- はじめに
- Autopilot について
- ベスト プラクティス
- Autopilot for Developers
- Autopilot for Testers
- データ プライバシー
Autopilot について
Autopilot™ は、さまざまな日常業務を自動化および合理化するために設計された、AI を活用した一連のエクスペリエンスです。その多様な機能は、さまざまなビジネス領域における全体的な生産性の向上と、部門固有のタスクの処理の両方に対応しています。
Autopilot は、文書、画面、コミュニケーション、業務プロセスなどのさまざまな要素のコンテキストを理解し、それに応じてさまざまな操作を実行します。
Autopilot は、さまざまなユーザー ペルソナの特定のニーズと要件に合わせて調整されたさまざまなエクスペリエンスを提供します。
- Autopilot for Developers
- Autopilot for Testers
Autopilot for Developers は、次の UiPath 製品で利用できます。
- Studio、StudioX、Studio Web で、望ましい結果を記述してワークフローや式を生成できます。
- Apps で、ローコード アプリケーションの開発プロセスを強化できます。
Autopilot For Testers は、次の UiPath 製品で利用できます。
- Test Manager で、ユーザー ストーリーなどの要件の品質 (明確性、一貫性、完全性など) を評価したり、ステップバイステップの手順を含む手動テスト用のテスト ケースを生成したり、不合格のテスト ケースに関する具体的な行動につながる洞察を得たりすることができます。
- Studio で、手動テスト用のテスト ケースを自動化し、合成テスト データを生成できます。
使用または操作する Autopilot のツールに関係なく、さまざまなユースケースで利用できる主要な機能がいくつかあります。主な特徴は次のとおりです。
- AI の活用: Autopilot は人工知能を使用して入力データを正確に解釈し、対応するタスクを実行します。これにより、ユーザーは自然言語を使用して Autopilot を操作できます。
- オートメーションの生成: Autopilot は、データ抽出や事務処理からより複雑な操作まで、幅広いタスクを自動化できます。ユーザーのリクエストを解釈してワークフローやアプリケーションに変換し、修正を提案できます。
- セルフサービスと支援付きエクスペリエンス: Autopilot ではセルフサービスと支援付きエクスペリエンスの両方を使用できます。
- オートメーションのニーズを明確に理解しており、自然言語で説明できる場合は、次のような一連の Autopilot のセルフサービス機能を使用できます。
- 複雑な作業を自然言語で説明するのが難しい場合は、次のような数ある支援付きエクスペリエンスを使用できます。
- アプリケーション間の互換性: Autopilot は、Web ベースのアプリケーションとデスクトップ アプリケーションの両方でシームレスに動作するように設計されています。さまざまなソースからの入力を受け入れ、Word、Excel、PowerPoint などの一般的なアプリと連携します。
- 包括的なデータ処理: Autopilot は大量のデータを分析し、有用な洞察を生成し、分析に基づいたさまざまなアクションを提案できます。複数のソースからのさまざまなデータ型を処理できるため、意思決定プロセスに大きな影響を与えることができます。
- 自動化の合理化: ユーザーフレンドリーで直感的なインターフェイスを備えた Autopilot は、技術的な習熟度に関係なく、誰でも簡単に使用できます。
- コンテキストの認識: Autopilot は単にプロンプトを理解するだけではありません。ユーザーのリクエストのコンテキストを理解し、最適な結果を得るための基礎を提供します。
- プロセスの最適化: Autopilot は、タスクをただ実行するだけでなく、最適に実行するように設計されています。経験から学習し、効率を高め、可能な限り最高レベルの出力を常に目指します。
- コンプライアンス: IT 管理者はデータ ガバナンスとプライバシー コントロールを利用して、企業ポリシーを確実に遵守できます。
Autopilot は、既定ですべてのユーザーに対して有効化されています。
Studio Web の Autopilot 機能は、Automation Ops のポリシーを使用して制御できます。Autopilot 機能を無効化する Studio Web のガバナンス ポリシーを定義するには、以下の手順を実行します。
- Automation Ops で新しい Studio Web のポリシーを追加します (詳しくは、『Automation Ops ガイド』の「ガバナンス」をご覧ください)。
- [機能トグル] タブで、[Autopilot を許可] の設定を無効化し、ポリシーを保存します。
EnableGenerativeAiParam
パラメーターを編集) を使用して制御できます。
Studio または StudioX の Autopilot 機能を無効化するポリシーを Automation Ops で定義するには、以下の手順を実行します。
- 最新の Studio または StudioX のポリシー テンプレートを使用していることを確認します。
- 新しい Studio または StudioX のポリシーを追加します。
- [デザイン] タブで、[生成 AI を有効化] の設定を無効化し、ポリシーを保存します。
Test Manager と Apps の Autopilot 機能は、AI Trust Layer のポリシーを設定して制御できます。
Autopilot のアクティビティは、 Autopilot アクションで測定され、ライセンスされます。アクション 1 単位に含まれるのは、ボタンをクリックしたりプロンプトを書き込んだりしてから、そのクリックまたはプロンプトの結果を受け取るまでです。アクションの例としては、Test Manager の [テストを生成] やデスクトップ版の Studio の [コードを生成] があります。
Autopilot アクションは、 Autopilot が利用可能なすべての製品で消費され、以下の既存の SKU とプランに既定で含まれています。
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Enterprise プランの場合、これらの各ライセンスには、ユーザー 1 人につき 1 か月あたり 600 単位の Autopilot アクションが含まれます。
- Automation Developer - ネームド ユーザー
- Citizen Developer - ネームド ユーザー
- Tester - Named User
- 利用可能なすべてのプランで、ユーザー 1 人につき 1 日あたり 5 単位の Autopilot アクションが付与されます。
Autopilot アクションは、毎月 1 日にリセットされます。
月末までに 600 単位を使い切った場合は、日単位のプールから消費を開始します。
利用可能な Autopilot アクションの数について詳しくは、「プランの内訳」をご覧ください。
Apps で Autopilot アクションがどのように消費されるかについて詳しくは、『Apps ガイド』の「Autopilot のライセンス」をご覧ください。
このガイドには、Autopilot イニシアチブの全体像の説明と、Autopilot フレームワークの概要、ツール、およびそれらのメリットを理解するのに役立つ情報が記載されています。
このイニシアチブに関連する各ツールは、さまざまなユーザー ペルソナに合わせて調整された機能と強化機能を備えています。このガイドには、これらの詳細や最新の情報が記載された個々の製品ドキュメントへのリンクが含まれています。
Autopilot の各ツールの開発状況や更新内容は、製品固有のリリース ノートに記載されているため、特定の製品内の Autopilot の開発状況を把握するには、その製品のリリース ノートをご覧ください。