- 基本情報
- ベスト プラクティス
- テナント
- リソース カタログ サービス
- Automation Suite ロボット
- フォルダー コンテキスト
- 自動化
- プロセス
- ジョブ
- Apps (アプリ)
- トリガー
- ログ
- 監視
- キュー
- アセット
- ストレージ バケット
- Test Suite - Orchestrator
- Integrations
- トラブルシューティング
Orchestrator ユーザー ガイド
ライブ ストリーミングとリモート制御
ジョブの進行中に、オートメーションを実行しているロボットのライブ ストリーミングにアクセスできます。トラブルシューティングやデバッグが必要になったら、オートメーションを一時停止することなく、自分のマウスとキーボードを使用して実行を制御できます。
- SignalR を有効化します。 詳細
- 次の手順に従って VNC サーバーをインストールします。
- TightVNC をダウンロードします。現在サポートされているバージョンは 2.8.75 です。
- インストーラーを実行し、[Choose Setup Type] 画面が表示されたら [Custom] を選択します。
- [次へ] をクリックします。
- [Register TightVNC Server as a system service] オプション ([TightVNC Service configuration] にあります) はオンにしないでください。
- 物理マシンを使用している場合は、モニタをそのマシンに接続する必要があります。
ライブ ストリーミングとリモート制御セッションをスムーズに動作させるために必要なネットワークの最小要件は、以下のさまざまな要因により大きく異なる場合があります。
-
ロボットの画面解像度
-
オートメーションによる変更 - 画像やテキストが大幅に変更されると、トラフィックの量もそれだけ増えます。
-
マシンと Automation Cloud のリージョン間の待機時間
-
ロボットと Automation Cloud のリージョンとの間の待機時間
上記を考慮して、1920x1080 の画面解像度では 3 MB/秒のネットワーク帯域幅をお勧めします。
ライブ ストリーミングとリモート制御の操作は、プロセスの作成または編集ウィンドウの [その他の設定] タブに表示される以下のオプションで制御します。
- [ライブ ストリーミングを許可] トグル
これは既定では無効化されています。
- [ライブ ストリーミングを許可] が有効化されている場合は、[ライブ ストリーミング時のリモート制御を許可] オプションと、以下の 2 つのラジオ ボタンも表示されます。
- 無効 (既定で選択されています)
- 有効
ジョブの実行中に目的のジョブのコンテキスト メニューからライブ ストリーミングにアクセスできます。ライブ ストリーミングが新しいブラウザー タブで開きます。
ライブ ストリーミング アクティビティは監査に含まれており、以下を確認できます。
- ライブ ストリーミングがアクセスされたかどうか
- ライブ ストリーミングがアクセスされた時刻
- ライブ ストリーミングにアクセスしたユーザー (およびそのユーザーがアクセス時に持っていた権限)
クライアントとターゲット マシンの間のライブ ストリーミング接続は、VNC プロキシ経由で TLS を介してトンネリングされます。つまり、サーバーはセキュリティ保護されます。さらに、ライブ ストリーミング セッションが開始されるたびに、一意の JWT トークンが生成され、要求の認証に使用されます。セキュリティ保護されていないトラフィックの唯一のインスタンスは、ローカルホスト接続用のロボット端末上にあります。
ロボット側では、ジョブごとに一意のパスワードが生成されて、VNC サーバーに対して設定されます。サーバーはライブ ストリーミング セッション中にのみ実行されます。ユーザーがセッションから切断すると、VNC サーバーも閉じます。
- ライブ ストリーミングを開始する要求を Orchestrator のインターフェイスから行うと、Orchestrator はコマンドをロボットに送信して新しいリモート制御セッションを開始します。
- ロボットは、動的なポートでリッスンする VNC サーバーを起動します。VNC サーバーはループバック専用で起動され、リモート接続が無効化されます。Orchestrator のコマンドには VNC 認証のパスワードも含まれます。これは VNC サーバーとブラウザー クライアント間で共有されます。
- ロボットは次の項目を開始します。
- 動的ポートでローカル VNC サーバーに接続する別のプログラム
- UiPath ライブ ストリーミング プロキシ
- プログラムは、すべての TCP トラフィックを WebSocket Secure プロトコル (wss) に変換して、ライブ ストリーミング プロキシに転送します。
- Orchestrator VNC クライアントは、同じライブ ストリーミング プロキシに接続します。このプロキシが 2 つの WebSocket を結びつけます。一方はブラウザーの VNC クライアントから、もう一方はロボットからです。次に、2 つの WebSocket の間にトンネルを作成し、片方からもう片方の Websocket にトラフィックを転送します。