
Agents リリース ノート
2025 年 9 月
2025 年 9 月 25 日
Agents でのファイル サポートの導入
UiPath Agents は、新たに追加された組み込みツール Analyze Attachments により、ネイティブのファイル処理をサポートするようになりました。これにより、エージェントは画像やドキュメントなどのファイルをワークフロー内で直接処理できます。
この機能により、エージェントはファイルを入力引数として受け入れ、LLM を活用してその内容を分析できます。エージェントは、自然言語による指示に基づいて情報を抽出し、視覚要素を解釈して、構造化された、コンテキストを考慮した応答をエージェントのコンテキストに戻すことができます。現在サポートされているファイルの種類は、GIF、JPE、JPEG、PDF、PNG、WEBP です。
File support unlocks a variety of new use cases, including image comparison (spotting differences in marketing assets or product images) and signature verification (assisting in fraud detection by comparing scanned signatures), among many others.
この機能は現在パブリック プレビューの段階です。
詳しくは、「組み込みツール」をご覧ください。
2025 年 9 月 24 日
エージェントの設計時の実行および評価パネル
Studio Web でのエージェント設計時用の新しい下部パネル
この下部のパネルを使用すると、設計時にテストやデバッグを実行したり、ライブ トレースを表示したり、テスト実行または専用のセットから作成したデータセットを使用してエージェントを評価したりできます。
エージェント デザイナー キャンバスの新しい下部パネルでは、3 つの強力な方法で作業を行うことができます。[履歴] タブには、エージェントの過去の実行と完全なトレースが表示され、評価セットに実行を直接追加できます。[評価] タブには、すべての評価セットがまとめられています。最近のスコアが表示され、詳細を確認したり、テストを即座に再実行したりできます。新しい [実行証跡] タブには、エージェントを実行するとすぐにライブ トレースが表示されます。トレースの詳細は、以前のサイド パネルから、よりわかりやすくアクセスしやすいビューに移動されました。詳しくは、「エージェント ワークスペースを探索する」をご覧ください。
図 1. 新しい下部パネル

評価セットへの実行時のトレースの取得
実行時のトレースを評価セットに直接取得し、運用環境からのフィードバックを実用的なテスト ケースに簡単に変換できるようになりました。エージェントを実行し、Orchestrator またはエージェントのインスタンスの管理ページでトレースを確認した後に、[評価] の [実行時のトレースを取得] オプションを使用して、それらの実行をセットに取り込みます。そこから、入力と期待される出力を編集して保存し、すぐに継続的な評価に使用できます。追加したトレースは、実行時の実行としてわかりやすくラベル付けされるため、設計時のテストと区別できます。これらのトレースはエージェントの全体的な評価スコアにも寄与するので、実際のフィードバックがパフォーマンスにどのように影響するかをすぐに可視化できます。 詳しくは、「評価」をご覧ください。