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StudioX ユーザー ガイド
Last updated 2024年8月7日

2023.10.0

公開日: 2023 年 10 月 25 日

新着情報

Windows プロジェクトですべてのオフィシャル パッケージ内のアクティビティの検索

クロスプラットフォーム プロジェクト向けに StudioX 2023.4 で導入された、パッケージを事前にインストールすることなく利用可能なすべてのアクティビティ パッケージ内を検索できる機能を拡充し、Windows プロジェクトにも対応するようにしました。インストール済みのアクティビティだけでなくインストール可能なアクティビティも検索できるため、プロジェクトに適したアクティビティをより柔軟に選択できるようになりました。

Windows プロジェクトでアクティビティの出力から自動生成される変数

v2023.4.0 の StudioX で導入された、アクティビティの出力データから変数を自動的に生成する機能が、Windows プロジェクトの、クロスプラットフォーム プロジェクトで利用可能なデザイン エクスペリエンスを使用するアクティビティでも利用できるようになりました。

Excel リソースのスコープの設定

データ マネージャーから Excel ファイルに接続してプロジェクト リソースとして追加する際に、リソースのスコープを設定できるようになりました。これにより、そのリソースを使用するアクティビティがワークフロー内で配置されている場所の近くにスコープが設定されるので、リソースが必要な期間の間のみリソースがメモリ内に留まるようになります。このため、実行時のパフォーマンスを最適化できます。 既定のスコープは Main コンテナーです。つまり、グローバル プロジェクト リソースとして Excel ファイルを使用でき、オートメーションの実行中は最後までメモリ内に Excel ファイルが保持されます。

更新されたユーザーインターフェイス

StudioX のユーザー インターフェイスのデザインを、ライト テーマとダーク テーマの両方で更新しました。新しいデザインは、Backstage ビューから各種ウィンドウ、アイコン、ダイアログ ボックスに至るまで、より使いやすく優れたユーザー エクスペリエンスを提供します。

テキスト ビルダーのプラス メニュー

Windows プロジェクトで、クロスプラットフォーム プロジェクトで利用可能なデザイン エクスペリエンスを使用するアクティビティで、プラス記号 のメニューを使用して、データをテキスト ビルダーで設定できるようになりました。



クロスプラットフォーム プロジェクトの Windows プロジェクトへの変換

Windows プロジェクトでのみ利用可能なアクティビティを活用できるように、クロスプラットフォーム プロジェクトを Windows プロジェクトに変換できるようになりました。これにより、Studio Web のクロスプラットフォーム プロジェクトを StudioX のデスクトップ オートメーションで簡単に強化できます。たとえば、デスクトップの UI Automation アクティビティや Excel アクティビティを既存のクラウド ワークフローにシームレスに統合できます。詳しくは、Studio ガイドの「クロスプラットフォーム プロジェクトを設計する」をご覧ください。



Windows - レガシ プロジェクトを Windows 対応のプロジェクトに変換する

クロスプラットフォーム プロジェクトを Windows 対応のプロジェクトに変換できることに加え、Windows - レガシ プロジェクトも Windows プロジェクトにも変換できるようになりました。 これにより、.NET Framework 4.6.1 を使用するプロジェクトでは利用できない新機能や改良に対応できるようになりました。Windows - レガシ プロジェクトを変換するには、StudioX ウィンドウの上部リボンから [プロジェクト] > [Windows に変換] を選択し、クロスプラットフォーム プロジェクトを Windows プロジェクトに変換するのと同じ手順に従います。

Integration Service のアクティビティのプロジェクトへの新しい追加方法

プロジェクトで使用する Integration Service のアクティビティのパッケージを個別にインストールする必要がなくなり、複数のコネクタのアクティビティをワークフローに簡単かつ迅速に追加できるようになりました。これにより、ほとんどの Integration Service のアクティビティは [アクティビティ] パネルか、アクティビティを追加する検索バーの [利用可能] カテゴリからのみ追加できます。

Integration Service のアクティビティを初めてプロジェクトに追加すると、UiPath Integration Service アクティビティ パッケージが 1 つプロジェクトにインストールされます。その後は、追加のパッケージをインストールしなくても、[利用可能] カテゴリにある Integration Service の他のアクティビティを追加できます。

ワークフローにすでに追加されたアクティビティは、新しいバージョンが利用可能になると自動的に更新されるため、常に最新のバージョンを使用できます。

この機能は Integration Service のほとんどのアクティビティでサポートされており、近日中にはすべてのアクティビティでサポートされる予定です。

データ マネージャーでのコネクションの詳細の表示

データ マネージャーでは、プロジェクトで使用されているコネクションに関連する詳細情報が表示されるようになりました。[コネクション] ノード下の各アクティビティを展開して、コネクションに関連付けられたユーザー固有のデータを表示できます (たとえば、メールやファイルが格納されたフォルダー)。

改良点

アクティビティ フィールドの改良

アクティビティが受け取る、またはアクティビティによって生成されるデータが定義しやすくなりました。[引数] オプションを [変数を使用] オプションの下に移動し、引数が作成された場合にのみ表示されるようにしました。また、[実行時に確認][クリップボードから貼り付け][クリップボードにコピー] オプションを [ランタイム オプション] にまとめました。

[変数を使用] ウィンドウからの変数プロパティと引数のプロパティへのアクセス

Windows プロジェクトとクロスプラットフォーム プロジェクトで、変数の選択ウィンドウから変数と引数のプロパティにアクセスできるようになりました (例: アクティビティの入力フィールドの右側の プラス記号 docs image > [変数を使用] を選択)。詳しくは、「オートメーションの基礎情報」をご覧ください。


既定のビルダーへのより簡単なアクセス方法

Windows プロジェクトで、アクティビティ フィールドの横にある [詳細エディターを開く] ボタンを選択すると、詳細エディターではなく、その特定のアクティビティ フィールドに対する既定のビルダーが開くようになりました。これにより、テキスト ビルダー条件ビルダーに簡単にアクセスできるようになりました。

その他の改良点

  • アクティビティの検証速度が向上し、使用する RAM と CPU リソースが軽減されました。
  • プロジェクトを作成したり開いたりするときの読み込み時間を最適化しました。
  • [アクティビティ] パネルでアクティビティ パッケージを展開すると、他のノードの上に個々のアクティビティが表示されるようになりました。また、アクティビティ パッケージを展開しても、折りたたまれている他のカテゴリは展開されなくなりました。

バグ修正

  • 外部データ ソースを使用してピボット テーブルを作成した場合、[ピボット テーブルをフィルター] アクティビティを使用したフィルターの作成またはクリアが正常に実行されませんでした。
  • [Excel の繰り返し (各行)] アクティビティで、反復処理を行う範囲に複数の列があり、[対象範囲] プロパティが 1 つの開始セルに設定されている場合、アクティビティの子アクティビティで CurrentRow メニューから選択できるのは最初の列のみでした。
  • [テキストを列に分割] アクティビティの実行時に、区切り文字にバックスラッシュ記号 (\) が設定されており、ソース範囲にその記号が含まれていると、コンパイル エラーが発生していました。
  • [繰り返し (Excel の各シート)][繰り返し (Excel の各行)] などの繰り返し系アクティビティを実行すると、反復処理をするたびに実行時間が長くなっていました。
  • [値を検索/置換] アクティビティで、プロパティが空白のテキストをサポートしていないにもかかわらず、置換対象として空の値を選択することができました。 [テキスト - 空の値] は、[検索する値] プロパティのプラス メニューのオプションとして利用できなくなりました。
  • [文書内のテキストを置換] アクティビティで Word 文書のテキスト ボックスに同じテキストが複数のインスタンスで含まれる場合に、[すべて置換] オプションが無効になっていても、すべてのインスタンスが置き換えられていました。

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