- 基本情報
- インストールとアップグレード
- ロボットの種類
- Robot のコンポーネント
- ライセンス
- Robot を Orchestrator に接続する
- プロセスとアクティビティ
- ログ
- 特定のシナリオ
- ガバナンス
- トラブルシューティング

Robot ガイド
UiPathRobot.msi インストーラーを実行して Robot をインストールできます。
以下のセクションに、使用できるパラメーターの説明およびいくつかの使用例を示します。
- これらのコマンドを実行するには、管理者権限が必要です。
- msiexec.exe の
/passiveオプションを使用した無人モードのインストールの実行はサポートされていません。
使用可能なすべてのコマンド ライン パラメーターのリストを以下に示します。
/q- 特定の UiPath 機能をサイレント モードでインストールします。ユーザー インターフェイスは表示されません。/l*vx <LogFile>- インストーラーのログ ファイルを指定したパスに生成します。インストール プロセスの間に問題が発生した場合は、理由を問わず、UiPath のサポート チームにファイルを送信できます。-
ADDLOCAL- インストールする機能を選択できます。このパラメーターを指定しないと、サービス モードの Robot、既定のアクティビティ パッケージ、および JavaScript アドオンの機能が既定でインストールされます。次のオプションがサポートされています。
DesktopFeature— Robot の機能をインストールすることを指定します。Studio(UiPathStudio.msi の場合のみ)— Studio をインストールします。DesktopFeatureパラメーターと一緒に使用する必要があります。ExcelAddin(UiPathStudio.msi の場合のみ)— StudioX Excel アドインをインストールします。Studioパラメーターと一緒に使用する必要があります。Robot— Robot をユーザー モードまたはサービス モードでインストールし、さらに Assistant もインストールします。DesktopFeatureパラメーターと一緒に使用する必要があります。RegisterService— サービス モードのインストールに必要です。ユーザー モードのインストールでは追加しないでください。StartupLauncher— Windows の起動時に Robot を実行します。DesktopFeatureパラメーターと一緒に使用する必要があります。Packages(UiPathStudio.msi の場合のみ)— 既定のアクティビティ パッケージをインストールします。Robotパラメーターと一緒に使用する必要があります。JavaBridge— Java アプリケーションとの連携と自動化を向上させる目的で UiPath Java Bridge をインストールします。このオプションを追加すると、インストール時間が長くなる可能性があります。Robotパラメーターと一緒に使用する必要があります。ChromeExtension— Google Chrome 拡張機能をインストールします。Robotパラメーターと一緒に使用する必要があります。FirefoxExtension— Firefox 拡張機能をインストールします。Robotパラメーターと一緒に使用する必要があります。EdgeExtension— Microsoft Edge (Chromium ベース) 拡張機能をインストールします。Robotパラメーターと一緒に使用する必要があります。CitrixClient— UiPath Citrix クライアント拡張機能をインストールします。Robotパラメーターと一緒に使用する必要があります。ユーザー単位のインストールでは利用できません。JavaScriptAddOn— ブラウザー埋め込みアドオンをインストールします。Robotパラメーターと一緒に使用する必要があります。管理者権限では使用できません。SapPlugin(UiPathStudio.msi の場合のみ)— SAP Solution Manager プラグインをインストールします。マシンに SAP Connector for Microsoft がインストールされている必要があります。クリーン インストールの場合は、SAP_SOL_MAN_HOSTパラメーターを使用してインスタンスのアドレスを指定する必要もあります。Studioパラメーターと一緒に使用する必要があります。ユーザー単位のインストールでは利用できません。VMwareExtension— VMware Horizon 向けの UiPath 拡張機能をインストールします。Robotパラメーターと一緒に使用する必要があります。ユーザー単位のインストールでは利用できません。WindowsRdpExtension— Windows リモート デスクトップ向けの UiPath 拡張機能をインストールします。Robotパラメーターと一緒に使用する必要があります。
MSIINSTALLPERUSER- 現在のユーザーにのみインストールできます。- ユーザー単位でインストールするには、
MSIINSTALLPERUSER=1を追加します。ユーザー単位のインストールでは、RegisterService、CitrixExtension、VMwareExtension、PACKAGES_FOLDER、CODE のオプションは使用できません。 - マシン単位でインストールする場合は、このパラメーターを含めないでください。
- ユーザー単位でインストールするには、
SAP_SOL_MAN_HOST(UiPathStudio.msiの場合のみ) - SAP Solution Manager インスタンスのホスト名または IP アドレスです。ADDLOCALオプションにSapPluginパラメーターが追加されているクリーン インストールに必要です。APPLICATIONFOLDER- Robot を指定の場所にインストールできます。NUGET_OPTIONS- オフライン環境向けです。このパラメーターをDisableOnlineFeedsに設定すると、ロボット用のオンラインの UiPath 公式フィードやコミュニティ フィードが無効化され、Orchestrator フィードとローカル フィードのみが使用されます。注: URL フィードは設定ファイルに残りますが、無視されます。-
PACKAGES_FOLDER- ワークフローとその依存関係のダウンロード場所を変更できます。フォルダーは、ユーザー固有のフォルダー、またはマシンのすべてのユーザーがアクセスできるフォルダーのいずれも選択できます。
- このパラメーターを指定していない場合、既定のダウンロード場所は
%userProfile%\.nuget\packagesになります。 -
ユーザー単位のインストールでは利用できません。
注: プロセスを実行する必要があるすべてのユーザーがこの新しいフォルダーに対する読み取りアクセス権を持っている必要があります。 - セットアップ方法について詳しくは、こちらをご覧ください。
- 同時接続実行が可能な Windows Server マシン上のインストールの場合は、各ユーザー固有のパスを指定する必要があります。詳しくはこちらをご覧ください。
- インストール後にパッケージのダウンロード フォルダーを変更する方法について詳しくは、こちらをご覧ください。
CUSTOM_NUGET_FEEDS- Studio および/または Robot にカスタムの NuGet アクティビティ フィードを追加できます。このコマンドは、既存のフィード リストの追加または更新のみを行います。String 型のキーと値のペアで設定する必要があります。- 有効な場所には、オンライン フィード、フォルダー パス、共有ネットワーク ドライブが含まれます。
- 指定するフィードは、そのマシンのすべてのユーザーがアクセス可能なものにしてください。
-
フィードはセミコロン (;) で区切ります。
例:
CUSTOM_NUGET_FEEDS="FeedName1,https://my.custom.nuget.feed; FeedName2,D:\Custom\Activities\Packages\"CUSTOM_NUGET_FEEDS="FeedName1,https://my.custom.nuget.feed; FeedName2,D:\Custom\Activities\Packages\"
ENFORCE_SIGNED_EXECUTION- 任意です。ロボットに対して、署名されたパッケージのみを実行するよう強制できます。このパラメーターが指定されていない場合、パッケージの署名は有効化されません。 以下のオプションがあります。1- ロボットは、UiPath が検証済みの作成者またはリポジトリによって署名されたパッケージのみを処理します。自分の証明書を信頼できるソースとして追加するには、nuget.configファイルを変更します。0- ロボットのデプロイに、パッケージ署名に関するルールは一切適用されません。
CODE- Robot インスタンスにライセンスを付与します。ユーザー単位のインストールでは利用できません。-
UiPathRobot.msi ORCHESTRATOR_URL=https://demo.uipath.com/company/tenant/orchestrator_ CLIENT_ID=1234-abcd-1ab2-cd32-1111 CLIENT_SECRET=2143ndafj32kUiPathRobot.msi ORCHESTRATOR_URL=https://demo.uipath.com/company/tenant/orchestrator_ CLIENT_ID=1234-abcd-1ab2-cd32-1111 CLIENT_SECRET=2143ndafj32k CHROME_INSTALL_TYPE- Chrome 拡張機能のインストール方法を選択できます。管理者権限が必要です。このパラメーターを指定しない場合は、最も適切な方法が自動的に選択されます。以下のオプションがあります。POLICYOFFLINE- グループ ポリシー (オフライン) により、Chrome 拡張機能がシステムごとに自動的にインストールされます。これは、SetupExtensions ツールを使用して/Chrome-Policy-Offlineコマンドを呼び出すのと同じです。POLICYONLINE- グループ ポリシー (オンライン) により、Edge 拡張機能がシステムごとに自動的にインストールされます。これは、SetupExtensions ツールを使用して/Edge-Chromium-PolicyGlobalコマンドを呼び出すのと同じです。MANUALPERMACHINE- すべてのユーザーに対して Chrome 拡張機能がインストールされます。これは、SetupExtensions ツールを使用して/ChromeGlobalコマンドを呼び出すのと同じです。NATIVEHOSTONLY- ネイティブ メッセージング ホスト コンポーネント (ChromeNativeMessaging.exe) のみがインストールされます。これは、SetupExtensions ツールを使用して/ChromeNativeHostGlobalコマンドを呼び出すのと同じです。
注: 後方互換性を確保するため、古いインストール方法の名前 (STORE、GLOBAL) が維持されています。EDGE_INSTALL_TYPE- Edge 拡張機能のインストール方法を選択できます。管理者権限が必要です。このパラメーターを指定しない場合は、最も適切な方法が自動的に選択されます。以下のオプションがあります。POLICYOFFLINE- グループ ポリシー (オフライン) により、Edge 拡張機能がシステムごとに自動的にインストールされます。これは、SetupExtensions ツールを使用して/Edge-Policy-Offlineコマンドを呼び出すのと同じです。POLICYONLINE- グループ ポリシー (オンライン) により、Edge 拡張機能がシステムごとに自動的にインストールされます。これは、SetupExtensions ツールを使用して/Edge-Chromium-PolicyGlobalコマンドを呼び出すのと同じです。MANUALPERMACHINE- すべてのユーザーに対して Edge 拡張機能がインストールされます。これは、SetupExtensions ツールを使用して/Edge-Chromium-Globalコマンドを呼び出すのと同じです。NATIVEHOSTONLY- ネイティブ メッセージング ホスト コンポーネント (ChromeNativeMessaging.exe) のみがインストールされます。これは、SetupExtensions ツールを使用して/Edge-Chromium-NativeHostGlobalコマンドを呼び出すのと同じです。
注: 後方互換性を確保するため、古いインストール方法の名前 (STORE、GLOBAL) が維持されています。DISABLE_SECURE_XAML- Windows サービスとしてインストールされた Robot に対してXAMLファイルのセキュリティを無効化できます。XAMLファイルがセキュリティ保護されていないと、ユーザーはプロセスのファイルやロジックの読み取りや変更が可能です。以下のオプションがあります。0- 既定のオプションです。Windows サービスの Robot のXAMLファイルのセキュリティが有効化されます。1- Windows サービスの Robot のXAMLファイルのセキュリティが無効化されます。
SERVICE_URL- 対話型サインインを使用して接続する Orchestrator インスタンスの URL を定義できます。この値はuipath.configファイルに保存されます。ユーザー モードのインストールに必要です。サービス モードのインストールでは、このパラメーターは無視されます。ORCHESTRATOR_URL- クリーン インストールでは、自動更新情報を取得するために使用する Orchestrator のメイン URL を指定できます。例:https://orchestrator.local/organizationName/tenantName。TELEMETRY_ENABLED- 使用状況データの収集を無効化できます。以下のオプションがあります。0- Studio と Robot のテレメトリを無効化します。1- 既定のオプションです。Studio と Robot のテレメトリを有効化します。
-
ENABLE_PIP- マシンのロボット セッション (ピクチャ イン ピクチャ) 機能を有効化できます。以下のオプションがあります。0- 既定のオプションです。ロボット セッション機能は無効化されます。1- ロボット セッション機能を有効化します。
INSTALLER_LANGUAGE- インストーラーの表示言語を選択できます。このパラメーターを指定しないと、Windows の言語設定が使用されます。以下のオプションがあります。2052- 中国語 (簡体字)12- フランス語7- ドイツ語17- 日本語1- 韓国語22- ポルトガル語 (ポルトガル)1046- ポルトガル語 (ブラジル)25- ロシア語10- スペイン語 (スペイン)2058- スペイン語 (メキシコ)31- トルコ語
ASSISTANT_OPTIONS- Assistant の Marketplace ウィジェットを有効化または無効化します。以下のオプションがあります。- 指定しないか
EnableMarketplace- 既定のオプションです。ウィジェットを有効化します。 DisableMarketplace- ウィジェットを無効化します。
- 指定しないか
ORCHESTRATOR_AUTO_SIGNIN- アカウントへの自動サインインを有効化します。ユーザー モードのインストールの場合、および Azure Active Directory で SSO を使用するよう設定されている環境の場合に使用します。ORCHESTRATOR_URLパラメーターと一緒に使用する必要があります。以下のオプションがあります。0- 自動サインインを無効化します。1- 自動サインインを有効化します。
%USERNAME%や%USERPROFILE%などの環境変数を使用する必要がある場合は、特殊文字%は、次のようにエスケープする必要があります。- セットアップをコマンド プロンプトから呼び出した場合 -
^-UiPathRobot.msi PACKAGES_FOLDER=C:\Some\Path\^%USERNAME^%を使用します。 - バッチ スクリプトの場合 -
^-UiPathRobot.msi PACKAGES_FOLDER=C:\Some\Path\^%USERNAME^%を使用します。 - PowerShell コンソールまたはスクリプト - エスケーブは不要です。
- Active Directory ドメイン アカウントを使用している場合は、フォルダー構造にもドメイン名を指定することを推奨します。例:
C:\packages\^%UserDomain^%.^%Username^%
- セットアップをコマンド プロンプトから呼び出した場合 -
- 空白が含まれるパスを使用する必要がある場合は、次のようにパスをラップする必要があります。
- コマンド プロンプトでは、二重引用符 (
" ") で囲みます。例:UiPathRobot.msi APPLICATIONFOLDER="C:\folder name" - PowerShell では、一重引用符と二重引用符 (
'" "') で囲みます。例:./UiPathRobot.msi APPLICATIONFOLDER='"C:\folder name"'
- コマンド プロンプトでは、二重引用符 (
インストールの完了後に追加の設定を行う場合は、インストーラーを同期的に実行できます。これにより、インストーラーの完了後に実行する他のコマンドを追加できます。たとえば、インストールに続いて、ロボット接続の設定やフィードの設定ができます。
次のスクリプトでは、インストールを実行し、インストールが成功した場合に実行する他のコマンドを追加できます。
:: Runnning the MSI synchronously
start /wait /b UiPathRobot.msi /Q
:: Assert the exit code and continue accordingly
set "_isSuccess="
if %ERRORLEVEL% EQU 0 Set "_isSuccess=1"
if %ERRORLEVEL% EQU 1641 Set "_isSuccess=1"
if %ERRORLEVEL% EQU 3010 Set "_isSuccess=1"
:: test for success and run follow-up commands
if (%_isSuccess% EQU 1) (
echo "success"
) ELSE (
echo "fail"
):: Runnning the MSI synchronously
start /wait /b UiPathRobot.msi /Q
:: Assert the exit code and continue accordingly
set "_isSuccess="
if %ERRORLEVEL% EQU 0 Set "_isSuccess=1"
if %ERRORLEVEL% EQU 1641 Set "_isSuccess=1"
if %ERRORLEVEL% EQU 3010 Set "_isSuccess=1"
:: test for success and run follow-up commands
if (%_isSuccess% EQU 1) (
echo "success"
) ELSE (
echo "fail"
)UiPathRobot.msi インストーラーが置かれているディレクトリにいることを前提としています。たとえば、cd D:\UiPathInstaller などのコマンドでこれを行うことができます。
- 現在のユーザーに対してのみ、ユーザー モードの Robot をインストールする -
UiPathRobot.msi MSIINSTALLPERUSER=1 ADDLOCAL=DesktopFeature,Robot - Robot のサイレント インストールを実行する -
UiPathRobot.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Robot,RegisterService,StartupLauncher,JavaBridge /Q - ポリシーを使用して、Robot と Chrome 拡張機能をサイレント モードでインストールする -
UiPathRobot.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Robot,RegisterService,ChromeExtension CHROME_INSTALL_TYPE=POLICYONLINE /Q -
サイレント モードで Robot を Windows サービスとしてインストールし、Orchestrator に接続する -
UiPathRobot.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Robot,RegisterService CONNECTIONSTRING=https://demo.uipath.com/api/robotsservice/GetConnectionData?tenantId=1 /Q - Robot を Windows サービスとしてサイレント モードでインストールし、2つのカスタム アクティビティ フィードを追加する -
UiPathRobot.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Robot,RegisterService CUSTOM_NUGET_FEEDS="Feed Name1,https://my.custom.nuget.feed; FeedName2,D:\RPA\Activities\Packages\" /Q - Robot をサイレント モードでインストールしてライセンスを付与し、Windows サービスとして登録して、ローカル アクティビティ フィードをインストールする -
UiPathRobot.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Robot,RegisterService,CODE=1234567890 /Q - Robot を Windows サービスとしてインストールし、オフィシャル オンライン フィードを無効化します。 -
UiPathRobot.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Robot,RegisterService NUGET_OPTIONS=DisableOnlineFeeds - Chrome 拡張機能をアンインストールします。 -
UiPathRobot.msi REMOVE=ChromeExtension /Q -
Attended ロボットのインストール中に自動更新接続を設定します。-
UiPathRobot.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Robot,RegisterService SERVICE_URL="https://demo.uipath.com/myorg/mytenant" -
Unattended ロボットのインストール中に自動更新接続を設定します。-
UiPathRobot.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Robot,RegisterService ORCHESTRATOR_URL="https://demo.uipath.com/myorg/mytenant/orchestrator_"