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Orchestrator インストール ガイド
最終更新日 2023年12月12日

アップグレード

このセクションでは、対応する各ノードと HAA データベースのアップグレードを始めとする、UiPath High Availability Add-on のアップグレードに必要な手順を詳しく解説します。

ノードのアップグレード

注: アップグレードの前後に rlcheckrladmin status extra all を実行して、各ノードが適切に機能していることを確認してください。
  1. ノードのアップグレード用スクリプトをダウンロードします: wget http://download.uipath.com/haa/2.0.1/haa-2.0.1.tar.gz
  2. スクリプトを解凍します: tar -xf haa-2.0.1.tar.gz
  3. スクリプトを実行可能にします: chmod a+x install.sh
  4. スクリプトを実行します: sudo ./install.sh
注: 対話モードを有効化するには、sudo ./install.sh を実行します。または、すべての問い合わせに [はい] と答える -y パラメーターを付加する方法もあります。

データベースのアップグレード

重要: はじめに、HAA クラスター内のすべてのノードがアップグレードされていることを確認します。クラスター内のすべてのノードをアップグレードしてからでないと、データベースをアップグレードできません。
クラスター内の任意のノードの rladmin CLI から、各データベースについて次のコマンドを実行します: rladmin upgrade db <db-name>
注:

データベースのアップグレード プロセスでは、データベースが再起動されます。その結果、次のような処理が実行されます。

・複製が有効化になっているデータベースでは、ダウンタイムが発生しないように、マスター データベースの再起動前にフェイルオーバーが実行されます。

・複製は無効になっていても永続性が有効化されているデータベースは、再起動中に使用できなくなります。データが永続性ファイルから復元されるためです。ダウンタイムの長さは、永続性のオプションによって異なります。たとえば、AOF は通常 RDB ファイルよりも長い時間を要します。

・複製も永続性も無効になっているデータベースの場合、再起動後にそのデータはすべて失われます。

アクティブ - アクティブ データベースのアップグレード

注:

・特定の CRDB の全インスタンスを妥当な時間内にアップグレードして、インスタンス間に一時的な不整合が発生しないようにしてください。

・CRDB に対するグローバルな操作 (インスタンスの削除や新規インスタンスの追加など) を実行する前に、特定の CRDB の全インスタンスを確実にアップグレードしてください。

  1. CRDB インスタンスが存在する、クラスター内の各ノードで HAA のバージョンをアップグレードします。
  2. CRDB インスタンスのステータスを表示するには rladmin status を実行します。ノード上の CRDB インスタンスのステータスとして、次の 3 つのオプションのいずれかが表示されます。
    • 古い REDIS バージョン
    • 古い CRDB プロトコル バージョン
    • 古い CRDB 機能セット バージョン
  3. Redis バージョンと CRDB プロトコル バージョンを含む、各 CRDB インスタンスをアップグレードするには rladmin upgrade db <crdb_name> を実行します。プロトコル バージョンが古い場合は、警告メッセージを注意して読み、確認します。


  4. 機能セットのバージョンが古い場合は、はじめに CRDB インスタンスをすべてアップグレードする必要があります。その後、各アクティブ - アクティブ データベースの機能セットを、crdb-cli crdb update --crdb-guid <crdb_guid> --featureset-version yes を実行して更新します。
  5. 続いて、次のコマンドで crdb_guid を取得します: crdb-cli crdb list
  6. 下の表に示されている、クラスターの完全修飾ドメイン名 (CLUSTER-FQDN) に対応する GUID を使用します。

    CRDB-GUID

    名前

    REPL-ID

    CLUSTER-FQDN

    700140c5-478e-49d7-ad3c-64d517ddc486

    aatest

    1

    aatest1.example.com

    700140c5-478e-49d7-ad3c-64d517ddc486

    aatest

    2

    aatest2.example.com

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