Orchestrator
2023.10
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Orchestrator ユーザー ガイド
最終更新日 2024年4月19日

ライブ ストリーミングとリモート制御

ジョブの進行中に、オートメーションを実行しているロボットのライブ ストリーミングにアクセスできます。トラブルシューティングやデバッグが必要になったら、オートメーションを一時停止することなく、自分のマウスとキーボードを使用して実行を制御できます。

詳細については、次のセクションを参照してください。

  • - Robot バージョン 2023.12+ の場合

  • - Robot v2023.4 および v2023.10

Windows ロボット v2023.10 以前の前提条件

  1. SignalR を有効化します。 詳細
  2. 次の手順に従って VNC サーバーをインストールします。
    1. TightVNC をダウンロードします。現在サポートされているバージョンは 2.8.75 です。
    2. インストーラーを実行し、[Choose Setup Type] 画面が表示されたら [Custom] を選択します。
    3. [次へ] をクリックします。
    4. [Register TightVNC Server as a system service] オプション ([TightVNC Service configuration] にあります) はオンにしないでください。
    5. 物理マシンを使用している場合は、モニタをそのマシンに接続する必要があります。

ネットワーク要件

ライブ ストリーミングとリモート制御セッションをスムーズに動作させるために必要なネットワークの最小要件は、以下のさまざまな要因により大きく異なる場合があります。

  • ロボットの画面解像度

  • オートメーションによる変更 - 画像やテキストが大幅に変更されると、トラフィックの量もそれだけ増えます。

  • マシンと Automation Cloud のリージョン間の待機時間

  • ロボットと Automation Cloud のリージョンとの間の待機時間

上記を考慮して、1920x1080 の画面解像度では 3 MB/秒のネットワーク帯域幅をお勧めします。

機能を有効化する

ライブ ストリーミングとリモート制御の操作は、プロセスの作成または編集ウィンドウの [その他の設定] タブに表示される以下のオプションで制御します。

  • [ライブ ストリーミングを許可] トグル

    これは既定では無効化されています。

  • [ライブ ストリーミングを許可] が有効化されている場合は、[ライブ ストリーミング時のリモート制御を許可] オプションと、以下の 2 つのラジオ ボタンも表示されます。
    • 無効 (既定で選択されています)
    • 有効
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全般的な権限

これらの機能は、[ライブ ストリーミングとリモート制御] 権限で制御します。以下のオプションがあります。

  • 表示 - 実行中のジョブのライブ ストリーミングを表示できます。
  • 編集 - 実行中のジョブをリモート制御できます。
  • 作成 - 機能をプロセス レベルで有効化できます。

ライブ ストリーミング

ジョブの実行中に目的のジョブのコンテキスト メニューからライブ ストリーミングにアクセスできます。ライブ ストリーミングが新しいブラウザー タブで開きます。

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監査

ライブ ストリーミング アクティビティは監査に含まれており、以下を確認できます。

  • ライブ ストリーミングがアクセスされたかどうか
  • ライブ ストリーミングがアクセスされた時刻
  • ライブ ストリーミングにアクセスしたユーザー (およびそのユーザーがアクセス時に持っていた権限)

権限

利用可能なライブ ストリーミングにアクセスするには、フォルダー レベルの [ライブ ストリーミングとリモート制御] 権限が必要で、[表示] オプションが有効化されている必要があります。

リモート制御

このオプションを使用すると、実行中のオートメーションをライブ ストリーミング経由で制御し、長期実行のワークフロー、破損したプロセス、ブロックされたプロセスなどの問題をトラブルシューティングできます。リモート制御はライブ ストリーミングも有効化されている場合にのみ利用できます。リモート制御を実行してもジョブの実行は一時停止されないため、必要に応じてオートメーションの実行に介入できます。

権限

実行中のオートメーションを制御するには、フォルダー レベルの [ライブ ストリーミングとリモート制御] 権限が必要で、[編集] オプションが有効化されている必要があります。

セキュリティに関する考慮事項

クライアントとターゲット マシンの間のライブ ストリーミング接続は、VNC プロキシ経由で TLS を介してトンネリングされます。つまり、サーバーはセキュリティ保護されます。さらに、ライブ ストリーミング セッションが開始されるたびに、一意の JWT トークンが生成され、要求の認証に使用されます。セキュリティ保護されていないトラフィックの唯一のインスタンスは、ローカルホスト接続用のロボット端末上にあります。

ロボット側では、ジョブごとに一意のパスワードが生成されて、VNC サーバーに対して設定されます。サーバーはライブ ストリーミング セッション中にのみ実行されます。ユーザーがセッションから切断すると、VNC サーバーも閉じます。

ネットワーク フロー

  1. ライブ ストリーミングを開始する要求を Orchestrator のインターフェイスから行うと、Orchestrator はコマンドをロボットに送信して新しいリモート制御セッションを開始します。
  2. ロボットは、動的なポートでリッスンする VNC サーバーを起動します。VNC サーバーはループバック専用で起動され、リモート接続が無効化されます。Orchestrator のコマンドには VNC 認証のパスワードも含まれます。これは VNC サーバーとブラウザー クライアント間で共有されます。
  3. ロボットは次の項目を開始します。
    1. 動的ポートでローカル VNC サーバーに接続する別のプログラム
    2. UiPath ライブ ストリーミング プロキシ
    • プログラムは、すべての TCP トラフィックを WebSocket Secure プロトコル (wss) に変換して、ライブ ストリーミング プロキシに転送します。
  4. Orchestrator VNC クライアントは、同じライブ ストリーミング プロキシに接続します。このプロキシが 2 つの WebSocket を結びつけます。一方はブラウザーの VNC クライアントから、もう一方はロボットからです。次に、2 つの WebSocket の間にトンネルを作成し、片方からもう片方の Websocket にトラフィックを転送します。
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エラーのシナリオ

ここでは、ライブ ストリーミング時や、実行中の実行をリモート制御する場合に発生することがある問題について、推奨される解決方法と共に説明します。

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