orchestrator
2023.10
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Orchestrator ユーザー ガイド

Automation CloudAutomation Cloud Public SectorAutomation SuiteStandalone
最終更新日時 2024年10月17日

レコーディング

記録機能は、ジョブが失敗した場合のトラブルシューティングに役立ちます。ジョブが失敗するたびに、実行の最後の瞬間を示すスクリーンショットがダウンロードできるようになります。この機能は無人オートメーションでのみ利用できます。

記録はプロセスの作成時に設定することも、後から [プロセスの設定] ウィンドウで有効化および設定することもできます。

ジョブの進行中に、その実行をビデオまたはスクリーンショットとして記録できます。

ビデオ

実行の最後の 3 分間が記録され、発生する可能性のあるエラーを一通り確認できます。

注: このオプションは以下のロボットに対して利用可能です。
  • v2023.2 以降の Robot

重要: Cloud ロボット - サーバーレスで実行できるのは、バックグラウンドのクロスプラットフォーム プロセスのみです。ただし、既知の問題により、UIA を使用したフォアグラウンド ジョブはバックグラウンド ジョブとして解釈されることに注意してください。

[ジョブの記録] オプションは、プロセスの作成/編集ウィンドウの [その他の設定] タブにあります。

このオプションは既定では無効化されています。

有効化すると、次の設定が行えます。
  • 失敗したジョブのみを記録して保存 - 失敗したジョブの実行のみを記録し、基になるエラーを特定してトラブルシューティングすることができます。
  • 失敗したキューのトランザクションを記録して保存 - 失敗したキューのトランザクションを含むジョブの実行のみを記録します。そのため、1 つまたは複数のキューを含むプロセスに対してのみ有効化できます。
注:

このオプションは以下に対して利用可能です。

  • Robot バージョン 2023.10 以降
  • バージョン 2023.10 以降のシステム アクティビティを使用するプロセス
  • すべてのジョブを記録 - ジョブの実行をすべて記録します。

少しの間、[すべてのジョブを記録] を有効化して、ジョブの実行中に異常と考えられる動作がないか確認することをお勧めします。その後、失敗したジョブのみを記録、保存するように切り替えると、帯域幅とストレージを効率的に使用できます。

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ジョブの記録を表示する

ジョブの実行が記録されたら、次の 2 つの場所からアクセスできます。

  • [ジョブの詳細] ウィンドウから
  • 各ジョブのコンテキスト メニューから [ビデオ録画を開く] オプションを使用

    録画がブラウザーの新しいタブで開きます。

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ブラウザー プレイヤーではさまざまな操作を実行できます。再生、一時停止、ビデオ タイムライン内の検索、再生速度の設定、ビデオのダウンロード、ピクチャ イン ピクチャ モードでの表示などです。さらに、[ログ] ページを並行して参照できます。

失敗したキューのトランザクション記録を表示する

失敗したキュー トランザクションを含むジョブの実行記録は、以下の場所で確認できます。

  • 対象の失敗したトランザクションのコンテキスト メニューで、[記録を開く] をクリックします。

  • トランザクションの詳細ウィンドウの [記録を開く] をクリックします。

プロセス レベルで記録が有効化されていない場合、またはキュー のトランザクションが失敗しなかった場合、このオプションは非アクティブです。

記録したビデオが利用可能な期間

記録されたビデオは Orchestrator に無期限に保存されますが、7 日間だけ保存するよう選択することもできます。その場合、ビデオはその後自動的に削除されます。それには、VideoRecording.RetentionJobEnabled パラメーターを Orchestrator 構成ツールに追加し、値を true に設定します。

ただし、ビデオをローカル マシンに保存すれば、この制限を超えてアクセスできるようになり、利便性も向上します。

監査

ビデオの録画アクティビティは、Orchestrator の監査に含まれています。

権限

この機能は、フォルダー レベルの実行メディア権限によって制御され、以下のオプションがあります。

  • 表示 - ジョブの実行の記録を表示することをアカウントに許可します。
  • 作成 - ジョブを実行するアカウント/ロールに、ジョブの実行の記録を作成することも許可します。
  • 削除 - ビデオの録画を Orchestrator から削除することをアカウントに許可します。

実行メディア作成権限を含む既定のフォルダー レベルのロールは、Folder AdministratorAutomation UserRobotです。

ブラウザーの機能

ビデオ録画の再生に使用されるメディア プレイヤーは、以下のブラウザーに対応しています。

  • Google Chrome
  • Mozilla Firefox
  • Microsoft Edge
  • Apple Safari

ただし現在のところ、一部の機能は以下のブラウザーの最新バージョンでは、そのネイティブ機能によってサポートされていません。

  • Safari と Firefox には、ビデオ録画をダウンロードするオプションはありません。
  • Firefox では、再生速度の調整や [ピクチャ イン ピクチャ] オプションの有効化は行えません。

スクリーンショット

ジョブが失敗するたびに、実行の最後の瞬間を示すスクリーンショットがダウンロードできるようになります。

この機能は無人オートメーションでのみ利用できます。

次の値を設定できます。

  • スケーリング - スクリーンショットのスケーリングの割合を設定できます。最大値は 100 です。既定では、このフィールドは 100 に設定されます。
  • 頻度 - スクリーンショット間の時間間隔 (間隔) を設定できます (単位: ミリ秒)。最小値は、「250」です。既定では、このフィールドは「500」に設定されています。
  • 待機期間 - レコーディングの開始を失敗までの時間を設定できます (単位: 秒)。最大値は 120 です。既定では、このフィールドは 40 に設定されます。

権限

[ジョブ] ページの実行メディアをダウンロードするには、実行メディアに対する表示権限が必要です。

[ジョブ] ページと [プロセス] ページには、独自の権限セットがあります。そのため、これらのページに関係する操作を行う際には、これらの権限セットを付与する必要があります。

UiPath® では、使用中のメモリを自動的に解放するメカニズムを提供していません。実行メディア ファイルを手動で削除する必要があります。

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