プロセスを管理する
前提条件
- 正しい Orchestrator フォルダー コンテキストに存在する。
- プロセスを表示および管理する権限がある。
キューに入力情報を提供するフォームを生成する
- Orchestrator にキューを作成します。
- 特定の業務のシナリオに従ってキューのアイテムを処理し、サードパーティ システムにデータを渡す、コンシューマー オートメーション プロジェクトを作成します。
- キュー トリガーを作成し、新しいアイテムがキューに追加されるたびにコンシューマー プロセスを開始するよう設定します。
キューは Action Center Web サイトの [Processes] ページで利用できるようになり、そのキューが存在するフォルダーへの適切なアクセス権を持つユーザーに対して表示されます。つまり、ユーザーには Orchestrator のフォルダー レベルで次の権限を持つロールを割り当てる必要があります。
- キューの表示
- トランザクションの表示、編集、削除
ジョブに入力情報を提供するフォームを生成する
- オートメーション プロジェクトの Main
.xaml
ファイルに入力引数を含むワークフローを作成し、Orchestrator にパブリッシュします。 - 上記のパッケージからプロセスをデプロイし、入力パラメーターの既定値を指定します (あれば)。
プロセスは Action Center Web サイトの [Processes] ページで利用できるようになり、そのプロセスが存在するフォルダーへの適切なアクセス権を持つユーザーに対して表示されます。つまり、ユーザーにはフォルダー レベルで次の権限を持つロールを割り当てる必要があります。
- プロセスの表示
- ジョブの表示、編集、削除
ファイルをアップロードして無人プロセスをトリガーする
[フォーム タスクを作成] アクティビティ (UiPath.Persistence.Activities パッケージ v1.1.8 以上) に組み込まれたフォーム デザイナーを使用すれば、RPA 開発者はビジネス ユーザーからの入力としてファイルを受け入れる無人プロセスを構築できます。プロセスを設計する際は、ファイルをアップロードするために特殊な引数を使用します。1 つの引数でアップロードできるファイルは 1 つです。プロセスをトリガーするために使用できる引数には、主に以下の 2 種類があります。
_storage 引数
- Studio の [引数] タブで、ファイルのアップロードが必要な引数の名前にサフィックス
_storage
を追加します。これはビジネス ユーザーからの入力なので、[方向] を [IN] に設定します。 - キューで、キューのスキーマのプロパティ名にサフィックス
_storage
を追加します。
ストレージ バケット引数
- Studio の [引数] タブで、ファイルがアップロードされる実際のストレージ バケットを指定する引数 (
BucketName
など) を追加します。 - Orchestrator でストレージ バケットを設定します。プロセスのフォルダー > [オートメーション] > [プロセス] > [編集] > [ランタイム引数] に移動して、作成したバケットを BucketName 引数の値として設定します。
- キューで、キュー スキーマに
BucketName
プロパティを追加し、"default"
キーにストレージ バケットの名前を入力します。 -
現在のワークフローやキューと異なるストレージ フォルダー パスを指定するには、引数
BucketFolderPath
を追加し、上記と同じ方法で既定値を指定します。... "UserFile_storage": { "$id": "#/properties/UserFile_storage", "type": "string", "title": "Upload Document", "default": "FileName", "examples": [ "User FileName" ] }, "BucketName": { "$id": "#/properties/BucketName", "type": "string", "title": "BucketName", "default": "ActionsTest", "examples": [ "User FileName" ] }, ...
... "UserFile_storage": { "$id": "#/properties/UserFile_storage", "type": "string", "title": "Upload Document", "default": "FileName", "examples": [ "User FileName" ] }, "BucketName": { "$id": "#/properties/BucketName", "type": "string", "title": "BucketName", "default": "ActionsTest", "examples": [ "User FileName" ] }, ...
ファイルのアップロードにより無人プロセスをトリガーする方法
- 画面左側のメニューから [Processes] に移動します。
- ファイルのアップロードを許可するプロセスのタイトルにカーソルを合わせ、[プロセスを実行] をクリックして実行します。
- フォームが画面右側にペインとして表示されます。
- フィールドに入力し、ファイルを添付します。
- [提出] をクリックします。
キュー スキーマを使用したファイル アップロード コントロールを持つ無人プロセスをトリガーする方法を示したサンプル ワークフローは、こちらから確認できます。
ビジネス ユーザー エクスペリエンス
- Action Center の Web サイトにログインします。
- [Processes] に移動します。
- [実行] をクリックしてプロセスを起動します。プロセスに入力パラメーターがある場合、フォームが表示されます。
- 入力パラメーターの値を入力して [送信] をクリックします。
- [更新] をクリックすると、トランザクションの最新のステータスが表示されます。
- ワークフローは中断され、アクションが生成されます。
- アクションが完了すると、ワークフローが再開します。
- 完了すると、ユーザーは [詳細] ページに移動して出力結果を表示/コピーできます。