- リリース ノート

Agents リリース ノート
エージェントの一般提供開始
UiPath® Agents の一般提供を開始しました。今回のリリースでは次の新機能を導入しています。
Orchestrator でのエージェントの監視
Orchestrator でエージェント監視機能を活用できるようになりました。実行中のインスタンスと完了したインスタンス、エラー件数が最多のエージェント、エージェント ユニット消費量の各グラフを表示できるほか、インシデントの記録とエージェントごとの実行情報を調査できます。詳しくは「エージェント」を参照してください。
エージェント インスタンスの管理
Automation CloudTM の刷新された [エージェント] ページには、包括的なエンドツーエンドのインスタンス管理エクスペリエンスが用意され、リアルタイムの監視、エラー処理、パフォーマンスの最適化がすべてのエージェント ランタイムで可能です。この一元化されたハブで、エージェントの移行を効率的に合理化し、デプロイメントを監視して、インシデントを管理できます。詳しくは「エージェントを管理する」を参照してください。
エージェントを Studio Web に移行する
UiPath Agents の各機能の充実に向け、UiPath では以下の取り組みを進めています。
2025 年 5 月 14 日より、Studio Web がエージェントの主要なデザインおよび評価キャンバスになります。元の Agent Builder では、プレビュー期間中に作成された既存のエージェントに引き続きアクセスでき、以前からアクセス権を持つユーザーのみがアクセスできます。ただし、新しいエージェントの作成はサポートされなくなりました。5 月 14 日以降に使用を開始する新規のお客様は、エージェントの作成と設計に Studio Web のみを使用します。元の Agent Builder にはアクセスできません。
2025 年 6 月 14 日以降、Agent Builder のすべてのエージェントは読み取り専用になります。これらのエージェントを引き続き使用するには、[移行] オプションを使用して、Studio Web のソリューション プロジェクトにエージェントを転送します。これにより、エージェントの定義、評価、エスカレーション アプリが、エージェント プロジェクトを含む新しいソリューションに移行されます。ソリューションでのエージェントにおける現在の制限事項については、「制限事項」をご覧ください。
お客様は、2025 年 10 月 30 日までに、Agent Builder で作成したすべてのエージェントをソリューション パッケージとして Studio Web に移行する必要があります。UiPath では、この移行を容易にするため、Automation Cloud™ Agents のランディング ページから利用できるワンクリック移行ツールを用意しています。これにより、エージェントの移行とプロセスの更新をシームレスに進めることができます。2025 年 10 月 30 日以降、Agent Builder で作成されたすべてのエージェントが削除されます。その他の質問やサポートについては、営業担当者にお問い合わせください。
詳しくは「エージェントを Studio Web に移行する」をご覧ください。
ユニファイド プライシング
革新的なライセンス形式である「ユニファイド プライシング」を発表します。このライセンスでは、新しいライセンス プラン、ユーザー ライセンス、統合した消費単位を提供します。ユニファイド プライシングから UiPath Agents を利用できるようになりました。そのライセンス消費量は、プラットフォーム ユニットで集計されます。
詳細なリリース ノートについては、Automation Cloud のリリース ノートと Test Cloud のリリース ノートの各ガイドをご覧ください。ライセンスの概要については、「Automation Cloud 管理ガイド」、「Test Cloud ユーザー ガイド」、「概要ガイド」をご覧ください。
エージェントの消費ロジックの詳細については、「Agents ガイド」を参照してください。
コード化されたエージェントの一般提供の開始
コード化されたエージェントの一般提供を UiPath Platform で開始します。コード化されたエージェントにより、エージェントの機能が大幅に向上します。
使い慣れた開発環境と UiPath SDK を活用して、UiPath Platform とシームレスに連携するカスタム オートメーション ソリューションを作成できます。コード化されたエージェントの主な機能は次のとおりです。
- 柔軟な設定: 環境変数を使用すれば、コードを変更せずに設定を容易に変更できるので、適応性とセキュリティが向上します。
- 人間参加型の機能: 人間が介入するための割り込みポイントを実装することで、必要に応じて人間が監督するオートメーションを作成できます。
- 高度なデバッグ: LangSmith で詳細なトレースとデバッグを有効にすると、トラブルシューティングと最適化が向上します。
- リソースへのアクセス可能性: UiPath SDK を使用して UiPath のリソースを直接操作できます。このようなリソースとして、アセット、キュー、バケット、コンテキスト グラウンディングなどがあります。
- スケーラブルな実行: Automation Cloud ロボット - サーバーレスであることから、スケーラビリティを確保して、インフラストラクチャ管理のオーバーヘッドを削減できます。
- ガバナンスの強化: 他の UiPath プロセスと同じガバナンス原則に基づく運用により、一貫性のある管理と監視が実現します。
次の図は、コード化されたエージェントを UiPath Platform で作成、デプロイ、実行するプロセスの概要を示しています。
コード化されたエージェントは UiPath Platform の汎用性を拡張します。これにより、Autopilot などの UiPath システム エージェント、UiPath が構築したエージェント (Studio Web と Agent Builder を使用して作成したエージェント)、外部エージェントを組み込む機能などの既存の種類のエージェントと機能が補完されます。この包括的なアプローチにより、具体的なオートメーション タスクごとに最適なエージェントを確実に活用できます。
詳しくは、「コード化されたエージェント」をご覧ください。