- リリース ノート
- 基本情報
- UiPath Assistant
- インストールとアップグレード
- ロボットの種類
- Robot のコンポーネント
- ライセンス
- Robot を Orchestrator に接続する
- プロセスとアクティビティ
- ログ
- ロボット ログ
- ログとログ レベル
- Robot JavaScript SDK
- 特定のシナリオ
- トラブルシューティング
ロボット ログ
ログは、アプリケーションに関連する情報イベント、エラー、警告メッセージを含む、タイムスタンプ付きのファイルです。
C:\Windows\System32\config\systemprofile\AppData\Local\UiPath\Logs\execution_log_data
) で、利用可能なディスク スペース内に保存されます。接続が復元すると、ログは生成された順番に分割して送信されます。
ジョブのステータスは UiPath Robot サービスのメモリ内に保存されます。Orchestrator が利用可能になると、ジョブ ステータスに関連する情報は両者の間で同期されます。ただし、Orchestrator が利用できない状態で UiPath Robot サービスを再起動しても、これらの情報は失われます。つまり、Orchestrator が利用可能になったときに、ジョブは再実行されます。
これらのログではロボット自体およびそのコンテキストに関連する情報が提供されます。これらの情報は特定のエラーの原因を識別するのに役立ちます。
既定では、ロボット診断ログが有効化されていて、Error または Warning レベルのメッセージのログが記録されます。
他のレベルのログ情報も必要な場合、ロー レベルのトレースを有効化すれば、すべてのログ情報を有効化できます。既定ではこの機能は無効化されています。
UiRobot.exe --enableLowLevel
を実行します。
UiRobot.exe --disableLowLevel
を実行します。
.etl
ファイルのロー レベル トレースが開始されます。これによって、Robot Executor およびサービスの詳細トレースがイベント ビューアー内で有効化されます。
cd
引数 (cd C:\Program Files\UiPath\Studio
など) を使用してインストール ディレクトリに移動するのを忘れないでください。
低レベルのトレースは、問題の調査時にのみ有効にして、調査セッションが終了したら無効にすることをお勧めします。
.etl
ファイルは、機能を無効化して初めて生成されます。
Robot を再起動しなくても変更が反映されます。
<Installation Folder>\NLog.config
ファイルで制御されます。診断ログは内部のロガーで収集され、NLog ターゲットを使用して転送されます。
NLog.config
の以下の行に指定されたイベント ビューアーに送信されます。
<target xsi:type="EventLog" name="eventLog" layout="${callsite:className=false:includeSourcePath=true:methodName=false} ${message}"
source="UiPath" log="Application" />
<logger name="Internal" minLevel="Trace" writeTo="eventLog" />
NLog.config
ファイルを編集するには管理者権限が必要です。内部ターゲットが NLog.config
ファイルで変更されている場合は、変更を反映するために UiRobot.exe サービスを再起動する必要があります。
ロボット実行ログは、プロセスの実行によって生成されるメッセージで、通常はその動作に関連する情報とユーザー定義メッセージを含みます。
実行ログはいくつかの方法で生成できます。
- [1 行を書き込み] アクティビティでは、Trace レベルのログが作成されます。
- [メッセージをログ] アクティビティでは、[レベル] プロパティ フィールドで指定されたレベルでログが作成されます。
- オートメーション プロジェクトを実行すると、各アクティビティの動作を含むログが生成されます。[Orchestrator の設定] ウィンドウの [レベル ] が Verbose に設定されていると、Trace レベルのログが記録されます。
- UiPath Assistant から [設定] メニューに移動し、[Orchestrator の設定] にアクセスします。
-
[ログ] セクションの [ログ レベル] ドロップダウン メニューから、適切なログ レベルを選択します。
注: Robot が Windows サービスとしてインストールされている場合、この設定を編集するには管理者権限が必要です。
%LocalAppData%\UiPath\Logs
フォルダー内のファイルに保存されます。メッセージは WorkflowLogging ロガーで収集され、NLog.config
ファイル内の以下のパラメーターの設定に従って、NLog ターゲットを使用して転送できます。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<nlog xmlns="http://www.nlog-project.org/schemas/NLog.xsd" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance">
<variable name="WorkflowLoggingDirectory" value="${specialfolder:folder=LocalApplicationData}/UiPath/Logs" />
<rules>
<logger name="WorkflowLogging" writeTo="WorkflowLogFiles" final="true" />
</rules>
<targets>
<target type="File" name="WorkflowLogFiles" fileName="${WorkflowLoggingDirectory}/${shortdate}_Execution.log" layout="${time} ${level} ${message}" keepFileOpen="true" openFileCacheTimeout="5" concurrentWrites="true" encoding="utf-8" writeBom="true" />
</targets>
</nlog>
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<nlog xmlns="http://www.nlog-project.org/schemas/NLog.xsd" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance">
<variable name="WorkflowLoggingDirectory" value="${specialfolder:folder=LocalApplicationData}/UiPath/Logs" />
<rules>
<logger name="WorkflowLogging" writeTo="WorkflowLogFiles" final="true" />
</rules>
<targets>
<target type="File" name="WorkflowLogFiles" fileName="${WorkflowLoggingDirectory}/${shortdate}_Execution.log" layout="${time} ${level} ${message}" keepFileOpen="true" openFileCacheTimeout="5" concurrentWrites="true" encoding="utf-8" writeBom="true" />
</targets>
</nlog>
ロボット が Orchestrator に接続されている場合は、すべての実行ログが Orchestrator に送信されて [ログ] ページで見ることができます。
<Installation Folder>\NLog.config
ファイルを編集することで構成できます。
マシン上のディスク領域を消費する大量のログ ファイルが作成されないように、ログ ファイルが特定の数に達したらファイルをアーカイブするよう選択できます。
<target>
タグに追加します。
- archiveNumbering="Date"
- archiveEvery="Day"
- archiveDateFormat="yyyy-MM-dd"
- archiveFileName="${WorkflowLoggingDirectory}/{#}_Execution.log"
-
maxArchiveFiles="10"
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?> <nlog xmlns="http://www.nlog-project.org/schemas/NLog.xsd" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"> <variable name="WorkflowLoggingDirectory" value="${specialfolder:folder=LocalApplicationData}/UiPath/Logs" /> <rules> <logger name="WorkflowLogging" writeTo="WorkflowLogFiles" final="true" /> </rules> <targets> <target type="File" name="WorkflowLogFiles" fileName="${WorkflowLoggingDirectory}/${shortdate}_Execution.log" layout="${time} ${level} ${message}" keepFileOpen="true" openFileCacheTimeout="5" concurrentWrites="true" encoding="utf-8" writeBom="true" archiveNumbering="Date" archiveEvery="Day" archiveDateFormat="yyyy-MM-dd" archiveFileName="${WorkflowLoggingDirectory}/{#}_Execution.log" maxArchiveFiles="10" /> </targets> </nlog>
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?> <nlog xmlns="http://www.nlog-project.org/schemas/NLog.xsd" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"> <variable name="WorkflowLoggingDirectory" value="${specialfolder:folder=LocalApplicationData}/UiPath/Logs" /> <rules> <logger name="WorkflowLogging" writeTo="WorkflowLogFiles" final="true" /> </rules> <targets> <target type="File" name="WorkflowLogFiles" fileName="${WorkflowLoggingDirectory}/${shortdate}_Execution.log" layout="${time} ${level} ${message}" keepFileOpen="true" openFileCacheTimeout="5" concurrentWrites="true" encoding="utf-8" writeBom="true" archiveNumbering="Date" archiveEvery="Day" archiveDateFormat="yyyy-MM-dd" archiveFileName="${WorkflowLoggingDirectory}/{#}_Execution.log" maxArchiveFiles="10" /> </targets> </nlog>注:maxArchiveFiles
は、アーカイブ ファイルの数を制御するパラメーターです。注:NLog.config
ファイルを編集するには管理者権限が必要です。変更を反映するために Robot サービスの再起動は必要ありません。
C:\Program Files\UiPath\Studio
フォルダーにある UiPath.Executor.exe.config
ファイルを編集することでカスタマイズできます。それには、XML コードを <system.serviceModel>
タグの下に追加する必要があります。以下に例を示します。
<tracking>
<profiles>
<trackingProfile name="StandardProfile">
<workflow>
<activityStateQueries>
<activityStateQuery activityName="*">
<states>
<state name="Faulted"/>
</states>
<arguments>
<argument name="*"/>
</arguments>
<variables>
<variable name="*"/>
</variables>
</activityStateQuery>
</activityStateQueries>
</workflow>
</trackingProfile>
</profiles>
</tracking>
<tracking>
<profiles>
<trackingProfile name="StandardProfile">
<workflow>
<activityStateQueries>
<activityStateQuery activityName="*">
<states>
<state name="Faulted"/>
</states>
<arguments>
<argument name="*"/>
</arguments>
<variables>
<variable name="*"/>
</variables>
</activityStateQuery>
</activityStateQueries>
</workflow>
</trackingProfile>
</profiles>
</tracking>
<states>
タグに <state name="Faulted"/>
のみが含まれているため、上記のコードを挿入すると、エラー ステートのアクティビティのみがログに記録されます。<states>
タグに他のパラメーター (<state name="Executing"/>
など) を追加すると、他のステートのアクティビティもログに記録されます。
アクティビティのステートだけでなく、変数や引数も変更できます。カスタマイズについての詳細情報はこちらをご覧ください。
UiPath.Executor.exe.config
ファイルを変更する場合、変更を反映するため Robot サービスの再起動が必要です。