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2022.4
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AI Center インストール ガイド
Automation CloudAutomation SuiteStandalone
Last updated 2024年6月6日

オフライン アップグレード

準備

警告: すべてのノードの /opt/UiPathAutomationSuite フォルダーに 10 GiB の空き領域があることを確認します。十分な領域がない場合は、このフォルダーの容量を増やすか、以前のインストーラー ファイル (cluster_config.json を除く) をすべて削除できます。以前のインストーラーは、いつでも再度ダウンロードできます。
利用可能な領域を確認するには、コマンド df -h /opt/UiPathAutomationSuite を実行します。

アップグレードの準備をするには、次の手順に従います。

  1. /uipath マウント ポイントに追加の UiPath bundle ディスクが接続されているサーバー ノード (エージェント ノードではありません) を特定します。このノードは、このドキュメントでは、プライマリ サーバー ノードと呼ばれています。シングルノードの評価プロファイルで、サーバー ノードが 1 つのみである場合、そのノードにログインする必要があります。
    注: クラスター内のすべてのノードで次の手順を実行します。サーバー ノードから開始し、エージェント ノードで続行します。
  2. SSH を使用してノードに接続します。
  3. ルート ユーザーになります。
    sudo su -sudo su -
  4. /opt/UiPathAutomationSuite ディレクトリの下にインストール フォルダーを作成します。
    <h1>Please replace {version} with installer version
    mkdir -p /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer</h1><h1>Please replace {version} with installer version
    mkdir -p /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer</h1>
  5. sf-installer.zip をダウンロードし、それを /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer にコピーします。 ダウンロードの手順については、「sf-installer.zip」をご覧ください。
    cp /path/to/sf-installer.zip /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installercp /path/to/sf-installer.zip /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer
  6. sf-infra.tar.gz をダウンロードし、それを /opt/UiPathAutomationSuite/{version} にコピーします。 ダウンロードの手順については、「sf-infra.tar.gz」をご覧ください。
    cp /path/to/sf-infra.tar.gz /opt/UiPathAutomationSuite/{version}cp /path/to/sf-infra.tar.gz /opt/UiPathAutomationSuite/{version}
  7. (プライマリ サーバー ノードのみ)。 sf.tar.gz をダウンロードし、それを /uipath/{version} にコピーします。ダウンロードの手順については、「sf.tar.gz」をご覧ください。
    cp /path/to/sf.tar.gz /uipath/{version}cp /path/to/sf.tar.gz /uipath/{version}
  8. sf-installer.zip を解凍します。
    cd /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer
    unzip sf-installer.zip -d .cd /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer
    unzip sf-installer.zip -d .
  9. インストーラーに必要な権限を付与します。
    chmod 755 -R /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installerchmod 755 -R /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer
  10. 最初のサーバー ノードで最新の cluster_config.json を生成し、残りのノードにコピーします。cluster_config.json パラメーターの設定方法について詳しくは、「構成ファイルを使用する」をご覧ください。
  • 古い cluster_config.json がある場合は、以下を実行して、クラスターから構成ファイルを生成します。
    cd /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer
    ./configureUiPathAS.sh config get -i /path/to/old/cluster_config.json -o ./cluster_config.jsoncd /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer
    ./configureUiPathAS.sh config get -i /path/to/old/cluster_config.json -o ./cluster_config.json
  • 古い cluster_config.json ファイルがない場合は、既定値の上書きを生成します。これは、以前のバージョンのインストール時に生成済みである可能性があります。
    cd /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer
    ./configureUiPathAS.sh config get -o ./cluster_config.jsoncd /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer
    ./configureUiPathAS.sh config get -o ./cluster_config.json

AI Center 固有の構成を追加する

  1. お使いのエディター (例: vi) で cluster_config.json を開きます。
    vi /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer/cluster_config.jsonvi /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer/cluster_config.json
  2. 次のブロックを置き換えます。
    "aicenter": {
      "enabled": "false"
    },"aicenter": {
      "enabled": "false"
    },
    注: AI Center が有効化されている場合、Document Understanding は既定で有効化されています。
  3. これを次の情報に置き換えます (<> 間の情報を自分の値に置き換えます)。
    "aicenter": {
      "orchestrator_url":"<a href="https://orchestrator-url.com">https://orchestrator-url.com</a>",
      "identity_server_url": "<a href="https://orchestrator-url.com/identity">https://orchestrator-url.com/identity</a>",
      "orchestrator_cert_file_path": "</opt/UiPathAutomationSuite/orch.cer or custom path>",
      "identity_cert_file_path":  "</opt/UiPathAutomationSuite/orch.cer or custom path>",
      "identity_access_token": "<placeholder will be replaced later>",
    },"aicenter": {
      "orchestrator_url":"<a href="https://orchestrator-url.com">https://orchestrator-url.com</a>",
      "identity_server_url": "<a href="https://orchestrator-url.com/identity">https://orchestrator-url.com/identity</a>",
      "orchestrator_cert_file_path": "</opt/UiPathAutomationSuite/orch.cer or custom path>",
      "identity_cert_file_path":  "</opt/UiPathAutomationSuite/orch.cer or custom path>",
      "identity_access_token": "<placeholder will be replaced later>",
    },

実行

警告: アップグレード中またはアップグレード後にエラーや問題が発生した場合、以前にバックアップを構成していれば、以前のバージョンにロールバックできます。手順については、「エラー時のロールバック」をご覧ください。

バックアップを構成する

バックアップを構成するには、次の手順に従います。

  1. クラスターのバックアップが有効化されていることを確認します。 現在のデプロイで使用したバージョンと同じバージョンのインストーラーを使用してバックアップを作成する必要があります。 UiPath AI Center のアップグレード元のバージョンに対応するバックアップと復元のドキュメントをご覧ください。
  2. SSH を介していずれかのサーバー ノードに接続します。
  3. 必要なすべてのボリュームがクラスターにバックアップされていることを確認するには、以下を実行します。
    /path/to/old-installer/configureUiPathAS.sh verify-volumes-backup/path/to/old-installer/configureUiPathAS.sh verify-volumes-backup
    注: バックアップには時間がかかることがあるため、その場合は 15 分から 20 分ほど待ってから再度ボリュームのバックアップを確認してください。

バックアップが作成されたら、続いて次の手順を実行します。

クラスターをメンテナンス モードにする

クラスターをメンテナンス モードにすると、イングレス コントローラーとすべての UiPath サービスがシャットダウンし、AI Center クラスターへのすべての受信トラフィックがブロックされます。

警告: この操作によりダウンタイムが発生し、ビジネス オートメーションはアップグレード プロセス全体で中断されます。
  1. クラスターをメンテナンス モードにするには、以下を実行します。
    cd /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer
    ./configureUiPathAS.sh enable-maintenance-modecd /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer
    ./configureUiPathAS.sh enable-maintenance-mode
  2. クラスターがメンテナンス モードであることを確認するには、以下を実行します。
    ./configureUiPathAS.sh is-maintenance-enabled./configureUiPathAS.sh is-maintenance-enabled
    警告: メンテナンス モードを有効化した後に、SQL Server のバックアップを作成し、トランザクションがこれ以上 SQL データベースに記録されないようにします。

Kubernetes およびその他のインフラストラクチャ コンポーネントを更新する

警告: クラスター内のすべてのノードでインフラストラクチャのアップグレードを実行する必要があります。

この手順を複数のノードで同時に実行することはできません。各ノードでアップグレードが完了するまで待ってから、別のノードに移る必要があります。

  1. インフラストラクチャのアップグレードを実行する各ノードにログインします。
  2. sudo su - を実行してルートになります。
  3. サーバー ノードとエージェント ノードで rke service が有効化されていることを確認します。

    このサービスが無効化されている場合は、次のコマンドを実行して有効化します。

    • サーバー ノードの場合:
      [[ $(systemctl is-enabled rke2-server.service) != "enabled" ]] && systemctl enable rke2-server.service[[ $(systemctl is-enabled rke2-server.service) != "enabled" ]] && systemctl enable rke2-server.service
    • エージェント ノードの場合:
      [[ $(systemctl is-enabled rke2-agent.service) != "enabled" ]] && systemctl enable rke2-agent.service[[ $(systemctl is-enabled rke2-agent.service) != "enabled" ]] && systemctl enable rke2-agent.service
  4. アップグレードを開始するには、次のコマンドを実行します。
    警告: 準備手順の説明に従って生成した cluster_config.json を更新したことを確認してください。
    replace {version} with the version you are upgrading to
    cd /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer
    /path/to/new-installer/install-uipath.sh --upgrade --install-standalone-aicenter -k -i /path/to/cluster_config.json --offline-bundle "/path/to/sf-infra.tar.gz" --offline-tmp-folder /uipath/tmp --install-offline-prereqs --accept-license-agreement -o /path/to/output.jsonreplace {version} with the version you are upgrading to
    cd /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer
    /path/to/new-installer/install-uipath.sh --upgrade --install-standalone-aicenter -k -i /path/to/cluster_config.json --offline-bundle "/path/to/sf-infra.tar.gz" --offline-tmp-folder /uipath/tmp --install-offline-prereqs --accept-license-agreement -o /path/to/output.json
    重要: エラーが発生する場合は、「Ceph を 16.2.6 から 15.2.9 にダウングレードする」の手順に従ってください。

共有コンポーネントと UiPath 製品サービスを更新する

この手順では、クラスターで実行されるファブリック コンポーネントとサービス コンポーネントをアップグレードします。この手順は、プライマリ サーバー ノードでのみ実行する必要があります。

  1. サーバー ノードに接続します。
  2. sudo su - を実行してルートになります。
  3. 次のコマンドを実行します。
    replace {version} with the version you are upgrading to in both the commands
    cd /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer
    /path/to/new-installer/install-uipath.sh --upgrade --install-standalone-aicenter -f -i /path/to/cluster_config.json --offline-bundle "/path/to/sf.tar.gz" --offline-tmp-folder /uipath/tmp --install-offline-prereqs --accept-license-agreement -o /path/to/output.jsonreplace {version} with the version you are upgrading to in both the commands
    cd /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer
    /path/to/new-installer/install-uipath.sh --upgrade --install-standalone-aicenter -f -i /path/to/cluster_config.json --offline-bundle "/path/to/sf.tar.gz" --offline-tmp-folder /uipath/tmp --install-offline-prereqs --accept-license-agreement -o /path/to/output.json
  4. 以下のコマンドを使用してソフトウェア インストーラーを実行します。

    まず、Identity Server に接続してインストール トークンを取得する必要があります。次に、このトークンをコピーして cluster_config.json ファイルのプレースホルダーに貼り付けます。

    トークンを貼り付けたら、AI Center のインストールを実行できます。

    /path/to/new-installer/install-uipath.sh --upgrade --install-standalone-aicenter -s -i /path/to/cluster_config.json --offline-bundle "/path/to/sf.tar.gz" --offline-tmp-folder /uipath/tmp --install-offline-prereqs --accept-license-agreement -o /path/to/output.json/path/to/new-installer/install-uipath.sh --upgrade --install-standalone-aicenter -s -i /path/to/cluster_config.json --offline-bundle "/path/to/sf.tar.gz" --offline-tmp-folder /uipath/tmp --install-offline-prereqs --accept-license-agreement -o /path/to/output.json
    警告: アップグレードが完了すると、メンテナンス モードは自動的に無効化されます。

アップグレード後にバックアップを有効化する

警告: 次の手順に進む前に、AI Center が稼働中でありオートメーションが期待どおり続行されていることを確認します。

クラスターのアップグレードを開始する前に、アップグレード スクリプトによってクラスターのバックアップが自動的に作成され、その後一時的に無効化されます。アップグレードが完了したら、手動でバックアップを有効化できます。

バックアップを有効化するには、任意のサーバー ノードから次のコマンドを実行します。
replace {version} with the version you are upgrading to
cd /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer
./configureUiPathAS.sh resume-scheduled-backupsreplace {version} with the version you are upgrading to
cd /opt/UiPathAutomationSuite/{version}/installer
./configureUiPathAS.sh resume-scheduled-backups

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