Action Center はオンプレミスでインストールできるため、対応する Orchestrator インスタンスの [アクション] タブ以外の専用のユーザー インターフェイスからアクションを管理できます。
Action Center は既存の Orchestrator インスタンスを必要としますが、そのインストール先は、Orchestrator と異なるサーバーでも同じサーバーでもかまいません。
認証や認可については、対応する Identity Server インスタンスと Orchestrator インスタンスを使用して管理します。これらのインスタンスは Action Center のインストール手順の中で入手できます。
適合性 (正常に動作する割合)
Orchestrator
Orchestrator 内で Action Center を使用しているユーザーは、Action Center インスタンスが既存の v2020.10 Orchestrator インスタンスをポイントするようにする必要がありますが、それ以外の追加手順を実行する必要はありません。既存のアクションはすべて、対応する Orchestrator テナントで定義したアクセス制御に基づき、新しい Action Center ポータルのエンド ユーザーに対して反映されます。
Orchestrator 内の [アクション] タブおよび機能は、次回のリリースまで引き続きサポートされます。ただし、よりよいユーザー エクスペリエンスを享受したり今後のリリースに含まれる新しい機能を正式な状態で利用したりするためにも、新しい Action Center のインターフェイスを使用することをお勧めします。
サポート対象のトポロジ
シングル ノードのシナリオ
- Action Center が Orchestrator と同じサーバー (異なるポート) で動作する
- Action Center がシングル ノードのサーバーで動作し、分離されたシングル ノードの Orchestrator インスタンスをポイントする
マルチノードのシナリオ
- マルチノードの Orchestrator がロード バランサーの背後にある。
- 単一の Action Center インスタンスが別のサーバーにインストールされていて、Orchestrator ロード バランサーの URL をポイントしている。
- Action Center がすべての Orchestrator ノードにインストールされていて、それぞれが Orchestrator ロード バランサーの URL をポイントしている。
- 負荷分散された Action Center URL がビジネス ユーザーに公開されている。
インストールの手順
アップグレード プロセスの場合:
パス
Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\UiPath\UiPath Action Center
のレジストリに、Action_Center_URL
キーの正しい値を手動で追加します。
env.json
ファイルのAction_Center_URL
の正しい値を確認するには、以下の手順に従います。
- インストール フォルダーに移動します。
- ファイル パス
ActionCenter/Actions/environments/env.json
に移動します。PostLogoutRedirectUri
キーから、正しい Action_Center_URL を取得します。
PostLogoutRedirectUri
の形式が"Action Center URL"/actions
です。たとえば、PostLogoutRedirectUri
がhttps://action-center.loadbalancer.uipath.com:447/actions
である場合は、対応する Action Center の URL はhttps://action-center.loadbalancer.uipath.com:447
です。アップグレード プロセスを開始する前に
Action_Center_URL
の正しい値を指定しなかった場合は、アップグレード後に Action Center ポータルの読み込みに失敗し、env.json
ファイルを手動で更新する必要があります。env.json
ファイルのステップバイステップの更新手順については、「[Action Center のインストールに関する問題](https://docs-legacy.uipath.com/action-center/lang-ja/lang-ja/docs/action-center-installation-troubleshooting)」の最後の行をご確認ください。
- Windows インストーラーを実行します。
- [ライセンス契約の条件に同意します。] チェック ボックスをオンにして契約条項に同意し、[次へ] をクリックします。[Action Center IIS Settings] 選択ウィンドウが表示されます。

- IIS 設定に必要な変更を行います:
- インストール パス - 既定のパスを任意のパスに変更します。ユーザープロファイルのパス (
C:\Users
) は使用しないでください。IIS AppPool<Apppoolname> はこのパスに対する適切な権限がないからです。インストール ディレクトリに対する読み取りおよび書き込み権限が必要です。 - ホスト名 - ホスト名が自動入力されます。ネットワーク ドメイン下のサーバーの場合、検出可能なマシン名が HKM レジストリ キーから読み取られます。インストーラーがレジストリ値を見つけられない場合、ローカルのホスト名が表示されます。
- ポート - サーバー上の未使用のポートです。Orchestrator と同じサーバーにインストールする場合は、Orchestrator とは異なるポートを使用します。
- SSL 証明書 - 接続のセキュリティ保護に使用する SSL 証明書のサブジェクトまたは拇印です。既定では、フル コンピューター名が入力されています。使用できる SSL 証明書について詳しくは、Action Center の「インストールの前提条件」をご覧ください。
- インストール パス - 既定のパスを任意のパスに変更します。ユーザープロファイルのパス (
- [次へ] をクリックします。[Action Center Application Pool Settings] ウィンドウが表示されます。

- 必要に応じて編集可能なオプションを設定します。
- ID - UiPath Action Center の Web サイトを実行する ID を選択できます。利用可能なオプションは次のとおりです。
- アプリケーション プール ID - アプリケーション プールの既定の ID で Action Center の Web サイトを実行します。
- 特定のユーザー - 既存の Windows またはドメインの ID で Action Center の Web サイトを実行します。このオプションを選択すると、[ユーザー名] フィールドと [パスワード] フィールドが表示され、実行する ID を指定できます。
- ID - UiPath Action Center の Web サイトを実行する ID を選択できます。利用可能なオプションは次のとおりです。
アプリケーション プール ID の詳細については、 Microsoft の公式ドキュメントをご覧ください。
- [次へ] をクリックします。[Action Center UiPath Identity Server] ウィンドウが表示されます。

- 必要に応じて編集可能なオプションを設定します。
- Orchestrator URL - 既定のポート (443 または 80) ではない場合にのみ、URL にポート情報を指定します。
- ID URL - Identity Server の URL を指定します。Orchestrator URL とサフィックス
/identity
が自動的に入力されます。 - Action Center URL - 入力したホスト名とポート情報に基づいて自動的に入力されます。Action Center アプリケーションがリバース プロキシまたはロード バランサーの背後で構成されている場合は、ユーザーに表示される URL を指定します。
- ID インストール トークン - ID 管理ポータルから取得するアクセス トークンです。ID 管理ポータルへのアクセス方法について詳しくは、「ID 管理ポータルにアクセスする」をご覧ください。
- [次へ] をクリックします。インストール プロセスが開始します。これで、Action Center を使用できます。
Action Center へのアクセス
ビジネス ユーザーは、URL (https://<actioncenterhost>:<port>/
) を使用して Action Center にアクセスできます。資格情報を使用することで、UiPath Identity Server を介して特定のテナントにログインできます。
ログインすると、[アクション] ページ (https://<actioncenterhost>:<port>/actions/
) にリダイレクトされます。[プロセス] ページ (https://<actioncenterhost>:<port>/processes/
) には画面左側のメニューから移動できます。[プロセス] ページには、URL (https://<actioncenterhost>:<port>/processes
) を使用して直接アクセスすることもできます。
Action Center からのストレージ バケットの要求を受け入れるよう Orchestrator を設定する
Action Center 内の機能のうち、Orchestrator のストレージ バケットに依存する機能 (フォーム アクション、ドキュメント分類アクション、ドキュメント検証アクションにおける画像と PDF のレンダリング) が期待どおりに動作するためには、Orchestrator で次の設定を変更する必要があります。
- Action Center から Orchestrator への要求を受け入れる
a. Orchestrator インストール フォルダーに移動します。
b. 管理者権限でUiPath.Orchestrator.dll.config
ファイルを開きます。
c.AcceptedRootUrls
パラメーターを使用して、認可セクションに Action Center の URL を追加します。
例:<add key="AcceptedRootUrls" value="http://localhost:6234,https://ACTION_CENTER_ROOT_URL:PORT" />
。
注
AcceptedRootUrls
キーの値に空白文字が含まれていないことを確認してください。- ポートの値が 80 または 443 (既定のポート) 以外の場合にのみ、ポートの値を追加します。
- Orchestrator Web サイトに対し、IIS で OPTIONS 動詞を許可する
a. IIS に移動します。
b. [サイト] のリストから [UiPath Orchestrator] を選択します。
c. [要求フィルター] をクリックします。[要求フィルター] ウィンドウが表示されます。
d. ウィンドウを右クリックして [動詞の許可] を選択します。

e. OPTIONS
を入力し、[OK] をクリックします。

- IIS をリセットし、変更を反映させます。
For other storage buckets like Amazon S3 and Azure, see CORS/CSP Configuration for details on how to configure CORS and CSP settings.
7 か月前に更新