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Orchestrator ユーザー ガイド
Automation CloudAutomation Cloud Public SectorAutomation SuiteStandalone
Last updated 2024年10月17日

無人オートメーションを実行できるようロボット アカウントを設定する

無人オートメーションは通常、ロボット アカウント (Windows サービス アカウントと同等の UiPath のアカウント) で実行されます。ロボット アカウントは、Orchestrator リソースへのアクセスを許可する必要がある、人間以外のアイデンティティと考えることができます。ロボット アカウントとロールとの関連付けにより、Orchestrator のリソースに対して一定レベルのアクセスを許可できます。

ロボット アカウントの無人の機能は既定で有効化されており、管理者はインフラストラクチャ関連の設定をいくつか構成するだけで済みます。

ロボット アカウントに対して無人オートメーションを有効化する

特定のロボット アカウントかつ特定のインフラストラクチャでの無人実行を設定する場合、管理者は、そのロボット アカウントを Orchestrator で参照または編集するときに、以下の手順を実行する必要があります。

  1. [無人オートメーションの設定] タブをクリックして、アカウントの実行設定を行います。
  2. [フォアグラウンド オートメーションの設定] セクションで、無人フォアグラウンド プロセスをそのアカウントで実行するために使用するインフラストラクチャを選択します。
    1. ユーザーの操作が必要なプロセスを実行するために Automation Cloud ロボットを委任するには、[仮想マシンで事前に設定した Windows ユーザー アカウントを使用します (UiPath Automation Cloud ロボットでの実行にのみ対応しています)。] オプションを選択します。このロボットはプロセスの実行時に、事前に設定された Windows アカウントを使用します。
    2. プロセスを特定の Windows マシンで実行するには、[特定の Windows ユーザー アカウントを使用します。以下の資格情報を追加します。] を選択します。ロボットが正常にログインできるように、そのホスト マシンに対する正しい資格情報を指定する必要があります。これにより、ユーザーの操作が必要なプロセスをその特定の Windows アカウントで実行できます。特定の Windows アカウントを使用する場合の資格情報設定の設定方法は以下のとおりです。

      フィールド

      説明

      ドメイン \ ユーザー名

      ロボットの実行に使用するアカウントです。

      • ドメインに参加しているアカウントの場合は、domain\username という構文を使用します。例: deskover\localUser1
      • ローカルの Windows アカウントの場合は、host_machine_name\username 構文で、ドメインではなくホスト マシンの名前を使用します。たとえば、LAPTOP1935\localUser2 です。
      • 特定のマシンに紐づけず、複数のホスト マシンで使用するローカル Windows アカウントについては、ホスト マシン名の代わりにドット付きの .\username 構文を使用します。たとえば、.\localUser3 です。
      • Azure AD に参加しているマシンの場合は、azuread\username@domain.com 構文を使用します。

      資格情報ストア

      パスワードに使用する資格情報ストアです。資格情報ストアについて詳しくは、こちらをクリックしてください。

      パスワード

      UiPath Robot がインストールされているマシンにログオンするために使用するパスワードです。

      資格情報の種類です。

      パスワード資格情報の種類を指定します。

      注: Unattended ロボットは、バックグラウンド ジョブを任意のインフラストラクチャで実行できます。ただし、効率を最大化しコストを削減するために、ホスト マシンを特定の種類のプロセスの実行に特化させることをお勧めします。マシン テンプレートを使用した無人インフラストラクチャの最適化方法については、こちらをご確認ください。
  3. アカウントによる複数ジョブの同時実行を制限するには、[一度に 1 つのジョブのみを実行] オプションを有効化します。これは、1 つの資格情報を一度に複数回使用することが許可されていないアプリケーション (例: SAP) の自動化に役立ちます。
  4. [ロボットの設定] タブで Unattended ロボットの実行設定を行います。ロボットの設定について詳しくは、こちらをご覧ください。
  5. [追加] または [更新] をクリックします。ロボット アカウントが作成/更新されます。


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