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StudioX ユーザー ガイド
Last updated 2024年11月18日

オートメーション プロジェクトについて

オートメーション プロジェクトは、ロボットで実行できるアクティビティのシーケンスで、これによりコンピューターで実行するさまざまなタスクを自動化します。オートメーション プロジェクトは、StudioX の [デザイナー] タブで作成および表示します。

StudioX でプロジェクトを作成すると、ユーザーが選択した場所にある、プロジェクト名を名前とするフォルダーにプロジェクト ファイルが保存されます。既定では、%USERPROFILE%\Documents\UiPath ディレクトリにプロジェクトが保存されます。

プロジェクト フォルダーには、既定で以下のファイルとサブフォルダーが含まれます。

  • ファイル

    • メイン ワークフローを保存した Main.xaml ファイル。
    • オートメーション プロジェクトに関する情報を含む project.json ファイル。
    • Excel ファイル。既定と異なるプロジェクト ノートブックを使用するようにプロジェクトを構成していない場合、ファイル名は既定の Project_Notebook.xlsx になります。
  • 実行エラーが発生した場合にプロジェクトで実行する動作を指定することを目的とするワークフローを保存した GlobalHandlerX.xaml ファイル。
  • 実行エラーが発生した場合に表示するエラー メッセージのテンプレートを保存した RuntimeExecutionError_Template.html ファイル。
  • サブフォルダー

    • .local - ローカルにキャッシュされるプロジェクト データが含まれています。
    • .screenshots - プロジェクト内で UI Automation アクティビティで生成されるスクリーンショットが使用されている場合に、そのスクリーンショットが含まれています。
    • .settings - 実行時に使用される、アクティビティのプロジェクト設定が含まれています。

プロジェクトの対応 OS を設定する

新しいプロジェクトを作成するときには、自動化するアプリケーションと、プロジェクトを実行する環境に基づいて対応 OS を選択します。

  • Windows - デスクトップ アプリの Microsoft Office などの Windows アプリケーションに関わるオートメーションの場合に選択します。オートメーションは Windows コンピューター上で実行できます。これは既定のオプションです。
  • クロスプラットフォーム - Web 版の Microsoft Office 365 や Google Workspace などのオンライン アプリケーションに関わるオートメーションの場合に選択します。オートメーションは Windows オペレーティング システムおよび Linux や macOS などの Unix 系オペレーティング システムで実行できます。クロスプラットフォーム プロジェクトの設計について詳しくは、『Studio ガイド』の「クロスプラットフォーム プロジェクト」をご覧ください。
  • Windows - レガシ - Windows に似ていますが、段階的に廃止予定のレガシ テクノロジに基づいています。以前のリリースで作成された StudioX プロジェクトにはこの対応 OS が使用されています。既存のプロジェクトを新しい Windows 対応のプロジェクトに変換する方法については、「Windows - レガシ プロジェクトを Windows 対応のプロジェクトに変換する」をご覧ください。

無人オートメーションとしての StudioX プロジェクトの使用

StudioX プロジェクトは有人での使用のみを目的として設計されており、無人での使用を目的としたプロジェクトを StudioX で開発することはお勧めしません。GEH を削除して StudioX プロジェクトを更新すれば、Studio プロファイルで無人オートメーションとして使用できます。プロジェクトをパブリッシュして無人オートメーションとして使用する前に RPA 開発者によるプロジェクトのレビューを実施することをお勧めします。記録するログやエラー処理を追加したり、アセットとして保存すべき値がハードコードされていないか確認したりするためです。

プロジェクト設定を調整する

各プロジェクトの設定を行うには、StudioX のリボンで [プロジェクト] > [プロジェクト設定] を選択します。



[設定] ウィンドウのフィールドの説明

フィールド

説明

名前

プロジェクト名を変更します。名前には空白文字を含めることができます。プロジェクトに名前を付ける際、空白文字はパブリッシュ時に削除される点にご注意ください。このフィールドには最大 128 文字まで入力できます。

説明

プロジェクトの説明を変更します。このフィールドには最大 500 文字まで入力できます。

プロジェクト タグ

新しいタグを作成するか、Orchestrator で既に定義されているタグを再利用して、1 つ以上のタグをプロジェクトに追加できます。タグにはラベルプロパティ (キーと値のペア) の 2 種類があります。タグはパブリッシュされるパッケージに含まれており、プロジェクトの説明と分類に役立ちます。たとえば、自動化されたアプリケーション (Excel のラベル) や部署 (department:accounting というキーと値のプロパティ) を表すタグを追加できます。
入力を開始すると、既に定義されたタグから一致候補が提案されます。一致候補のリストからタグを選択して再利用できます。プロパティの一致候補の場合、キーと : (コロン) 文字が最初に表示され、キーを選択すると関連付けられた値が表示されます。
新しいタグを追加するには、名前を入力した後、名前の横にプラス記号が表示されているエントリをクリックします。文字列を : (コロン) 文字で分けるとプロパティを追加でき、: を含めないとラベルを追加できます。
ラベルおよびキーと値のプロパティに使用できる文字数は、最大 256 文字です。タグ名に使用できない文字は、 <>%&\?/: です。

プロジェクト タグは Orchestrator のプロセスに自動的に適用できます。タグの使用について詳しくは、『UiPath Orchestrator ガイド』の「タグを使用してリソースを整理する」をご覧ください。

Automation Hub URL

プロジェクトにリンクされている Automation Hub のアイデアの URL です。詳しくは、「プロジェクトを Automation Hub のアイデアにリンクする」をご覧ください。

パッケージのアイコン

必要に応じて、プロジェクトのカスタム アイコンを定義します。ファイルを参照して選択するか、最大 1MB の jpegjpg、または png ファイルへのパスまたはパブリック URL を入力します。

プロジェクトがパブリッシュされると、アイコンは次のように表示されます。

  • タスク オートメーションの場合、プロセス リストで特定しやすいように、Assistant でプロセス名の横に表示されます。
  • テンプレートの場合、[ホーム] (Studio の Backstage ビュー) > [テンプレート] でテンプレートの横に表示されます。
注: Orchestrator または埋め込みアイコンがサポートされていないフィードにパブリッシュするライブラリのアイコンとしてローカル ファイルを使用すると、アイコンは [パッケージを管理] に表示されません。この場合は、URL を使用してアイコンを指定します。

PiP のオプション

プロジェクトがピクチャ イン ピクチャ (PiP) を使用してテストされたかどうか、および既定で PiP で開始するかどうかを示します。

  • PiP の使用をテスト済み、PiP で開始 - オートメーションの PiP モードでの実行が承認されています。実行時は、既定で PiP で開始されます。
  • PiP の使用をテスト済み、既定では PiP で開始しない - オートメーションの PiP モードでの実行が承認されています。実行時は、既定でメイン セッションまたはデスクトップで開始されます。
  • PiP の使用のテスト未実施 - オートメーションの PiP モードでの実行が承認されていません。実行時は、既定でメイン セッションまたはデスクトップで開始されます。PiP で実行すると、この機能を使用してテストされていないことを知らせるダイアログが表示され、次に進む前に確認を求められます。

PiP の種類

プロジェクトを PiP で実行する場合にオートメーションをユーザー セッションから分離する方法を選択します。[新しいセッション] (マシン上の子セッション) または [新しいデスクトップ] (ユーザー セッション内の仮想デスクトップ) のいずれかを選択します。

オートメーション プロジェクトをパブリッシュする

オートメーション プロジェクトのパブリッシュ とは、ワークフローおよびその他のファイルをプロジェクト フォルダーにアーカイブし、そのフォルダーをロボットに送信して実行できるようにすることをいいます。

Robot が Orchestrator に接続されている場合は、StudioX プロジェクトを Orchestrator にパブリッシュし、UiPath Assistant から実行できます。Robot が Orchestrator に接続されていない場合は、プロジェクトを Robot の既定の場所にパブリッシュし、UiPath Assistant から実行できます。

StudioX のパブリッシュ プロセスは、Studio のパブリッシュ プロセスと同じです。詳しくは、『Studio ガイド』の「オートメーション プロジェクトのパブリッシュについて」をご覧ください。

アクティビティ パッケージを管理する

アクティビティ パッケージの管理について詳しくは、『UiPath Studio ガイド』をご覧ください。

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