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Studio Web for Automation Suite ユーザー ガイド
Automation CloudAutomation Suite
Last updated 2024年11月11日

プロジェクト内のデータを管理する

[データ マネージャー] では、オートメーション プロジェクト内のデータを管理できます。以下のデータが対象です。

  • 変数 - データを格納してプロジェクト内のアクティビティ間で渡します。
  • 引数 - データを格納して、プロジェクト内またはプロジェクト外に渡します。
  • エンティティ - 一元化されたデータ モデリングおよびストレージ サービスである UiPath® Data Service のレコードに格納されるデータです。
  • コネクション - オートメーションと外部アプリケーションとの間のリンクです。
プロジェクトのデータ マネージャーにアクセスするには、ページの右上にある docs image アイコンをクリックします。


変数と引数の型

変数と引数は、格納するデータに応じて異なる型を持ちます。Studio Web で作成できる変数と引数の型は複数あります。最も一般的に使用される型は次のとおりです。

  • テキスト - テキスト データを格納できます。この変数の型は、従業員名、ユーザー名、その他の文字列などのテキストベースの情報を格納するために使用できます。
  • 数値 - 小数部のない数値を格納します。計算、数式、比較を実行する場合に使用できます。
  • True または false - Boolean とも呼ばれます。この型は True と False の 2 つの値のみを取り得ます。この値を使用して決定を下したり、オートメーションのフローを制御したりできます。
  • 小数点以下ありの数値 - 数値と似ていますが、小数点以下を使用して精度を高める必要がある場合に便利です。
  • 日付 - インスタンスを日付、時、分で表した時間に格納します。
  • ファイル - ファイルまたはフォルダーを、プロジェクトで使用できるリソースとして格納します。
  • リスト - 同じ型 (テキスト、数値、True または False、小数点以下ありの数値、日付、またはファイル) の複数の値を格納します。値を追加または削除してプロジェクトのリストを操作できます。
  • 配列 [] - 同じ型 (テキスト、数値、True または False、小数点以下ありの数値、日付、またはファイル) の複数の値を固定数格納します。
  • ディクショナリ - キーと値のペアのコレクションを格納します。キーと値の両方のデータ型を選択します (テキスト、数値、True または False、小数点以下ありの数値、日付、またはファイル)。キーと値とで異なるデータ型を使用できます。

別のデータ型を使用する必要がある場合は、変数または引数の作成時に [高度な型] を選択して、利用可能なすべてのデータ型を検索します。

高度なデータ型

日付と時刻のデータ型を使用すると、任意の日付と時刻に関する情報を格納できます。日付と時刻の形式を操作する際は、次のガイドラインに留意してください。

  • 日付 (時刻なし) を出力するには、高度なデータ型 [DateOnly] を選択します。たとえば、以下を使用できます。
    • DateOnly.FromDateTime(DateTime.Now)
    • DateOnly.FromDateTime(DateTime.Parse("2024/05/30"))
  • 日付を時刻付きで出力するには、高度なデータ型 [Date] を選択します。[Date] の出力では、タイム ゾーンが必須です。タイム ゾーンが指定されていない場合、出力は ISO に準拠していないものとして拒否されます。たとえば、以下を使用できます。
    • DateTime.SpecifyKind(DateTime.Now, DateTimeKind.Local)
    • DateTime.SpecifyKind(DateTime.Parse("2024/05/30T12:24:00"), DateTimeKind.Local)
最後のパラメーターは DateTimeKind.Local または DateTimeKind.Utc のいずれかです。DateTimeKind.Unspecified は使用しないでください。このパラメーターにはタイム ゾーンの情報がないためです。

変数を管理する

データ マネージャーを使用して変数を手動で作成および管理できます。アクティビティの出力に対して自動的に生成される変数は、アクティビティで使用された後にデータ マネージャーから管理できます。

変数を作成する

  1. プロジェクトで、ページの右上隅にある docs image をクリックします。
  2. [変数] の横にある docs image をクリックします。
  3. 次の情報を入力します。

    • 変数名 - 変数名を入力します。
    • スコープ - 変数を使用できるコンテキストです。すべての変数は現在、グローバルです (ワークフロー全体で利用可能)。
    • - データ型です。
    • 既定値 - 既定値です。
  4. [作成] を選択します。

変数を編集する

  1. プロジェクトで、ページの右上隅にある docs image をクリックします。
  2. [変数] で、編集する変数を展開します。
  3. 以下の情報を編集できます。

    • - データ型です。
    • 既定値 - 既定値です。

変数の名前を変更する

  1. プロジェクトで、ページの右上隅にある docs image をクリックします。
  2. [変数] で、変数の横にある [アクション] docs image を選択して [名前を変更] を選択します。

変数を削除する

  1. プロジェクトで、ページの右上隅にある docs image をクリックします。
  2. [変数] で、変数の横にある [アクション] docs image を選択して [削除] を選択します。自動生成された変数は削除できません。

変数を引数に変換する

  1. プロジェクトで、ページの右上隅にある docs image をクリックします。
  2. [変数] で、変数の横にある [アクション] docs image を選択して [引数に変更] を選択します。

引数を管理する

引数を作成する

  1. プロジェクトで、ページの右上隅にある docs image をクリックします。
  2. 引数の横にある docs image をクリックします。
  3. 次の情報を入力します。

    • 引数名 - 引数名を入力します。
    • 方向 - 引数の方向です。

      • 入力 - この引数は、プロジェクトにデータを渡すために使用できます。これは既定のオプションです。
      • 出力 - この引数は、プロジェクトの外にデータを渡すために使用できます。
      • 入力/出力 - この引数は、プロジェクトの内外にデータを渡すために使用できます。
    • - データ型です。
    • 既定値 - 既定値です。
  4. [作成] を選択します。
注: データ マネージャーから出力引数と入力/出力引数の既定値を設定することはできません。これらの種類の引数の既定値を設定するには、[変数の値を設定] アクティビティを使用します。

引数を編集する

  1. プロジェクトで、ページの右上隅にある docs image をクリックします。
  2. [引数] で、編集する引数を展開します。
  3. 以下の情報を編集できます。

    • 方向 - 引数の方向です。
    • - データ型です。
    • 既定値 - 既定値です。

引数を削除する

  1. プロジェクトで、ページの右上隅にある docs image をクリックします。
  2. [引数] で、引数の横にある [アクション] docs image を選択して [削除] を選択します。

引数を変数に変更する

  1. プロジェクトで、ページの右上隅にある docs image をクリックします。
  2. [引数] で、引数の横にある [アクション] docs image を選択して [変数に変更] を選択します。

エンティティを管理する

Studio Web は Data Service と連携して、エンティティ レコードを簡単に処理できるようにします。Data Service アクティビティを利用すると、エンティティ レコードを作成、更新、クエリ、取得、削除できます。使用するエンティティをプロジェクト内の Data Service アクティビティから直接選択すると、エンティティがデータ マネージャーに追加されます。

プロジェクトに追加したエンティティを表示および管理するには、以下の手順を実行します。

  1. プロジェクトで、ページの右上隅にある docs image をクリックします。
  2. [エンティティ] の横にある を選択して、エンティティのリストを展開します。

    各エンティティのレコードの名前と数が表示されます。

  3. エンティティは [アクション] メニューから以下のように管理できます。

    • テナントに存在しないエンティティを作成するには、エンティティの横にある [アクション] を選択し、[不足しているエンティティを作成] を選択します。
    • すべてのエンティティを更新するには、エンティティの横にある [アクション] を選択し、[エンティティを更新] を選択します。
    • エンティティをプロジェクトから削除するには、エンティティの横にある [アクション] を選択し、[プロジェクトから削除] を選択します。
    • Data Service でエンティティを表示するには、エンティティの横にある [アクション] を選択し、[Data Service で表示] を選択します。
    • Data Service 内のすべてのエンティティを表示するには、エンティティの横にある [アクション] を選択し、[すべてのエンティティを表示] を選択します。

プロジェクトで使用するコネクションを管理する

  1. プロジェクトで、ページの右上隅にある docs image をクリックします。
  2. プロジェクトで使用されているコネクションが [コネクション] の下に表示されます。Integration Service のコネクションと UI Automation のコネクションも含まれます。

Integration Service の各コネクションについて、コネクション名、コネクションを使用するアクティビティ、ユーザー固有のデータが使用されているアクティビティとプロパティを確認できます。一部のアクティビティでは、各エントリの横にあるアイコンをクリックすると、プロジェクトでそのコネクションが使用されているアクティビティまでスクロールできます。無効なコネクションの横には アイコンが表示されます。

コネクションをより簡単に識別できるようにするには、[その他を表示] > [使用目的を追加] を選択して、各コネクションの役割を説明する詳細情報をいくつか追加します。

コネクションをより簡単に識別するには、コネクションの横にある [コネクションの用途] ボタンを選択します。[コネクションの用途] ウィンドウで、コネクションの役割を説明する詳細をいくつか追加したり、コネクションの用途を削除したりできます。データ マネージャーの [コネクションの用途] ボタンにホバーして、用途の詳細を確認することもできます。コネクション上でホバーすると、そのコネクションのプロパティに関する情報も表示されます。

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