Action Center
2020.10
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Action Center User Guide for Standalone
最終更新日 2023年3月24日

はじめに

Action Center を使用すると、ビジネス ユーザーは操作可能なアイテムを処理し、業務に必要な情報を入力してロボットに渡すことができます。この機能によってワークフローの実行が断片化され、一時停止したり、人間が入力した後に再開したりできるため、人間の介入が必要な長期実行の無人ワークフローがサポートされます。

Action Center のインターフェイスは次の 2 か所に分かれています。

  • Processes - ユーザーが無人プロセスを開始できます。
  • Actions - ユーザーがロボットにデータを入力できます。それらの情報は、ワークフローを正常に実行して完了するために後で使用されます。
重要: Orchestrator 内のアクション機能には制限があり、このガイドに記載されている機能は使用できません。新機能を活用するには、専用の Action Center Web アプリを使用してください。将来的にパラダイムの移行が完了するとアクション機能は Orchestrator から削除され、ドキュメントも Orchestrator ガイドから確認できなくなりますので、Action Center Web アプリの利用をお勧めします。
重要: Action Center はライセンスが必要な機能です。ユーザーにアクセスを許可する前にライセンスを購入することが法的に義務づけられています。

動作

人間の検証が必要な長期間にわたるワークフローは、オーケストレーション プロセス テンプレートと特定のアクティビティを使用して、Studio で設定する必要があります。

このようなワークフローではアクションが作成され、そのアクションを Action Center Web サイトでユーザーが処理します。アクションが人間によって処理された後は、ワークフロー内の関連するアクティビティによってマークされているとおり、実行がプロセスに戻り、利用可能な UiPath Robot で処理が続行されます。このため、長期実行の業務プロセスの場合、断片化されたジョブをそのときに利用可能な任意のロボットで実行できるため、効率的にリソースを割り当てることができ、実行時のダウンタイムを短縮できます。

アクションが Orchestrator で生成されると、[未割り当て] のステータスで [Actions] ページに表示されます。優先度、タイトル、カタログなどの属性は、Studio 内で対応するアクティビティを使用してアクションをカスタマイズした際の設定に基づいて表示されます。

アクションは、[アクション カタログ] 内のユーザー定義基準に従ってグループ化されます。この基準はまず Orchestrator で定義し、その後に、Studio で上記のアクティビティを使用してアクションを作成するときに設定する必要があります。

サンプル プロセス

たとえば、請求書処理ワークフローを使用しているとします。実行権限を持つユーザーが、対応するプロセスのジョブを開始します。

そのジョブは、通常どおり実行されますが、ジョブを中断するアクティビティが発生すると保留状態になります。ここで、人手による介入が必要になります。

Automation Cloud でアクションが生成され、完了を待機します。アクション管理者が、アクション受信トレイでこのアイテムを専門のユーザーにさらに割り当てます。このユーザーに対して、保留中のアクションがあることが通知されます。

アクションが検証済みになるとジョブが再開され、使用可能なロボットによってジョブの実行が完了します。

1 つのジョブのフラグメントを異なるロボットで実行できるため、対応するログはジョブの進行状況全体を対象とし、ロボット、人間のレビュー担当者、およびジョブが待機しているトリガーで始まる実行の概要を提供します。

前提条件

長期実行のワークフローを構築・実行するには、Studio/Robot および UiPath.Persistence.Activities の以下の要件を満たす必要があります。

ソフトウェア

バージョン

UiPath Studio/UiPath Robot

2019.10 以降

UiPath.Persistence.Activities アクティビティ パッケージ

1.1.7 以上

  • 動作
  • サンプル プロセス
  • 前提条件

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