Orchestrator を構成する

概要

Orchestrator の構成では、Orchestrator の UiPath.Orchestrator.dll.config でフィールドが追加されます。開始する前に、既存の UiPath.Orchestrator.dll.config ファイルをバックアップします (たとえば、別のパスにコピーを作成します)。

この構成は、次の 2 つの方法で更新できます。

• 自動構成 - お勧めの方法です。PowerShell スクリプトを使用して行います。
• 手動構成 - 説明付きのステップバイステップのガイドライン。ガバナンス ルールにより Orchestrator の構成への自動変更が許可されないなどの、きわめて特殊な状況で使用します。手動構成は誤りを起こしやすく、ダウンストリーム インストールに問題が発生する原因になることがあります。
  手記： Orchestrator または Identity Server の DNS または証明書を更新すると、AI Center が停止します。 その場合は、Orchestrator の証明書を再設定してから AI Center を再デプロイして修正する必要があります。

自動構成

注: お勧めの方法は自動構成です。手動構成の使用はきわめて特殊なケースに限定されます。

手順

1. 管理者モードで PowerShell を開きます。
2. こちらからファイルをダウンロードします。それには、以下のコマンドを実行します。

   https://raw.githubusercontent.com/UiPath/ai-customer-scripts/master/orchestrator/orchestratorAutomationAIC21-10.ps1

3. (任意) 以下のコマンドを実行することで、スクリプトのオプションを確認できます。

   get-help .\)\)orchestratorAutomation.ps1 -full

ほとんどの Orchestrator のインストールでは、必須でないオプションでは既定値を選択すれば問題ありません。このような場合は、以下のコマンドを実行します。

.\)\)orchestratorAutomation.ps1 -aifUrl "<CONFIG_CLUSTER_FQDN>" -storageUrl "<storage DNS>"

このコマンドでは、以下の変数を変更する必要があります。

• <CONFIG_CLUSTER_FQDN> を AI Center の DNS に置き換えます。
• <storage DNS> をストレージに使用するドメイン名に置き換えます。既定では、objectstore.{fqdn} です。

上記のいずれかに対して、AI Center に非標準ポートを使用している場合、以前の DNS に :port を追加できます。

Orchestrator の UiPath.Orchestrator.dll.config へのパスが非標準である場合は、そのファイルへのパスを明示的に指定する必要があります。

.\)\)orchestratorAutomationAIC.ps1 -aifUrl "<CONFIG_CLUSTER_FQDN>" -storageUrl "<storage DNS>" -config "<Path to UiPath.Orchestrator.dll.config file>"

手動による構成

手順

1. Orchestrator が実行されている Windows Server に移動し、Orchestrator の構成ファイルを開きます。
2. <appSettings></appSettings> セクションに以下の行を追加します。appSettings 終了タグの直前に追加することをお勧めします。

   <?comment-start?>
   AiFabric
   <?comment-end?>
   <add key="AiFabric.Licensing" value="true" />
   <add key="AiFabric.MLSkillsCreate" value="false" />
   <add key="AiFabric.MLSkillsCreateOOB" value="false" />
   <add key="AiFabric.PackagesCreate" value="false" />
   <add key="AiFabric.Packages" value="false" />
   <add key="AiFabric.Logs" value="false" />
   <add key="AiFabric.ModuleEnabled" value="true" />
   <add key="AiFabric.FeatureEnabledByDefault" value="true" />
   <add key="AiFabric.MLPackagingInstructionsUrl" value="https://docs.uipath.com/ja/ai-fabric/docs/building-ml-packages" />
   <add key="AiFabric.MLServiceUrl" value="https://{{aifUrl}}" />
   <add key="AiFabric.MLSkillUrl" value="https://{CONFIG_CLUSTER_FQDN]/ai-deployer" />
   <add key="AiFabric.MLPackageUrl" value="https://{{aifUrl}}/ai-pkgmanager" />
   <add key="AiFabric.MLLogUrl" value="https://{{aifUrl}}/ai-helper" />
   <add key="AiFabric.MLTrainUrl" value="https://{{aifUrl}}/ai-trainer" />
   <add key="AiFabric.ModelStorageUrl" value="https://{{storageUrl}}" />
   <add key="AiFabric.AccountId" value="host" />

• コマンド プロンプトまたは PowerShell から iisreset コマンドを実行します。