StudioX
2022.10
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StudioX ユーザー ガイド
最終更新日 2024年2月8日

2022.10.3

公開日: 2022 年 10 月 27 日

新着情報

Windows がプロジェクトの新しい既定の対応 OS に

常に最新かつ最高のテクノロジを提供するための取り組みの一環として、最近のリリースでは .NET 6 に基づいた Windows およびクロスプラットフォーム対応のプロジェクトを導入されました。これらの新しいフレームワークのサポートを拡張し、開発エクスペリエンスを改善すべく開発を進めた結果、v2022.10 からは .NET 4.6.1 に基づいた Windows - レガシ プロジェクトの使用が非推奨になりました。Windows - レガシ プロジェクトを引き続き作成することはできますが、新規プロジェクトの既定の対応 OS が Windows に変更されたため、今後は Windows またはクロスプラットフォーム オプションを使用することをお勧めします。v2023.4 のリリースでは、既存の Windows - レガシ プロジェクトの編集はサポートされますが、新規プロジェクトの作成はサポートされません。また、以前は Windows - レガシ プロジェクトしかなかった StudioX でプロジェクトを作成する際に、対応 OS を選択する必要があります。

この移行をしやすくするため、StudioX に組み込みの変換ツールを追加しました。このツールを使用すると、Windows - レガシ プロジェクトを Windows プロジェクトに簡単に変換できます。変換ツールは Studio と StudioX の両方で利用可能です。

詳しくは、「Windows レガシ プロジェクトの非推奨化」をご覧ください。

クロスプラットフォーム プロジェクトの導入

StudioX で新しいプロジェクトを作成する際に、クロスプラットフォーム プロジェクトを選択できるようになりました。既定のフレームワークは Windows です。またクロスプラットフォーム プロジェクトでは、以下のアクティビティ パッケージを既定で利用できます。

  • システム アクティビティ
  • UI Automation アクティビティ
  • Microsoft Office 365 アクティビティ
  • Google Workspace アクティビティ

詳細については、「クロスプラットフォーム プロジェクトを設計する」をご覧ください。

アクティビティの新しいデザイン

アクティビティのデザインが新しくなり、ユーザー エクスペリエンスが向上しました。最も一般的なデータ型に使用できるコントロール、エディター、およびビルダーを新しく追加し、式を書くことなくアクティビティの設定を簡単に行えるようにしました。アクティビティのプロパティはすべて、ワークフロー デザイナーのアクティビティ カード内に表示されるようにしたため、プロパティ パネルを使用して高度なプロパティの設定を行う必要がなくなりました。このエクスペリエンスは、クロスプラットフォーム プロジェクトで利用できます。また、Windows プロジェクト内の一部のアクティビティでも利用できます。詳しくは、「オートメーションを設計する」をご覧ください。

さらに、すべてのアクティビティのヘッダーのデザインを変更し、アクティビティのコンテキスト メニューにすばやくアクセスできるボタンを追加しました。ソース パッケージによって色が異なる枠線は左側が太く表示されるため、以前より見やすくなりました。



設計時のトリガー

StudioX でプロジェクトに手動トリガー、時間ベースのトリガー、またはイベントベースのトリガーを追加できるようにしました。これにより、オートメーションを実行するタイミングを設計時に設定できるようになりました。カスタマイズ可能なトリガー アクティビティが多数用意されており、今後もたくさんのイベントベースのトリガーが追加される予定です。

詳しくは、「オートメーションを設計する」の「トリガーを追加する」セクションをご覧ください。

Studio および Studio Web でのオートメーションの設計

Studio Web の登場により、あらゆるデバイス上の Web ブラウザーからオートメーションを簡単に設計できるようになりました。Studio と Studio Web の両方を使用する場合、クロスプラットフォーム プロジェクトは常に同期されるため、両方で開発できます。詳しい方法については、「オートメーション プロジェクトについて」の「Studio と Studio Web を切り替える」セクションをご覧ください。

注: Studio Web は、現在プレビューで利用可能です。

初回使用時のクイック ツアー

StudioX でプロジェクトを初めて開いたときに、オートメーションの構築に使用できるさまざまなパネルやツールを紹介するクイック ツアーが表示されるようになりました。主な変更は以下のとおりです。

  • 基本的なパネルとその機能
  • アクティビティの追加方法
  • アクティビティの設定方法
  • タスクの実行とパブリッシュ方法

改良点

Data Manager の更新

データ マネージャーに変更を加え、既存の機能の一部を拡張しました。主な変更は以下のとおりです。

  • 変数にスコープを割り当てて、プロジェクト内のどこで変数を使用するかを決定できるようになりました。
  • 変数と引数を一括作成できるようになりました。
  • アクティビティの [グループ化] オプションを使用することで、スコープの応じてすべての変数をグループ化できます。
  • [アクティブなスコープと同期] ボタンを使用すると、フォーカスしている同期 (例: [Excel ファイルを使用] アクティビティ カード) とスコープが一致する変数のみが表示されます。
  • フィルター機能を拡張され、Data Manager で利用できるすべての種類のデータに対して利用できるようになりました。
  • プロジェクトで使用されているコネクションを表示できるようになりました。

ワークフロー アナライザー

ワークフロー アナライザー ウィンドウの上部に検索ボックスを追加し、名前やコードでルールを検索できるようにしました。また、スコープやアクションでルールをフィルター処理する機能を改良し、複数の項目を選択できるフィルター ドロップダウンを検索ボックスの横に新しく追加しました。

新しいルール
  • ST-USG-032 (必須のタグ) - 必須のプロジェクト タグのリストを組織で定義できます。
  • ST-USG-034 (Automation Hub URL) - 各プロジェクトを Automation Hub のアイデアに強制的にリンクさせるように組織で設定できます。
ルールの改良
ST-USG-014 (パッケージの制限) で、禁止されているパッケージだけでなく許可されているパッケージのリストも定義できるようになりました。許可されているパッケージ ボックスでは、ワイルドカード文字 * が使用できます。たとえば、「UiPath.*」と入力すると、UiPath によってパブリッシュされたパッケージのみが許可されます。

その他の改良点

  • 組織でガバナンス ポリシーを使用して、ユーザーがパブリッシュできるフィードと、Studio で有効化されるテンプレート フィードを制御できるようになりました。
  • UiPathStudio.msi に含まれており、ローカル フィードで利用可能なアクティビティ パッケージの数を減らし、Studio の MSI インストーラーのサイズを軽量化しました。これに伴い、インストーラーに含まれるのは Studio および StudioX でプロジェクトを作成するための既定の依存関係のパッケージ (ExcelMailSystemUI AutomationTestingPresentationsComplexScenariosWebAPIWord) とその依存関係のみになりました。他の公式パッケージは、オフィシャル フィードまたは Orchestrator フィードからインストールできます。
  • パッケージのオフィシャル フィードの URL を https://pkgs.dev.azure.com/uipath/Public.Feeds/_packaging/UiPath-Official/nuget/v3/index.json に変更しました。

Excel の自動化

新しいアクティビティ
  • ピボット テーブルをフィルター - 1 つの列内の値に基づいて、ピボット テーブル内にフィルターを作成します。既存のフィルターをクリアする場合にも使用できます。
  • セルの色を取得 - セルの背景色を抽出し、Color 変数として保存します。
  • VBA を呼び出し - VBA コードを含む外部ファイルからマクロを呼び出し、Excel ファイルに対して実行します。
改良点
  • [範囲を読み込み] アクティビティを最適化し、書式設定された Excel ファイルを扱う際のパフォーマンス速度が向上しました。

共通アクティビティ

新しいアクティビティ

StudioX では、クロスプラットフォーム プロジェクトで以下のアクティビティを利用できるようになりました。

改良点

バグ修正

  • [繰り返し (データ テーブルの各行)] アクティビティのカード内にアクティビティを配置しても、カードが正しく展開されませんでした。
  • StudioX でプロジェクトをパブリッシュする際に拡張子が ico のパッケージのアイコンを追加できてしまい、エラーが発生していました。
  • DateTime 変数に「今日」の値が代入できませんでした。
  • [Orchestrator のアセットを取得] アクティビティや [Orchestrator の資格情報を取得 ] アクティビティで docs imageプラス ボタンを使用して アセット 名を選択しようとすると、StudioX がフリーズしていました。
  • 注釈ウィンドウよりテキストが長い時に、注釈テキストが折り返し返されませんでした。
  • [Word ファイルを使用/Word アプリケーション スコープ] アクティビティ内で [変更を保存] プロパティと [自動保存] プロパティがオンになっていなくても、Word 文書が保存されていました。
  • [Excel プロセス スコープ] アクティビティで [既存のプロセスのアクション] オプションが [強制終了] に設定されていると、現在のユーザーだけでなく、Excel プロセスを実行しているすべてのユーザーの Excel プロセスを強制終了しようとしていました。

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