スコアがしきい値を超える予測は自動化され、しきい値を下回る予測には手動レビューのフラグが付けられます。thresholds フィールドには、予測が超過した各しきい値が表示されます。

注: 予測の信頼度がストリームに設定されたしきい値を超えているかどうかを判断するには、stream しきい値を確認します。

抽出の例

これは、Policy > Amendment > Address Change 抽出が予測されており、この予測の信頼度が stream という信頼度のしきい値を超えている例です。

{
  "name": "Policy > Amendment > Address Change",
  "occurrence_confidence": {
    "value": 0.9909818768501282,
    "thresholds": ["stream"]
  },
  "fields": [
    {
      "name": "Address Line",
      "value": {
        "formatted": "45 Brillington Lane"
      }
    },
    {
      "name": "Excess Amount",
      "value": null
    },
    {
      "name": "Policy Number",
      "value": {
        "formatted": "XE-182943"
      }
    },
    {
      "name": "Town / City",
      "value": {
        "formatted": "Doncaster"
      }
    },
    {
      "name": "UK Postcode",
      "value": {
        "formatted": "S45 9UX"
      }
    }
  ]
}