はじめに

Task Mining は、記録クライアントを使用するかユーザー入力を介してタスクのトレースとバリエーションを自動的にキャプチャし、トレースを手動で構築します。Task Mining を使用すると、タスクの複数のバリエーションをキャプチャし、トレースを結合してタスクの類似点や相違点を見つけることができます。

ユース ケース

Task Mining は、タスクを把握していて、タスクのボトルネックやバリエーションについてさらに詳しく知り、実行可能性を向上させたい場合に使用されます。

ヒント:

同じユーザーまたは異なるユーザー (10 人まで) によって記録できる、同じタスクの異なるトレース (バリエーション) をキャプチャすることをお勧めします。

Task Mining プロジェクトには最大 100 件のトレースを含めることができます。各トレースには、最大 500 件のアクションを含めることができます。

トレースの収集が完了すると、プロジェクト所有者/CoE リード/ビジネス アナリスト/自動化の開発者は、収集された結果を確認し、それらを結合して類似点と違いを見つけることができます。結合されたトレースに注釈を付けて編集し、xaml の UiPath® Studio ファイルやドキュメント (プロセス設計図など) にエクスポートできます。

Task Mining は、複数のアプリケーションやステップを使用し、完了までの方法も複数存在する、さまざまな種類のタスクに対して活用できます。Task Mining は、たとえば以下の項目のキャプチャやレビューに使用できます。

• 明細項目の手動データ入力などの、請求書の処理手順
• さまざまなシステムの発注作成ステップ。
• 複数のアプリケーションにわたる口座調整アクティビティ
• Customer Service チケットの作成および完了タスク
• 人事部での新たな採用承認

メリット

• Task Capture の主要な機能を Task Mining と統合したため、ダイアグラム構築時のパフォーマンスとユーザー エクスペリエンス (UX) が向上しました。
• Task Mining のすべてのプロジェクトで共通のストレージ スペースとして機能する統合ポータルの使用により、SharePoint または OneDrive 上でファイルを送信する際の課題をなくしました。
• 簡単に複数のユーザーから記録を収集して、プロジェクトを同僚と共有することができます。すべての Task Mining プロジェクト用に 1 つのスペースが用意され、複数のユーザーが同時にコラボレーションできるようになりました。
• 同じタスクの複数のトレースを結合するための自動およびガイド付き手法により、複数の記録を組み合わせてプロセスの全容を表示できるため、手動での手間が軽減されました。

• 生成されたタスク スケルトンを Studio、Word 形式の業務プロセス定義書、または画像ファイル形式のダイアグラムにエクスポートすることによって、自動化とドキュメントの作成を迅速化します。