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Orchestrator インストール ガイド

最終更新日時 2025年9月24日

サーバーの役割と機能

次のサーバーの役割と機能は、InstallRolesAndFeatures.ps1 PowerShell スクリプトによりインストールされます。
  1. [Web サーバー (IIS)] > [Web サーバー] > [HTTP 共通機能] の順序で展開します。リストには、次の項目が含まれています。

    • 既定のドキュメント
    • HTTP エラー
    • 静的なコンテンツ
  2. [Web サーバー (IIS)] > [Web サーバー] > [セキュリティ] の順序で展開します。リストには、次の項目が含まれます。

    • 要求フィルター
    • URL 認可
    • Windows 認証
  3. [Web サーバー (IIS)] > [Web サーバー] > [アプリケーション開発] の順序で展開します。リストには、次の項目が含まれています。

    • ASP.NET45
    • .NET 拡張機能 4.5
    • Application Initialization
    • ISAPI 拡張
    • ISAPI フィルター
    • WebSocket

      注: Windows Server 2019 には既定で ASP.NET47 が組み込まれています。.NET 拡張機能 4.7 も既定で選択されています。
  4. [Web サーバー (IIS)] > [Web サーバー] > [管理ツール] の順序で展開します。リストに次の項目が表示されます。

    • IIS 管理コンソール
  5. 役割と機能の追加ウィザード > [機能] にアクセスして、以下の項目を有効化します。

    • NFS のクライアント
インストールの完了後、ブラウザーを開いて http://computername/ にアクセスします。コンピューター名が不明な場合は、コマンド プロンプトを開いて「hostname」と入力するか、コントロール パネルのシステムを開いてコンピューター名を検索します。
Figure 1. System page

http://computername/ アドレスを開いた結果が、IISの既定ページとなります。

Figure 2. IIS default page

上の画像のようなページが表示されない場合、IIS サーバーが稼働しポート 80 が開かれていることを確認する必要があります。既定では、サーバーにバインドする IP に対し、IIS はポート 80 の接続をリッスンします。

指定の IP にホスト ヘッダーやバインド セットがない場合でも発生します。これにより、ポート 80 で複数の Web サーバーが稼働することを防ぐことができます。

指定された IP をリッスンするように IIS を設定するには、以下の手順に従います。

注: Windows サーバーで必要となる最低バージョン: 2012/IIS 8。
  1. 管理者権限でコマンド プロンプトを開き、netsh と入力します。
  2. http を入力します。
  3. リッスンする現在の IP リストを表示するため、show iplisten コマンドを入力します。IP が表示されない場合は、IIS は既定として全 IP をリッスンします。
    Figure 3. show iplisten command

  4. 指定の IP をリッスンするよう IIS を設定するため、add iplisten ipaddress=0.0.0.0 コマンドを設定します。0.0.0.0が適切な IP と置き換えられていることを確認してください。その他のアドレスに対し、再度コマンドを実行します。
    Figure 4. add iplisten ipaddress=0.0.0.0 command

  5. 終了する場合は、exit を入力してください。
  6. (任意) リストから IP を削除する必要がある場合は、delete iplisten ipaddress=0.0.0.0 というコマンドを使用します。
  7. 変更を適用するため、iisreset コマンドを用いて IIS を再起動します。

ファイル拡張子

Orchestrator では、次のファイル拡張子へのアクセスが必要です。

ファイルの種類

説明

.nupkg

オートメーションのパッケージとライブラリに使用します。

.json

キューのスキーマのアップロードに使用します。

.csv

キュー アイテムとカレンダーのアップロード、ならびにログと監査記録のダウンロードに使用します。

.png / .svg

Orchestrator インスタンスにユーザー設定のロゴを追加するために使用します。

.txt

Orchestrator のライセンス ファイルをアップロードするために使用します (オフライン アクティベーションに限る)。

.ttf/.eot/.otf/.woff/.woff2

フォント ファイルにアクセスするために使用します。

.html

Orchestrator のページとそのコンテンツの表示に使用します。

.js

アプリケーション ロジックの実装に使用します。

.css

外観、レイアウト、プレゼンテーションに使用します。

重要: ストレージ バケットの種類に Orchestrator を使用する場合、上記のリスト以外のファイル拡張子も使用できます。
  • ファイル拡張子

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