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2022.4
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Action Center
Automation CloudAutomation Cloud Public SectorAutomation SuiteStandalone
Last updated 2024年10月3日

インストール

Action Center はオンプレミスでインストールできるため、対応する Orchestrator インスタンスの [アクション] タブ以外の専用のユーザー インターフェイスからアクションを管理できます。

Action Center は既存の Orchestrator インスタンスを必要としますが、そのインストール先は、Orchestrator と異なるサーバーでも同じサーバーでもかまいません。

認証や認可については、対応する Identity Server インスタンスと Orchestrator インスタンスを使用して管理します。これらのインスタンスは Action Center のインストール手順の中で入手できます。

適合性 (正常に動作する割合)

Orchestrator

Orchestrator 内で Action Center を使用しているユーザーは、Action Center インスタンスが既存の Orchestrator 2021.10 インスタンスをポイントするように設定する必要がありますが、それ以外の追加手順を実行する必要はありません。既存のアクションはすべて、対応する Orchestrator テナントで定義したアクセス制御に基づき、新しい Action Center ポータルでエンド ユーザーに対して反映されます。

サポートされるトポロジ

シングル ノードのシナリオ

  • Action Center が Orchestrator と同じサーバー (異なるポート) で動作する
  • Action Center がシングル ノードのサーバーで動作し、分離されたシングル ノードの Orchestrator インスタンスをポイントする

マルチノードのシナリオ

  • マルチノードの Orchestrator がロード バランサーの背後にある。

    • 単一の Action Center インスタンスが別のサーバーにインストールされていて、Orchestrator ロード バランサーの URL をポイントしている。
    • Action Center がすべての Orchestrator ノードにインストールされていて、それぞれが Orchestrator ロード バランサーの URL をポイントしている。
    • 負荷分散された Action Center URL がビジネス ユーザーに公開されている。

Action Center からのストレージ バケットの要求を受け入れるよう Orchestrator を設定する

Action Center 内の機能のうち、Orchestrator のストレージ バケットに依存する機能 (フォーム アクション、ドキュメント分類アクション、ドキュメント検証アクションにおける画像と PDF のレンダリング) が期待どおりに動作するためには、Orchestrator で次の設定を変更する必要があります。

  1. Action Center から Orchestrator への要求を受け入れる
    1. Orchestrator インストール フォルダーに移動します。
    2. 管理者権限で UiPath.Orchestrator.dll.config ファイルを開きます。
    3. <appSettings> タグの下で、キー <add key="AcceptedRootUrls" value="http://{your_localhost_name}:{port_number}" /> を見つけます。ファイル内でこのキーが見つからない場合は、手動でキーを追加します。
    4. 前の手順で見つけた (または手動で追加した) キーに Action Center の URL を追加します (例: "https://{Action_Center_host}:{port_number}")。 括弧内の値を独自の値に置き換えます。例: <add key="AcceptedRootUrls" value="http://localhost:1234,https://laptop-batman:555" />
      重要:
      • AcceptedRootUrls キーの値に空白文字が含まれていないことを確認してください。
      • ポートの値が 80 または 443 (既定のポート) 以外の場合にのみ、ポートの値を追加します。
  2. IIS で Orchestrator Web サイトに対する OPTIONS 動詞が許可されているかどうかを確認します。
    1. IIS に移動します。
    2. [サイト] のリストから [UiPath Orchestrator] を選択します。
    3. [要求フィルター] をダブルクリックして [要求フィルター] ウィンドウを開きます。
    4. [HTTP 動詞] タブに移動し、表示されるリストで OPTIONS 動詞を探します。

      リストに OPTIONS 動詞が存在しない場合:
      1. ウィンドウを右クリックして [動詞の許可] を選択します。


      2. OPTIONS」と入力し、[OK] をクリックします。


  3. IIS をリセットし、変更を反映させます。

    Amazon S3 や Azure などのその他のストレージ バケットに対する CORS および CSP の設定方法について詳しくは、「CORS/CSP の設定」をご覧ください。

コマンド ライン パラメーター

UiPath Action Center Windows インストーラー (UiPathActionCenter.msi) がある場合は、コマンド ラインを使用して UiPath スイート全体のインストールや更新を行えます。以下の表は Orchestrator で使用できるパラメーターのリストです。また、いくつかの例も紹介しています。

パラメーター

説明

/q

特定の UiPath 機能のサイレント モードでのインストールに対応していますが、ユーザー インターフェイスは表示されません。

/L*V <LogFile>

インストーラーのログ ファイルを指定したパスに生成します。インストール プロセスの間に問題が発生した場合は、理由を問わず、UiPath サポート チームにファイルを送信できます。

HOST_NAME

Action Center がインストールされているデバイスのホスト名です。

WEBSITE_PORT

サーバー上の未使用のポートです。Orchestrator と同じサーバーにインストールする場合は、Orchestrator と異なるポートを使用します。指定しない場合、HTTPS の有効化には既定値 (443) が使用されます。

CERTIFICATE_SUBJECT

Action Center との接続のセキュリティ保護に使用する SSL 証明書の名前です。指定しない場合、既定では完全なコンピューター名が使用されます。同じサブジェクトを持つ証明書が複数ある場合は、拇印を指定してください。

INSTALLDIR

Action Center をユーザーが設定した場所にインストールできます。既定では C:\Program Files (x86)\UiPath\ActionCenter にインストールされます。
警告: インストール ディレクトリに対する読み取りおよび書き込み権限が必要です。

PORT_FIREWALL

このポートにファイアウォール ルールを自動的に追加するかどうかを選択できます。使用できるオプションは次のとおりです。

  • 0 - ファイアウォール ルールは追加されません。
  • 1 - ファイアウォール ルールが追加されます。

PORT_DO_VALIDATE

Web サイトのポートに対して可用性の検証を実行するかどうかを選択できます。利用可能なオプションは次のとおりです。

  • 0 - 検証が実行されます。
  • 1 - 検証が実行されます。

既定値は 1 です。

APPPOOL_IDENTITY_TYPE

Action Center に使用しているアプリケーション プールの種類です。利用可能なオプションは次のとおりです。

  • SpecificUserApplicationPoolIdentity

APPPOOL_USER_NAME

アプリケーション プールを実行しているユーザー名です。APPPOOL_IDENTITY_TYPEUSER に設定した場合にのみ、このパラメータを含める必要があります。

APPPOOL_USER_PASSWORD

アプリケーション プールを実行しているユーザーのパスワードです。APPPOOL_IDENTITY_TYPEUSER に設定した場合にのみ、このパラメータを含める必要があります。

ORCHESTRATOR_URL

Orchestrator インスタンスの URL です。Action Center による Orchestrator とのすべての通信に使用されます。

IDENTITY_URL

Identity Server インスタンスの URL です。

ACTION_CENTER_URL

Action Center のベース URL です。

IDENTITY_INSTALLATION_TOKEN

ID 管理ポータルから取得するアクセス トークンです。詳しくは、「ID 管理ポータルにアクセスする」をご覧ください。

REGISTER_APP_URL

Action Center の URL の更新に使用されるフラグです。既定では、true に設定されています。

以下の例では、UiPathActionCenter.msi インストーラーが置かれているディレクトリにいることを前提としています。たとえば、cd D:\UiPathActionCenter.msi などのコマンドでこれを行うことができます。

Action Center のクリーン インストール

msiexec /i UiPathActionCenter.msi^
HOST_NAME="ACTION_CENTER_HOSTNAME"^
WEBSITE_PORT="444"^
CERTIFICATE_SUBJECT="ACTION_CENTER_HOSTNAME"^
INSTALLDIR="C:\Program Files (x86)\UiPath\ActionCenter"^
APPPOOL_IDENTITY_TYPE="ApplicationPoolIdentity"^
PORT_FIREWALL="1"^
ORCHESTRATOR_URL="https://ORCHESTRATOR_URL"^
IDENTITY_URL="https://ORCHESTRATOR_URL/identity"^
ACTION_CENTER_URL="https://ACTION_CENTER_HOSTNAME:444/"^
IDENTITY_INSTALLATION_TOKEN="eyJhbGciOiJSUzI1NiIsImtpZCI6IkUyNjk3MDQzQjE1Q0QwRDlBMjBCQkZGODVGQjkyMTk2NkI4N0VFQTQiLCJ0eXAiOiJKV1QiLCJ4NXQiOiI0bWx3UTdGYzBObWlDN180WDdraGxtdUg3cVEifQ.eyJuYmYiOjE1OTkwNjk0NTQsImV4cCI6MTU5OTA3MzA1NCwiaXNzIjoiaHR0cHM6Ly9ndXJwcmVldHVpcGF0aC9pZGVudGl0eSIsImNsaWVudF9pZCI6ImdlbmVyYXRlZENsaWVudCIsImF1ZCI6IklkZW50aXR5U2VydmVyQXBpIiwic2NvcGUiOlsiSWRlbnRpdHlTZXJ2ZXJDbGllbnRNYW5hZ2VtZW50Il19.MV9ehC8D5uBcg8PFRb8FPHv05oeFRwZgJURv2GUcmUxvQo3hzdjsxomMXoCHJiNQlqLxqsIzYrgfjwKcpVEchfyWl6HcqKvT_1s8eC3DP9qdrQJtuCrBJqgUcC99v3NaJ6UbdKYVtFDiPlIEetmqsl5ET2Dp0lNxxWle5Zp_p91U-I7SqRHz8lOm0oG0pyKeft53S7jM5Jj2Utr7bLb46ci2cmLgrwsH3Mu7rKOUCtfGHgaNvXoW5XZh9s2OYitZ-XRkCuncjXKoo9pSz7jq8MqVaLnxVRcFrpH2kDRfUew4CMeMJ-lx75maxWyElp9RnxDPykD6wXJAIPFsnuTqQA"^
/L*V "C:\InstallationLogs.log"^
/qmsiexec /i UiPathActionCenter.msi^
HOST_NAME="ACTION_CENTER_HOSTNAME"^
WEBSITE_PORT="444"^
CERTIFICATE_SUBJECT="ACTION_CENTER_HOSTNAME"^
INSTALLDIR="C:\Program Files (x86)\UiPath\ActionCenter"^
APPPOOL_IDENTITY_TYPE="ApplicationPoolIdentity"^
PORT_FIREWALL="1"^
ORCHESTRATOR_URL="https://ORCHESTRATOR_URL"^
IDENTITY_URL="https://ORCHESTRATOR_URL/identity"^
ACTION_CENTER_URL="https://ACTION_CENTER_HOSTNAME:444/"^
IDENTITY_INSTALLATION_TOKEN="eyJhbGciOiJSUzI1NiIsImtpZCI6IkUyNjk3MDQzQjE1Q0QwRDlBMjBCQkZGODVGQjkyMTk2NkI4N0VFQTQiLCJ0eXAiOiJKV1QiLCJ4NXQiOiI0bWx3UTdGYzBObWlDN180WDdraGxtdUg3cVEifQ.eyJuYmYiOjE1OTkwNjk0NTQsImV4cCI6MTU5OTA3MzA1NCwiaXNzIjoiaHR0cHM6Ly9ndXJwcmVldHVpcGF0aC9pZGVudGl0eSIsImNsaWVudF9pZCI6ImdlbmVyYXRlZENsaWVudCIsImF1ZCI6IklkZW50aXR5U2VydmVyQXBpIiwic2NvcGUiOlsiSWRlbnRpdHlTZXJ2ZXJDbGllbnRNYW5hZ2VtZW50Il19.MV9ehC8D5uBcg8PFRb8FPHv05oeFRwZgJURv2GUcmUxvQo3hzdjsxomMXoCHJiNQlqLxqsIzYrgfjwKcpVEchfyWl6HcqKvT_1s8eC3DP9qdrQJtuCrBJqgUcC99v3NaJ6UbdKYVtFDiPlIEetmqsl5ET2Dp0lNxxWle5Zp_p91U-I7SqRHz8lOm0oG0pyKeft53S7jM5Jj2Utr7bLb46ci2cmLgrwsH3Mu7rKOUCtfGHgaNvXoW5XZh9s2OYitZ-XRkCuncjXKoo9pSz7jq8MqVaLnxVRcFrpH2kDRfUew4CMeMJ-lx75maxWyElp9RnxDPykD6wXJAIPFsnuTqQA"^
/L*V "C:\InstallationLogs.log"^
/q

既存のインストール済み Action Center をアップグレードする

アップグレード時には、コマンド ラインに 2 つのパラメーター (IDENTITY_INSTALLATION_TOKENREGISTER_APP_URL) を渡す必要があります。

以下のコマンド ラインの例では、Action Center のシングル ノード インストールをサイレントにアップグレードしてログ ファイルを生成します。

msiexec /i UiPathActionCenter.msi^
REGISTER_APP_URL="true"^
IDENTITY_INSTALLATION_TOKEN="eyJhbGciOiJSUzI1NiIsImtpZCI6IkUyNjk3MDQzQjE1Q0QwRDlBMjBCQkZGODVGQjkyMTk2NkI4N0VFQTQiLCJ0eXAiOiJKV1QiLCJ4NXQiOiI0bWx3UTdGYzBObWlDN180WDdraGxtdUg3cVEifQ.eyJuYmYiOjE1OTkwNjk0NTQsImV4cCI6MTU5OTA3MzA1NCwiaXNzIjoiaHR0cHM6Ly9ndXJwcmVldHVpcGF0aC9pZGVudGl0eSIsImNsaWVudF9pZCI6ImdlbmVyYXRlZENsaWVudCIsImF1ZCI6IklkZW50aXR5U2VydmVyQXBpIiwic2NvcGUiOlsiSWRlbnRpdHlTZXJ2ZXJDbGllbnRNYW5hZ2VtZW50Il19.MV9ehC8D5uBcg8PFRb8FPHv05oeFRwZgJURv2GUcmUxvQo3hzdjsxomMXoCHJiNQlqLxqsIzYrgfjwKcpVEchfyWl6HcqKvT_1s8eC3DP9qdrQJtuCrBJqgUcC99v3NaJ6UbdKYVtFDiPlIEetmqsl5ET2Dp0lNxxWle5Zp_p91U-I7SqRHz8lOm0oG0pyKeft53S7jM5Jj2Utr7bLb46ci2cmLgrwsH3Mu7rKOUCtfGHgaNvXoW5XZh9s2OYitZ-XRkCuncjXKoo9pSz7jq8MqVaLnxVRcFrpH2kDRfUew4CMeMJ-lx75maxWyElp9RnxDPykD6wXJAIPFsnuTqQA"^
/L*V "C:\InstallationLogs.log"^
/qmsiexec /i UiPathActionCenter.msi^
REGISTER_APP_URL="true"^
IDENTITY_INSTALLATION_TOKEN="eyJhbGciOiJSUzI1NiIsImtpZCI6IkUyNjk3MDQzQjE1Q0QwRDlBMjBCQkZGODVGQjkyMTk2NkI4N0VFQTQiLCJ0eXAiOiJKV1QiLCJ4NXQiOiI0bWx3UTdGYzBObWlDN180WDdraGxtdUg3cVEifQ.eyJuYmYiOjE1OTkwNjk0NTQsImV4cCI6MTU5OTA3MzA1NCwiaXNzIjoiaHR0cHM6Ly9ndXJwcmVldHVpcGF0aC9pZGVudGl0eSIsImNsaWVudF9pZCI6ImdlbmVyYXRlZENsaWVudCIsImF1ZCI6IklkZW50aXR5U2VydmVyQXBpIiwic2NvcGUiOlsiSWRlbnRpdHlTZXJ2ZXJDbGllbnRNYW5hZ2VtZW50Il19.MV9ehC8D5uBcg8PFRb8FPHv05oeFRwZgJURv2GUcmUxvQo3hzdjsxomMXoCHJiNQlqLxqsIzYrgfjwKcpVEchfyWl6HcqKvT_1s8eC3DP9qdrQJtuCrBJqgUcC99v3NaJ6UbdKYVtFDiPlIEetmqsl5ET2Dp0lNxxWle5Zp_p91U-I7SqRHz8lOm0oG0pyKeft53S7jM5Jj2Utr7bLb46ci2cmLgrwsH3Mu7rKOUCtfGHgaNvXoW5XZh9s2OYitZ-XRkCuncjXKoo9pSz7jq8MqVaLnxVRcFrpH2kDRfUew4CMeMJ-lx75maxWyElp9RnxDPykD6wXJAIPFsnuTqQA"^
/L*V "C:\InstallationLogs.log"^
/q
注: マルチノード インストールの場合、セカンダリ ノードでの REGISTER_APP_URL パラメーターの指定は任意です。

以下のように、セカンダリ ノードでの Action Center URL 更新フラグをオフにします。

  • サイレント アップグレード - フラグの値を false に設定します (REGISTER_APP_URL="false")。
  • 対話型アップグレード - セカンダリ ノードのチェックボックスをオフにします。

Action Center のアンインストール

msiexec /uninstall UiPathActionCenter.msimsiexec /uninstall UiPathActionCenter.msi

テレメトリをオプトアウトする

UiPath は、問題の診断および Action Center の改善を目的として、使用状況とパフォーマンスに関するデータを収集しています。UiPath が収集する情報には、UiPath 製品情報、オペレーティング システム、ブラウザーのバージョンが含まれることがあります。UiPath プライバシー ポリシーのプラクティスについては、プライバシー ポリシーをご覧ください。

Action Center のデータ収集は、DisableTelemetry という名前の appsettings.json パラメーターで制御されています。これは、インストール プロセス中は既定で false に設定されています。Action Center の使用状況やパフォーマンスに関するデータ収集の送信を拒否するには、この値を true に設定します。
注: Action Center の appsettings.json ファイルは <installation_directory>/ActionCenterService/ にあります。既定のインストール ディレクトリは C:/Program Files (x86)/UiPath/ActionCenter/ です。

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