Action Center
2020.10
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  • インストールとアップグレード
  • アクション
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Action Center User Guide for Standalone
最終更新日 2023年3月24日

インストール

Action Center はオンプレミスでインストールできるため、対応する Orchestrator インスタンスの [アクション] タブ以外の専用のユーザー インターフェイスからアクションを管理できます。

Action Center は既存の Orchestrator インスタンスを必要としますが、そのインストール先は、Orchestrator と異なるサーバーでも同じサーバーでもかまいません。

認証や認可については、対応する Identity Server インスタンスと Orchestrator インスタンスを使用して管理します。これらのインスタンスは Action Center のインストール手順の中で入手できます。

適合性 (正常に動作する割合)

Orchestrator

Orchestrator 内で Action Center を使用しているユーザーは、Action Center インスタンスが既存の v2020.10 Orchestrator インスタンスをポイントするようにする必要がありますが、それ以外の追加手順を実行する必要はありません。既存のアクションはすべて、対応する Orchestrator テナントで定義したアクセス制御に基づき、新しい Action Center ポータルのエンド ユーザーに対して反映されます。

Orchestrator 内の [アクション] タブおよび機能は、次回のリリースまで引き続きサポートされます。ただし、よりよいユーザー エクスペリエンスを享受したり今後のリリースに含まれる新しい機能を正式な状態で利用したりするためにも、新しい Action Center のインターフェイスを使用することをお勧めします。

サポート対象のトポロジ

シングル ノードのシナリオ

  • Action Center が Orchestrator と同じサーバー (異なるポート) で動作する
  • Action Center がシングル ノードのサーバーで動作し、分離されたシングル ノードの Orchestrator インスタンスをポイントする

マルチノードのシナリオ

  • マルチノードの Orchestrator がロード バランサーの背後にある。

    • 単一の Action Center インスタンスが別のサーバーにインストールされていて、Orchestrator ロード バランサーの URL をポイントしている。
    • Action Center がすべての Orchestrator ノードにインストールされていて、それぞれが Orchestrator ロード バランサーの URL をポイントしている。
    • 負荷分散された Action Center URL がビジネス ユーザーに公開されている。

Action Center からのストレージ バケットの要求を受け入れるよう Orchestrator を設定する

Action Center 内の機能のうち、Orchestrator のストレージ バケットに依存する機能 (フォーム アクション、ドキュメント分類アクション、ドキュメント検証アクションにおける画像と PDF のレンダリング) が期待どおりに動作するためには、Orchestrator で次の設定を変更する必要があります。

  1. Action Center から Orchestrator への要求を受け入れる
  2. Orchestrator インストール フォルダーに移動します。
  3. 管理者権限で UiPath.Orchestrator.dll.config ファイルを開きます。
  4. AcceptedRootUrls パラメーターを使用して、認可セクションに Action Center の URL を追加します。
    例: <add key="AcceptedRootUrls" value="http://localhost:6234,https://ACTION_CENTER_ROOT_URL:PORT" />
    重要:
    • AcceptedRootUrls キーの値に空白文字が含まれていないことを確認してください。
    • ポートの値が 80 または 443 (既定のポート) 以外の場合にのみ、ポートの値を追加します。
  5. Orchestrator Web サイトに対し、IIS で OPTIONS 動詞を許可する
  6. IIS に移動します。
  7. [サイト] のリストから [UiPath Orchestrator] を選択します。
  8. [要求フィルター] をクリックします。[要求フィルター] ウィンドウが表示されます。
  9. ウィンドウを右クリックして [動詞の許可] を選択します。


  10. OPTIONS」と入力し、[OK] をクリックします。


  11. IIS をリセットし、変更を反映させます。

Amazon S3 や Azure などのその他のストレージ バケットに対する CORS および CSP の設定方法について詳しくは、「CORS/CSP の設定」をご覧ください。

コマンド ライン パラメーター

UiPath Action Center Windows インストーラー (UiPathActionCenter.msi) がある場合は、コマンド ラインを使用して UiPath スイート全体のインストールや更新を行えます。以下の表は Orchestrator で使用できるパラメーターのリストです。また、いくつかの例も紹介しています。

パラメーター

説明

/q

特定の UiPath 機能のサイレント モードでのインストールに対応していますが、ユーザー インターフェイスは表示されません。

/L*V <LogFile>

インストーラーのログ ファイルを指定したパスに生成します。インストール プロセスの間に問題が発生した場合は、理由を問わず、当社サポート チームにファイルを送信できます。

HOST_NAME

Action Center がインストールされているデバイスのホスト名です。

WEBSITE_PORT

サーバー上の未使用のポートです。Orchestrator と同じサーバーにインストールする場合は、Orchestrator と異なるポートを使用します。指定しない場合、HTTPS の有効化には既定値 (443) が使用されます。

CERTIFICATE_SUBJECT

Action Center との接続のセキュリティ保護に使用する SSL 証明書の名前です。指定しない場合、既定では完全なコンピューター名が使用されます。同じサブジェクトを持つ証明書が複数ある場合は、拇印を指定してください。

INSTALLDIR

Action Center をユーザーが設定した場所にインストールできます。既定では C:\Program Files (x86)\UiPath\ActionCenter にインストールされます。

:fa-warning: インストール ディレクトリに対する読み取りおよび書き込み権限が必要です。

PORT_FIREWALL

このポートにファイアウォール ルールを自動的に追加するかどうかを選択できます。使用できるオプションは次のとおりです。

  • 0 - ファイアウォール ルールは追加されません。
  • 1 - ファイアウォール ルールが追加されます。

PORT_DO_VALIDATE

Web サイトのポートに対して可用性の検証を実行するかどうかを選択できます。利用可能なオプションは次のとおりです。

  • 0 - 検証が実行されます。
  • 1 - 検証が実行されます。

既定値は 1 です。

APPPOOL_IDENTITY_TYPE

Action Center に使用しているアプリケーション プールの種類です。利用可能なオプションは次のとおりです。

  • SpecificUserApplicationPoolIdentity

APPPOOL_USER_NAME

アプリケーション プールを実行しているユーザー名です。APPPOOL_IDENTITY_TYPEUSER に設定した場合にのみ、このパラメータを含める必要があります。

APPPOOL_USER_PASSWORD

アプリケーション プールを実行しているユーザーのパスワードです。APPPOOL_IDENTITY_TYPEUSER に設定した場合にのみ、このパラメータを含める必要があります。

ORCHESTRATOR_URL

Orchestrator インスタンスの URL です。Action Center による Orchestrator とのすべての通信に使用されます。

IDENTITY_URL

Identity Server インスタンスの URL です。

ACTION_CENTER_URL

Action Center のベース URL です。

IDENTITY_INSTALLATION_TOKEN

ID 管理ポータルから取得するアクセス トークンです。詳細については、ID 管理ポータルへのアクセスに関するこちらのページをご覧ください。

以下の例では、UiPathActionCenter.msi インストーラーが置かれているディレクトリにいることを前提としています。たとえば、cd D:\UiPathActionCenter.msi などのコマンドでこれを行うことができます。

Action Center のクリーン インストール

msiexec /i UiPathActionCenter.msi^
HOST_NAME="ACTION_CENTER_HOSTNAME"^
WEBSITE_PORT="444"^
CERTIFICATE_SUBJECT="ACTION_CENTER_HOSTNAME"^
INSTALLDIR="C:\Program Files (x86)\UiPath\ActionCenter"^
APPPOOL_IDENTITY_TYPE="ApplicationPoolIdentity"^
PORT_FIREWALL="1"^
ORCHESTRATOR_URL="https://ORCHESTRATOR_URL"^
IDENTITY_URL="https://ORCHESTRATOR_URL/identity"^
ACTION_CENTER_URL="https://ACTION_CENTER_HOSTNAME:444/"^
IDENTITY_INSTALLATION_TOKEN="eyJhbGciOiJSUzI1NiIsImtpZCI6IkUyNjk3MDQzQjE1Q0QwRDlBMjBCQkZGODVGQjkyMTk2NkI4N0VFQTQiLCJ0eXAiOiJKV1QiLCJ4NXQiOiI0bWx3UTdGYzBObWlDN180WDdraGxtdUg3cVEifQ.eyJuYmYiOjE1OTkwNjk0NTQsImV4cCI6MTU5OTA3MzA1NCwiaXNzIjoiaHR0cHM6Ly9ndXJwcmVldHVpcGF0aC9pZGVudGl0eSIsImNsaWVudF9pZCI6ImdlbmVyYXRlZENsaWVudCIsImF1ZCI6IklkZW50aXR5U2VydmVyQXBpIiwic2NvcGUiOlsiSWRlbnRpdHlTZXJ2ZXJDbGllbnRNYW5hZ2VtZW50Il19.MV9ehC8D5uBcg8PFRb8FPHv05oeFRwZgJURv2GUcmUxvQo3hzdjsxomMXoCHJiNQlqLxqsIzYrgfjwKcpVEchfyWl6HcqKvT_1s8eC3DP9qdrQJtuCrBJqgUcC99v3NaJ6UbdKYVtFDiPlIEetmqsl5ET2Dp0lNxxWle5Zp_p91U-I7SqRHz8lOm0oG0pyKeft53S7jM5Jj2Utr7bLb46ci2cmLgrwsH3Mu7rKOUCtfGHgaNvXoW5XZh9s2OYitZ-XRkCuncjXKoo9pSz7jq8MqVaLnxVRcFrpH2kDRfUew4CMeMJ-lx75maxWyElp9RnxDPykD6wXJAIPFsnuTqQA"^
/L*V "C:\InstallationLogs.log"^
/qmsiexec /i UiPathActionCenter.msi^
HOST_NAME="ACTION_CENTER_HOSTNAME"^
WEBSITE_PORT="444"^
CERTIFICATE_SUBJECT="ACTION_CENTER_HOSTNAME"^
INSTALLDIR="C:\Program Files (x86)\UiPath\ActionCenter"^
APPPOOL_IDENTITY_TYPE="ApplicationPoolIdentity"^
PORT_FIREWALL="1"^
ORCHESTRATOR_URL="https://ORCHESTRATOR_URL"^
IDENTITY_URL="https://ORCHESTRATOR_URL/identity"^
ACTION_CENTER_URL="https://ACTION_CENTER_HOSTNAME:444/"^
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/L*V "C:\InstallationLogs.log"^
/q

Action Center のアンインストール

msiexec /uninstall UiPathActionCenter.msimsiexec /uninstall UiPathActionCenter.msi

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