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- Communications Mining Dispatcher Framework
Communications Mining Dispatcher Framework
Communications Mining Dispatcher Framework は、公式にサポートされている UiPath® テンプレートであり、Communications Mining を使用したプロジェクトの開発を迅速化します。
このフレームワークを使用すると、Communications Mining ストリームを簡単に使用できるようになります。詳しくは、「ストリーム」をご覧ください。設定情報とビジネス ロジックを入力すると、ストリームの使用と Orchestrator のキューの作成がフレームワークによって処理されます。
このフレームワークには、Studio のオフィシャル テンプレートから直接アクセスできます。
Config.xlsx
ファイル内で設定を行います。[Settings] タブには 5 つの設定があります。
設定 |
説明 |
備考 |
CommunicationsMiningProjectName | データセットを含むプロジェクトの名前です。 | N/A |
CommunicationsMiningDatasetName | ストリームを含むデータセットの名前です。 | N/A |
CommunicationsMiningStreamName | ストリームの名前です。 | N/A |
RunContinuously | ストリームが空の場合にプロセスをアクティブな状態に維持するには、True に設定します。 | 継続的にポーリングし、新しいコミュニケーションがストリームに追加されるまで待機します。 |
PollWaitTime | ストリームのポーリング間の一時停止の時間です (秒単位)。 | 継続的に実行中の場合にのみ適用されます。 |
上記の情報を Config.xlsx で設定すると、Dispatcher Framework は設定したストリームを対象にするようになります。次に、どのコミュニケーションをどの Orchestrator のキューに送るかを判断するビジネス ロジックを定義します。
ビジネス ロジックは [Framework] フォルダーの [GetDestinationQueue] ページで設定します。
[GetDestinationQueue] ページには、以下の情報があります。
- 1 件の入力データ: 現在処理中の Communications Mining の StreamResult
- 2 件の出力データ: Destination Queue Name および Destination Queue Folder
このページでビジネス ロジックを構成し、この 2 つの出力をユース ケースに適した値に設定できます。
Communications Mining の StreamResult の型では、ユーザーを支援する関数がいくつか提供されています。以下に例を示します。
in_Communication.Prediction.ContainsLabelExtraction("Address Change")
- この構文を使用して、指定したラベルに対して抽出が実行されているかどうかを確認します。in_Communication.Prediction.GetLabelExtraction("Address Change")
- この構文を使用して、指定したラベルに対して実行された抽出のリストを取得します。結果はLabelExtraction
型に格納されます。この型では、一連のヘルパー関数も使用できます。in_Communication.Prediction.ContainsGeneralField("policy-number")
- この構文を使用して、指定した一般フィールドが現在のコミュニケーションに対して予測されているかどうかを確認します。in_Communication.Prediction.GetEntity("policy-number").FieldValue = "123"
- この構文を使用して、一般フィールドに特定の値があるかどうかを確認します。
in_Communication.Prediction.GetLabelExtraction("Address Change")
関数を使用した場合に返される LabelExtraction
型を使用すると、指定した抽出に関して以下の情報を確認できます。
LabelExtraction.OccuranceConfidence.HasExceededThreshold("stream")
- この構文を使用して、指定した抽出が、ストリームで構成したしきい値を超えているかどうかを確認します。LabelExtraction.FieldExists("policy-number")
- この構文を使用して、指定した抽出に対してフィールドが予測されているかどうかを確認します。LabelExtraction.GetFieldValue("policy-number")
- この構文を使用して、指定した抽出に対して予測されたフィールドの値を取得します。
これらのヘルパー関数を自身のビジネス ロジックに適用して、どのコミュニケーションを特定の Orchestrator のキューに追加するかを決定します。それに応じて、Destination Queue Name および Destination Queue Folder の値を設定します。
プロセスを実行するには、Data.xlsx スプレッドシートで入力を構成し、GetDestinationQueue ページで自身のビジネス ロジックを構築済みであることを確認します。