ハードウェア要件
接続された Orchestrator が、こちらに記載されている要件に従って負荷を処理できる場合、Action Center は多数の同時接続ユーザーが使用できるようスケールを拡大できます。
シングル ノード デプロイ
テストの設定とサンプル データ
シングル ノードの Orchestrator インスタンスに接続したシングル ノードの Action Center のパフォーマンスをテストするために、以下の設定とサンプル データを使用しています。
- テスト時間は 3 時間
- フォーム データのペイロードのサイズは 5,000 バイト
- 28,000 個のアクションを作成
- さまざまな 17 の API エンドポイントを実行
- 同時接続ユーザーをシミュレート
推奨
以下の推奨事項は、上記のサンプル データを使用してサンドボックス環境で行った、社内のロード テストに基づいています。
ユーザーは、業務要件 (平均ペイロード サイズ、想定される負荷、同時接続ユーザーなど) に基づいてハードウェアのサイズを導き出す必要があります。
最大同時接続ユーザー |
CPU コア数 (2GHz 以上) |
RAM (GB) |
---|---|---|
4,000 |
2 |
4 |
12,000 |
4 |
4 |
マルチノード デプロイ
テストの設定とサンプル データ
以下のサンプル データを使用し、Action Center と Orchestrator に対する大きな負荷を模擬して、パフォーマンス テストを実行しています。
- 10,000 人の同時接続 Action Center ユーザー
-
240,000 のアクション
- 60% のドキュメント検証アクション
- 40% のフォーム アクション
-
1 つのフォーム アクションあたりのペイロード:
- フォーム レイアウト—5 KB
- フォーム データ—5 KB
- 100 KB のストレージ ファイル 10 個
-
1 つのドキュメント検証アクションあたりのペイロード:
- 150 KB の PDF ファイル 1 つ
推奨
パフォーマンス テストに基づいて推奨される各種の最大値は以下のとおりです。
- Orchestrator に接続してジョブを実行する 150,000 台の Attended ロボット
- アクションを処理する 10,000 人の Action Center ユーザー
- ジョブを実行する 3,000 台の Unattended ロボット (アクションを作成し、そのアクションが完了するとジョブを再開)
上記のシナリオでシームレスなパフォーマンスを実現するには、以下の環境構成をお勧めします。
環境の構成
インスタンス |
デプロイ ノードの数 |
Azure VM |
vCPU コア数 |
周波数 (GHz) |
RAM (GB) |
---|---|---|---|---|---|
Action Center |
3 |
B2s |
2 |
2.0 |
4 |
Orchestrator |
10 |
F16 |
16 |
2.0 |
32 |
SQL Server |
1 |
F32 |
32 |
2.0 |
64 |
ドライブ ストレージ
次の各コンテンツに 1 台のドライブを割り当てます。
格納するコンテンツ |
ドライブ容量 |
---|---|
データベース |
1 TB |
一時データベース |
1 TB |
トランザクション ログ |
1 TB |
データベースのセットアップ
製品 |
構成 |
---|---|
Redis Enterprise HA |
CentOS 8 CPU コア 2.0 GHz 以上のクロック周波数 16 GB の RAM |
バケット ストレージ VM |
標準の L32s_v2 Ultra ディスク 4 TB、900 MB/s のスループット |