- リリース ノート
- 基本情報
- UiPath Assistant
- インストールとアップグレード
- ロボットの種類
- Robot のコンポーネント
- ライセンス
- Robot を Orchestrator に接続する
- プロセスとアクティビティ
- ログ
- Robot JavaScript SDK
- 特定のシナリオ
- トラブルシューティング
2021.10.3
公開日: 2021 年 10 月 27 日
UiPath Robot、Studio、Assistant のクライアントのバージョンを Orchestrator から更新できるようになりました。この機能により、大規模なマシン ベースのバージョン更新を一元化された場所から容易に実行できるため、ユーザーの負担が解消され、更新プロセスが効率化されます。
Linux 環境に対応したロボットを使用して、Docker コンテナーで無人オートメーションを実行できるようになりました。この機能を活用すれば、デプロイ規模をさらにすばやく簡単に拡大できます。
CrowdStrike と提携し、ロボット労働力のためのエンドポイント保護機能をシームレスに強化する、独自のソリューションの提供を開始します。人間がロボットに任せるタスクの数が増えるにつれて、ロボットが人間同様に攻撃に遭遇するリスクも高まります。たとえば、通常は安全な Web サイトからセキュリティ侵害を受けたファイルをダウンロードしたり、内部関係者によるセキュリティ侵害を受けたりする可能性があります。
この連携機能は、近日中にリリース予定の CrowdStrike v6.32 から利用できるようになります。
今回のリリースでは、ロボットが使用できるアプリケーション、URL、またはメール アドレスを管理するための新しい方法を追加しました。UiPath Studio や UiPath Assistant 同様に、Automation Ops から Robot のガバナンス ポリシーを設定できます。このポリシーでは、オートメーションがアクセス可能な内部アプリケーションの選択、自動化対象外の URL のブロック、ロボットがメールを送信する特定のメール アドレスの拒否や許可の設定を行えます。
UiPath Marketplace ウィジェットを追加し、UiPath Marketplace で公開中のすぐに使用できる RPA コンテンツに、ビジネス ユーザーが簡単にアクセスできるようにしました。Marketplace では、お使いの UiPath Assistant で実行できるように作成されたプロセス (UiPath 製品とのネイティブな連携を含む) が多数提供されており、さまざまな業界およびユース ケースに対応しているため、オートメーションの構築を何度もゼロから始める必要がありません。
再利用可能なコンポーネントはすべて、UiPath Assistant の Marketplace ウィジェットから利用できます。
Marketplace ウィジェットは、すべてのユーザーに対して既定で有効化され、UiPath Assistant のヘッダーで新しいタブとして表示されます。
詳しくは、公式ガイドの「Marketplace ウィジェット」をご覧ください。
Automation Store で公開されている、社内のすぐに使用できるオートメーションへのアクセスがさらに楽になりました。Automation Store (Automation Hub) ウィジェットを使用すると、UiPath Assistant から直接オートメーションをインストール・更新したり、オートメーションのアイデアを提出したりできます。
UiPath が提供する新しいサービス Integration Service の機能を UiPath Assistant から利用できるようになりました。
既に Orchestrator で接続が設定されているプロセスの場合は、リストから接続を選択できます。それ以外の場合は、同メニューから新しい接続を作成できます。
詳しくは、こちらをご覧ください。
UiPath Assistant のバージョンが表示される場所を、Windows バージョンと同じ場所に移動しました。また、上記 2 つのバージョンのすぐ上には、現在適用されているガバナンス ポリシーも表示されます。これは、トラブルシューティング時に必要な情報を簡単にコピーできるようにするための変更です。
v2021.10 のリリースより、Robot Executor は既定で Windows - レガシ プロジェクトを 32 ビットで実行し、Windows プロジェクトとクロスプラットフォーム プロジェクトを 64 ビットで実行します。これは、パフォーマンスを向上させ、64 ビット オペレーティング システムで利用できるメモリを活用することが目的です。
v2021.10 のリリースより、Studio からパブリッシュされるパッケージは .xaml ファイルではなく .dll ファイルにコンパイルされるようになりました。これにより、ユーザーがオートメーション プロジェクトの内容を編集できなくなるため、ユーザーのマシン上でより安全にプロジェクトを実行・保存できるようになります。
.NET 5
を使用して作成したオートメーションは、.dll
ファイルを処理するために 64-bit
のサポートが必要です。また、古いバージョンの Robot Executor は 32-bit
で実行されるため、v2021.10 以降の Robot が必要です。
今回のリリースから、プロセスの実行時に、Orchestrator で設定されている既定のエントリ ポイントを UiPath Assistant が使用できるようになりました。
UIPATH_PROXY_USE_DEFAULT_CREDENTIALS
システム環境変数を追加します。この環境変数には、任意の値を使用できます。
RunningJobInformation
メソッドで FolderId
、FolderName
、TenantId
、TenantName
、RobotName
フィールドを利用できるようになりました。
- 永続性アクティビティおよびグローバル例外ハンドラーを含むプロジェクトが v2020.10 の Robot で開始され一時停止された場合、v2021.10 以降の Robot ではこれらのプロジェクトを再開できません。これらのジョブを v2021.10 以降の Robot で直接開始した場合は、意図したとおりに動作します。
- 今回のリリースより、無人プロセスは Orchestrator からしか開始できなくなりました。最新の v2021.10 に適用される現在のライセンス ポリシーでは、Orchestrator (オンプレミスおよびクラウド) 経由でスケジュールを設定する方法でのみ無人プロセスを開始できます。
-
v2021.10 のリリースより、サービス モードの Robot で無人バックグラウンド オートメーションを実行すると、既定で、Windows 組み込みのローカル サービス アカウント下で実行されるようになりました。以前は Orchestrator 内のロボットに設定されたユーザー名とパスワードが使用されていました。
Orchestrator で指定した資格情報を使用するには、UIPATH_HEADLESS_WITH_USER
環境変数を設定し、値をTrue
にする必要があります。詳しくは、「バックグラウンド プロセスを実行する」をご覧ください。
- テナント名を変更すると Apps ウィジェットが動作しなくなる問題を修正しました。
- Service.UserHost.exe で大量のメモリが使用される問題を修正しました。
- v2021.4 の Robot で、プロジェクト フォルダーの外からワークフローを呼び出す際にオートメーションが破損する問題を修正しました。
- [ターゲット セッション] プロパティを [MAIN] (またはパラメーターが [MAIN] に設定されている場合の [Process Default]) に設定した [プロセスを並列実行] アクティビティを使用するようにプロセスを設定していても、Main セッションではなく PiP セッションでプロセスが開始される問題を修正しました。
- プロセス名が長すぎる場合に UiPath Assistant のユーザー インターフェイスの表示に不具合が発生する問題を修正しました。
- 画面がロックされていてもオートメーションが実行される設定を使用すると、オートメーションが失敗する問題を修正しました。
次のエラー メッセージが表示されていました。
RemoteException wrapping System.InvalidCastException: Unable to cast object
of type 'UiPath.Service.PasswordCredential' to type
'UiPath.Service.IdentityCredential'.
- ユーザー名に中国語の文字を使用すると、RobotJS の認可が失敗する問題を修正しました。
- 1 つのロボットに対して優先度の異なるジョブが実行されると、競合状態が発生していました。これにより、ジョブが失敗し、「フォアグラウンド プロセスは既に実行中です。一度に実行できるフォアグラウンド プロセスは 1 つのみです。」というエラー メッセージが表示されていました。
- 更新内容
- Orchestrator からのクライアント コンポーネントの自動更新
- Linux 環境のロボット
- エンドポイント保護プラットフォームとの連携機能
- ランタイム ガバナンス
- Marketplace ウィジェット
- Task Capture 起動機能
- Automation Store (Automation Hub) ウィジェット
- UiPath Assistant での接続機能
- 改良点
- UiPath Assistant のバージョンとガバナンス ポリシーの表示場所
- 選択したプロセスの強調表示
- ログ レベル変更時の警告メッセージ
- Robot Executor の 64 ビットのサポート
- コンパイルされたパッケージの実行
- Orchestrator からの有人ジョブの停止
- Orchestrator の既定のエントリ ポイントの使用
- Windows 資格情報によるプロキシ認証
- カスタムのアクティビティ設定の新しいフィールド
- トラブルシューティング セッション中に UiPath Assistant に表示されるメッセージの改良
- 重大な変更
- バグ修正