Agents リリース ノート
2026 年 2 月 27 日
エージェント トレースでの OpenTelemetry のサポート (パブリック プレビュー)
実行トレースでの OpenTelemetry (OTEL) のエクスポートが、エージェントによってサポートされるようになりました。これにより、エージェントの実行、LLM の呼び出し、ツールの呼び出し、ガードレールの評価を、OTEL 互換のオブザーバビリティ プラットフォームにストリーミングできます。
OTEL 統合により、以下が可能になります。
- 外部のオブザーバビリティ ツールでエージェントの動作を分析します。
- より広範なアプリケーション テレメトリにエージェントのトレースを関連付けます。
- プロンプト、完了、トークンの使用状況、実行のメタデータを監視します。
- 業界標準のトレース ツールを使用して、マルチエージェント ワークフローをデバッグします。
パブリック プレビューでは、OpenTelemetry Collector のみが公式のベンダーとしてサポートされています。AI オブザーバビリティ プラットフォームのサポートを追加する作業が積極的に進行中です。
トレースのエクスポートは AI Trust Layer レベルで構成され、構成済みテナントにあるすべてのエージェントの実行に適用されます。詳細については、「オープン テレメトリの構成」を参照してください。
2026 年 2 月 18 日
モデルの非推奨化: Claude Sonnet 3.5
Anthropic が Claude Sonnet 3.5 の非推奨化を発表しました。2026 年 2 月 27 日をもって、Sonnet 3.5 はすべての環境において Agent Builder でモデルとして選択できなくなります。現在 Sonnet 3.5 を使用してデプロイされているエージェントは、自動的に Sonnet 4.5 に移行します。このように自動的にフォールバックされるため、既存のデプロイや業務オペレーションが中断することはありません。
2026 年 2 月 11 日
ファイルベースのエージェント ワークフローに向けた新しい組み込みツール
このリリースでは、2 つの強力な組み込みツールである DeepRAG とバッチ変換を導入しました。これらのツールにより、ファイルへのエージェントのグラウンディング、大型データセットの処理、結果の大規模な評価などの操作が容易になります。このような機能を組み合わせることで、設定に伴うオーバーヘッドの削減、トレーサビリティの向上、ファイル中心の充実したエージェント ワークフローが実現します。
バッチ変換ツール
バッチ変換ツールを使用すると、エージェントは、AI を使用して CSV などの構造化ファイルを大規模に処理および強化できます。
主な機能
- ファイル内のすべての行に同じ変換ロジックを適用する
- モデルの推論とユーザー定義ルールに基づいて新しい列や行を生成する
- ファイルを直接、エージェントの入力として渡し、変換されたファイルを出力として受け取る
- 入力ファイルと出力ファイルを実行トレースから直接検査する
さらに、バッチ変換はエージェントの評価と連携し、構造化された出力の行ごとの評価や、CSV 列の完全一致評価器をサポートします。
DeepRAG ツール
DeepRAG ツールを使用すると、エージェントは、検索拡張生成を使用してサイズの大きいドキュメント全体で情報を分析および合成できます。時間をかけてインデックスを作成したり、事前構築する必要はありません。
主な機能
- 最大約 1,000 ページのドキュメントを分析する
- PDF やテキスト ファイルなどの長文のコンテンツに対してセマンティック検索を実行する
- ソース資料に基づいて合成された包括的な回答を生成する
- 元のドキュメントを参照する引用を含める
- 入力、出力、引用を実行トレースから直接検証する
DeepRAG は、リサーチ、政策分析、知識の合成など、ソースの追跡性を保ちながら複雑なドキュメントを深く理解する必要があるシナリオに適しています。
訂正 (2026 年 4 月 7 日): Just-In-Time (JIT) のコンテキストが発表どおりにリリースされなかったため、このコンテキストのエントリを削除しました。
Agents のデータ所在地にスイスを追加
UiPath は、クラウドの継続的な拡大の一環として、Agents においてスイス リージョンに完全なデータ主権を導入します。これにより、データはスイス国内の複数の可用性ゾーンに安全に保存およびレプリケートされるため、完全な制御とコンプライアンスを確実に実現できます。
詳しくは、『Automation Cloud 管理ガイド』の「データ所在地」をご覧ください。
価格の更新
Agents の価格を簡素化し、予測しやすく、開発者が使いやすい価格にしました。独自の LLM を利用するユーザーは、LLM の個々の呼び出しごとではなく、30% の割引が組み込まれた状態で、エージェントの実行ごとに 1 回課金されるようになりました。UiPath がホストするモデルの価格に変更はありません。これまでと同様に、選択したモデルに関係なく、ツールの使用量に対して一貫して課金されます。
さらに、エージェントの開発を実質的に無料にしました。Pro User、App Test Developer、および Automation Developer には、エージェントの設計、テスト、評価をサポートするため 1 日あたり 2,500 回の LLM 呼び出しが提供されます。そのため、チームは開発コストを気にすることなく、より迅速に反復処理を行うことができます。
詳しくは、「ライセンス」をご覧ください。
エージェントのエスカレーション メモリ
これまでプレビュー版で提供されていたエージェントのエスカレーション メモリを一時的に無効化します。この間に UiPath は、Studio Web および Agents のインスタンスの管理でのエピソード メモリの更新に合致するよう、エクスペリエンスの向上を進めます。更新されたエクスペリエンスは数週間以内に再度提供される予定です。
会話型エージェントの更新
インスタンスの管理のチャットで HTML プレビューがサポートされるようになりました。これにより、エージェントはインタラクティブな HTML コンテンツをチャット インターフェイス内で直接表示できます。