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2022.10
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Orchestrator ユーザー ガイド
Automation CloudAutomation Cloud Public SectorAutomation SuiteStandalone
Last updated 2024年10月17日

個人用ワークスペース

個人用ワークスペースとは、特定の Attended ユーザーがそれぞれ専用に使用できるモダン フォルダーです。Attended モダン ロボットによるロボット アクセスを許可するアカウントやグループに対して、個人用ワークスペースの作成を有効化できます。有効化すると、Orchestrator にユーザーをプロビジョニングしたときに、このワークスペースが自動的に作成されます。

パッケージ フィード

個人用ワークスペースには、既定で独自の専用パッケージ フィードが付属しています。これらのパッケージはパブリッシュ先の固有のワークスペースに隔離され、その中でしか使用できません。ワークスペースに追加されたパッケージは、すべてがワークスペース内のプロセスとして自動的にデプロイされます。

ユーザーの個人用ワークスペースに保存されたパッケージは、Orchestrator のメイン フィード外に存在するため、他のユーザーは参照することもアクセスすることもできません。アップロードされたパッケージごとに、対応するプロセスが自動的に作成されます (既存のパッケージやプロセスの場合は更新されます)。これにより、ユーザーは Orchestrator にアクセスしたり、Orchestrator を操作したりしなくても、パブリッシュ後すぐにオートメーションを起動できます。

注:
  • 個人用ワークスペース内で独自のパッケージ フィードによってジョブを開始する機能は、2020.10 以降のロボットのみでサポートされています。
  • パッケージにトリガー アクティビティが含まれている場合、対応するキューまたはタイム トリガーは自動的に個人用ワークスペースに作成されます。
  • Studio からパッケージをパブリッシュする前に、キュー トリガーによって参照されるキューを作成してください。

パッケージ フィードの接続トリガー

Studio のトリガー ベースのオートメーションに対応するため、個人用ワークスペースの機能が以下のように調整されました。

  • Orchestrator にプロジェクトをパブリッシュすると、パッケージが個人用ワークスペースで利用できるようになり、ワークスペース内に自動的にプロセスが作成されます。プロセスの名前は Studio プロジェクトの名前と同じです。
  • オートメーション プロジェクトを Orchestrator に再パブリッシュすると、キュー トリガーの設定済みのプロパティがアクティビティによって上書きされます。

    たとえば、Orchestrator でトリガーを手動で編集してアラート オプションを設定した場合、この設定は再パブリッシュ時に保持されます。ただし、タイム トリガーの cron 式やキュー トリガーの SLA 予測値は、Studio プロジェクトに存在する値によって上書きされます。

  • パブリッシュ時には、ジョブを実行するために利用可能なランタイムが個人用ワークスペースから選択されます。ランタイムの優先順位は次のとおりです。
    • 1. Serverless

    • 2. Production (Unattended)

    • 3. NonProduction

  • たとえば、個人用ワークスペースに Serverless ランタイムが存在しない場合、利用可能な Production ランタイムが使用されます。そのランタイムも存在しない場合は、利用可能な NonProduction ランタイムが使用されます。どのランタイムも存在しない場合、ジョブは失敗します。

注: 選択したランタイムがジョブの実行の合間に利用できなくなった場合、Orchestrator では次に利用可能なランタイムが検索されないため、後続のジョブの実行は失敗します。

個人用ワークスペースのマシン テンプレート

Orchestrator は個人用ワークスペースの所有者のマシン テンプレートを自動的に管理します。Studio ランタイム付きのマシン テンプレートが自動的に作成され、新しい個人用ワークスペースごとに割り当てられます。このため不必要な手間が省け、開発者がそのワークスペースのコンテキスト内ですぐに作業を開始できるようになりました。それには、オートメーション プロジェクトのパブリッシュと、Orchestrator からのデバッグを目的としたジョブの開始が含まれます。

個人用ワークスペース以外に別のフォルダーでも作業をしているユーザーは、マシン テンプレートの Orchestrator デバッグ機能を利用できます。この機能を利用するには、作業対象のフォルダー (そのユーザーが割り当てられているフォルダー) にマシン テンプレートを割り当てます。

注: v2020.10 以降へのアップグレードでは、既存の各個人用ワークスペースに対してテンプレートが作成されます。

個人用ワークスペース リソース

  • パッケージ / プロセス
  • ジョブ
  • アセット
  • ログ
  • キュー (およびキュー アイテム)
  • ストレージ バケット (テナント レベルでこの機能が有効化されている場合)

個人用ワークスペースの管理

管理者権限を持つユーザーは、[個人用ワークスペース] ページからテナント内のすべての個人用ワークスペースを管理できます。このページでは、ワークスペース所有者の最新のログイン時刻を確認し、次のような操作を実行できます。

  • 使用状況の確認 - ワークスペース内のエンティティの概要や実行中/保留中のジョブを表示できます。
  • フォルダーへの変換 - ワークスペースを、その独自パッケージ フィードとともにモダン フォルダーに変換し、同時に変換前のワークスペースに代わる空のワークスペースを作成します。
  • コンテンツの探索 - 個人用ワークスペースのコンテンツにアクセスし、ワークスペースのコンテキスト内でジョブを実行できます。ユーザーが探索セッションを開始または終了するときには必ず、個人用ワークスペースの元の所有者に適切な通知が送信されます。
  • ワークスペースの削除

個人用ワークスペースのステート

  • アクティブ - 所有者がアクティブな Orchestrator ユーザーの場合。
  • 非アクティブ - 所有者がアクティブな Orchestrator ユーザーではない場合 (つまり非アクティブ化されている場合)。
  • 孤立 - 所有者が Orchestrator ユーザーとして存在しなくなっている場合。

場所: [テナント] コンテキスト > [フォルダー] > [個人用ワークスペース] タブ

詳細は、「個人用ワークスペースの管理」をご覧ください。

個人用ワークスペースを有効化する

[アクセス権を管理] ページでアカウント/グループを作成または編集するときに、アカウントまたはグループに対して個人用ワークスペースの作成を有効化できます。

場所: [テナント] > [アクセス権を管理]

特定の Attended ライセンス プロファイルを使用するすべてのアカウントに対して、そのグループ メンバーシップに関係なく一括して個人用ワークスペースを有効化することができます。

場所: [テナント] > [設定] > [全般] > [個人用ワークスペース]

UI プロファイル

UI プロファイルを使用すると、個人用ワークスペースを持つユーザーの Orchestrator UI の詳細レベルを制御できます。次の 2 つのオプションを利用できます。

  • 標準インターフェイス - テナント内のすべてのフォルダーと既定の Orchestrator メニューが表示され、ユーザーはフォルダー選択機能により個人用ワークスペースを選択できます。



  • 個人用ワークスペース - 個人用ワークスペースの内容を示す、変更された UI が表示されます。サイド メニューは表示されません。



    注: コア機能を誤って無効化することを防ぐために、UI プロファイルを自分で変更することはできません。

個人用ワークスペースの権限

他のユーザーのワークスペースを管理するために必要なテナント レベルの権限:

  • 設定 - 表示設定 - 編集[テナント] > [設定] ページからテナント内の個人用ワークスペースを使用できるようにする場合。
  • ユーザー - 表示ユーザー - 編集[アクセス権を管理] ページで編集してユーザーまたはグループに対して個人用ワークスペースを有効化する場合。

個人用ワークスペースを使用するために必要なフォルダー レベルの権限:

  • アラート - 表示。個人用ワークスペースに対して生成されたアラートを表示する場合。
  • アクション - 表示アクション - 編集アクション - 作成アクション - 削除。個人用ワークスペースでの長期実行のワークフローの実行を有効化する場合。
  • アクション カタログ - 表示アクション カタログ - 編集アクション カタログ - 作成アクション カタログ - 削除。ユーザーが個人用ワークスペースでアクション カタログを管理できるようにする場合。

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